フランス西南部に位置する風光明媚な街 ボルドー Bordeaux 。
言わずと知れたフランスワインの聖地である。
成田から延べ14時間の飛行時間をかけてやってきた。
パリでトランジットしてやってきたのだが、
この街でも日本の震災のニュースは連日報じられていた。
ボルドーの街頭のとある本屋で。 ル・モンド紙の東日本大震災の記事に併せて日本関連の書籍を特集している
特に原発に関する日本の推移には、特に強い関心が払われていることは、皆さんにも想像に難くないはずだ。
市政府や商工会議所をはじめ各機関や企業を訪問しても
まずは東日本の震災に対する見舞いを受け、
口をそろえたかのように、
日本人の危機的状況下でも秩序正しく、
冷静な対応をしていることへの賞賛が浴びせられた。
ボルドー市政府庁舎
同じ日本人として、東北や関東の皆さんのことが誇らしい。
ボルドー市長であり、現職の外務大臣でもある
アラン・ジュペ(Alain juppe)市長が
リビア問題で大変なさなか、ボルドーに帰還され、
私たちに震災のお見舞いのメッセージと記念品を贈ってくださった。
(当日、市長ご本人とは急用で面会できなかった)
ジュペ市長からは、
被災され避難を余儀なくされている皆さんに対する支援まで言及されたそうである。
特に今回の事業パートナーであるボルドー市政府とは綿密な協議を行ったが、来年にかけて、日本の応援も兼ねた事業も進行するかも知れない。
文化局関連の提案として、今月、ボルドーの地元ロックバンドが、緊急に来日し、新潟をはじめ日本の各都市でチャリティーコンサートを開く予定だということで、メンバーの皆さんがわざわざ面会に来てくれた。
彼らがリリースしたCD.
遠い日本について、今も進行中の余震や原発の恐ろしげな報道もある中で、さぞや大きな決断だろうと感服するが、こういう非常時には、ロック野郎の方が、生チョロケの秀才よりよほど頼りになるもんだなぁなんて感心もした。
GUAKA JAPAN TOUR 2011
http://handosomethief.blogspot.com/2011/04/guaka-la-banda-borracha-live-en-la.html
コンサートの成功を祈りたい。
ジュペ市長をはじめ、ボルドーの多くの市民からあふれんばかりの応援メッセージに加え、文化や観光、ファッション、ワイン、経済交流を通じた元気の出る企画の数々を手にして戻ってきた。
(次回に続く)
田中 豊
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こんな、地道な活動が「いざ」という時に【力(ちから)】となるのですね。ニッポンを売る!さんの活動を見る(触れる)様になり、強く感じています。
現場は、やはり「コツコツ」ですかね(笑)
三方よしさん こんにちは
僕はコツコツは不得手かも知れません。でも仕事というものの98%はコツコツだろうし、灯の当たらないものなのだと思います。そのコツコツが退屈なものか、ワクワクするようなものかで結果が変わってくるのでしょうか。幸運なことに僕は三方よしさんのようにポジティブで挑戦好きな方との縁に沢山恵まれ、ワクワクの方が多いように思います。