この間、台湾、香港、四川省、浙江省、上海を廻ってきた。
10日間でこれだけだから、文字通り駆け足の出張だったが、
僕にとって極めておおきな意味を持つ旅だった。
台湾ではいよいよ総統選・立法委員選挙戦が本格化してきた 様々な課題が炙り出される
ひとつは、前半後半と別々の仲間とそれぞれの目的で
今後5年を見据えた事業戦略を構築することが目的だったが、
これまでと全く異なる新たな発想の海外販路開拓のチャレンジが実現できそうな勢いであること。
ここに来て、日本の生産者・事業者の底力を見た思いだ。
また、もうひとつに、訪れた5都市とも
来年にかけて社会経済が大きく舵を切るほどの変化を見せるだろうという様相を垣間見ることが出来たことだ。
香港のブランド店では、終日、中国大陸からの観光客で長蛇の列が
報道だけではわからない、路地裏・現場での予兆のシグナルだと感じている。
今、中国の都市近郊農村では想像以上の事が起こっている…
欧州ソブリン債務危機やアメリカの経済失速、中東ドミノ、日本の大震災など、アジアを取り巻く世界では、まさに「想定外」の事が想定外のスピードで連続的に起きている。
香港・尖沙嘴イーストの繁華街の夜景
香港も、恒例のクリスマスの電飾が始まり、
商戦もリーマン以前を彷彿とさせるこれまで以上に過熱気味ではあるが、イギリスをはじめとする欧州と縁の深い香港の金融界の今後は不透明である。
四川省では、農村のとんでもない光景を目の当たりにし、
ドンドンと、刻々と、変化変容していることを実感。
ニッポンにとってピンチでもあり、大チャンスも着想できる。
今こそ、海外から目をそらしてはならない!
台北では我らがユニクロが旋風を巻き起こしている
台湾某県のLED農業のショールーム。これだけ低コスト投資で作れれば…
早朝の幹線道路 -台北 IT・電子産業の外需の冷え込みで、懸念もぬぐえない台湾経済
どの国、どの街もそれぞれの事情と構造的な課題を抱え、今まさに国全体で克服しようと動き出している点では日本と同じ。
どこの国民も
自然災害や格差社会、既得権益などと闘いながら、
来年こそはと、希望の光を求めて、
みんなみんな頑張ってる。
香港の夜景にしばしうっとり
今日からまた一週間、東北、そして北海道をほぼ横断する。
どんな元気人との出会いがあるんだろうか。
田中 豊
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来年3月には台湾との定期路線が開通するそうです。
先日は徳之島へのチャーター便が飛んで盛況だったと聞いています。
鹿児島にも新たな風が吹き始めそうです。
ともっちゃさん コメントありがとうございます。鹿児島-台北間の航空路開設は嬉しいニュースですよね。ともっちゃさんの思いが通じたのでは? 福岡空港にもさらに1社新規参入か決まり、毎日4便体制になるそうで、九州と台湾がさらに近くになりますね。新たな風を感じます。ぜひぜひまたご一緒に台湾に行きましょうね。