(前回より続く)
サクラの季節に京都に行くのは、
観光客が滅法多いから人出に弱い僕には少し億劫な季節。
ところが、今年だけは京都駅に着くと、いつもと様子が違う。

JR京都駅コンコース
なんとなく行き来する人が少なくて、調子が外れる。
駅前のバス停に行って、さらに驚く。
去年3月末の京都駅前のバス停はこんな感じだったと言えば、
さらに実感する。

昨年3月末・平日の京都駅前
その日も、夜11時過ぎに白熱した会合もようやく終了。
プロジェクトの副会長さんが、
「せっかくこの時期なんだから、円山公園のサクラを観に行きましょう。」と
深夜にもかかわらずわざわざ案内していただいた。
八坂神社の正門から境内に入ると、京都で生まれて育った氏が
アッと小さな声を上げて驚いた。
もう何十年も当たり前からそこにあるはずの夜店が出ておらず
閑散としていると言うのだ。
この辺にいつもはお化け屋敷や露天があるばずなのだそうだ。
それ以上なにも語らずとも、異常事態であることは僕にも容易に想像がつく。
それでもさすがにメインの枝垂桜の存在感はものすごい。
こんなに人出を気にせず、じっくりと京都で夜桜を愛でる事ができたのは初めてかもしれない。
そのくらい花見客がいないことは初めて。
坂本龍馬も愛でたであろう巨木の側では
ちょうど副会長さんと長年親しい、夜店のベテラン主人がちょうど店じまいをしていた。
「今年は、花見客が4割くらい減ってるよ。海外からの団体客はゼロだし、東京以東のお客さんの落ち込みが激しくって…。」
かける声も出なかった。
(次回に続く)










