博多どんたくのオープンマインド

3日と4日に、福岡市では「博多どんたく港まつり」が行われた。

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ゴールデンウィーク期間中、弘前の桜まつりと並んで約200万人の人出を記録する日本一のイベントである。

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今年も大勢の観客でごった返した

この人出の数値について関係者の人に聞いた話だが、結構意外な算出法みたいだ。もちろんここでは言えない。

博多どんたくは820年の歴史を持つ民俗行事を起源としているそうだが、今のような港祭りに発展してからもすでに45回目を数える歴史ある祭りだ。

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同じく全国的に有名な夏祭りである博多山笠が、限られた町内の格式と規律によって統制される地域伝統行事であるのに対して、博多どんたくは市民総参加型のオープンマインドの開放的なイベントである。

だから時代の変化に従って参加者も多種多様となり、現在のようにアジアとのゲートウェイとしての福岡・博多を反映して、どんたくパレードに参加する外国人も年々増えている。

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今年も大勢の外国人居住者や参加のために来日したアジアの人たちがパレードに参加した。観るのと参加するのでは感じ方がが大違いだというから、参加した人たちはきっと感激したに違いない。外国人の福岡ファンが着実に増えることだろう。

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姉妹都市の広州市からもパレードに参加

おりしも中国もまた5月の第一週は、メーデーのゴールデンウィークとして一週間の連休になっているので、数年後には大勢の中国人観光客で賑わうはずだ。

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今年は特に2016年夏季オリンピックの候補地に福岡市も名乗りを上げていて、なお一層海外へのアピールを強めている。

また、どんたく直前には、台湾から観光誘致のために関係者が来日し、福岡市の繁華街でGW直前の観光宣伝活動を行なった。

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双方向のアジア交流が活発化し、地方も活気が出てきたように思う。

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“博多どんたくのオープンマインド” への3件の返信

  1. 福岡銀行頭取が福岡市の五輪計画を「根拠がない」「町内費感覚では駄目」とバッサリ。

    福岡銀行の頭取が憤慨しています。福岡市が五輪メインスタジアムや選手村やメディアセンターなどの建設予定地にした須崎埠頭の再開発について、「市は少ししか金を出さない。民間主体でやってもらう」などと勝手に言ってるからです。

  2. 你好。看了你的博客,我很想去成都啊!5月2号我们高高兴兴地吃了饭喝了酒,下次你一定要来吧。

  3. 小梅さん
    コメントありがとうございました。
    機会があったらぜひ成都へお越しください。
    毎日あなたのブログを楽しみに拝見しています。
    私のこともエントリに記事にしてくれて嬉しいやら恥ずかしいやら。ありがとうございました。

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