第二の古都を訪ねて(その3)

            
まず、お決まりの民俗資料館へ行って、
鹿港のアウトラインをつかんでもらいましょうか?」
     

少しインテリチックな運転手さんがこう切り出した。

      
    
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文物館の正面は、バロック風の洋館
     

鹿港民俗文物館は、もともと台湾名門である辜一族の屋敷である。

  
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1990年代に台湾代表として中国との劇的会談を取りまとめた辜振甫(こ・しんぽ)さんの生家であることを初めて知って驚いた。ここ鹿港出身だったんだ。

   
      
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奥のレンガ造りは、200年の歴史を持つ福建閩南式の古風館

    

ササっと流し観るつもりが、あまりに興味深い展示物ばかりだったので大幅に時間超過してしまった。
      

待ちくたびれたドライバーさんが、
それでもニコニコしながら
30℃を超える炎天下で待っていてくれた。
   

何処を訪ねても素朴で面白く、とても時間が足りなかった。

  
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街の中心にある鹿港青果市場
  
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それに、今回一眼レフを持ってこず、携帯コンパクトカメラだったので大いに後悔した。

   
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あれ、ここでも端午の節句のちまきが売ってるぞ

   
                             (次回に続く)

            

第二の古都を訪ねて(その2)

           
台中から海岸方向に約1時間の公共バスの旅。
      

途中、彰化市を通っていく。

  
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彰化市議会棟だろうか
  
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彰化バスターミナルで  博多という焼肉屋の看板まである 
   
    
   

バスの終点である、
僕のお気に入りの街、鹿 港(ルーガン)を訪ねるためだった。

  
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ネットより抜粋

     
    
以前のエントリでも紹介したが、台湾の歴代の都は

一府、二鹿、三艋舺」と称される、台湾第二の古都である。
   

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ちなみに、府は台南、艋舺は今の台北市萬華区を指す。

    

     
僕はこの三都が台湾でもっとも好きな街で、
特に路地裏経済学派を自認する僕にとって、
最高にお気に入りの昔の風情溢れる路地が魅力なのだ。

      

若い人なら終日歩けば、すべて回れるほどコンパクトな街だが、
強い日差しもあってオジサンの僕は、車をチャーターして、親切な地元運転手さんとの楽しい会話をしながら、この懐かしい街をひと巡りすることにした。
                                  (次回に続く)

第二の古都を訪ねて(その1)

        
今月初め、台湾の台中市に出張した。

     

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台湾新幹線(高鐡)台中駅のホームで

    

行く頻度こそ台北ほど多くはないが、
ここ数年急速に発展し、訪れるたびに変化を感じる街である。

   

特に一昨年、台中市と台中県が合併し、人口260万人の直轄市になってから、さらに変貌を遂げているように思う。

   

それでもどこかの国と違って
全部を近代ビルに建て替えるようなことをせず、
昔の遺産をきちんと活用することで残している台湾人の姿勢には頭が下がる。

 
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1917年に造られた駅舎が現在もなお立派に使われている台中在来線駅

   
    
さて、
台中での商談を終え、台北に戻るまでまだ半日以上あるのをいいことに、26年前に訪れた台湾第2の古都どうしても行きたくなって、矢も楯もたまらず、衝動的に公共バス乗り場で切符を買って飛び乗ってしまった。
                                 (次回へ続く)

  
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台湾土産の定番パイナップルケーキと並んで太陽餅も台中が出自だ
                 

夏を迎える節句

            
明日6月23日、すなわち旧暦の5月5日は端午節といって
春節、中秋とならぶ三大節句のひとつである。
    

節句の挨拶や贈り物などの需要もあるので
商品によってはギフトシーズンとして販路開拓に活用している諸氏もおられる。

      

端午節と言えば、香港のドラゴンボート(龍船)レースや台湾ちまき(粽子)、ヨモギや菖蒲を飾る習慣などを思い出す。

   

この節句の起源は、楚の屈原を偲んて行われていることをご存知の読者も多いことだろう。
    

端午節前までは、寒さ暑さも安定せず、これを境に夏本番を迎えるのだ。

      

     
先日、台北に立ち寄ったら
ありました、ありました、ちまきを売っていた。

  
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台北の露天市場で

   
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製造直売?!  台北晴光市場で  2012年6月

   

現代の家庭ではチマキを作るところは少なくなっているそうで、
もしやダイエット等と称して更に消費が減っているのでは? なんて心配する。
   

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ちまき調理セットを売っている

  
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チマキの具につかう干しシイタケや貝柱なども売っている。日本産もあるかも

     

しかし、そこは業界も黙っていないようである。
    

ベジタリアンちまき、健康ちまき、冰ちまき、フルーツちまき、アイスクリームちまきなんてのも登場しているから面白い。

     

台北で仕入れた本によると、
ちまきの起源は、夏、または夏至の食べ物で、祭祀に使われていたそうである。
    

ここ台湾では「ちまきを包む」という言い方が、
合格や当選と語呂がいいので、試験や選挙で縁起が良い食べ物だとされている。

   
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ちまき製造工場で   2012年6月
   
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さあ、今こそマーケティング頭をひねってみよう!
       

ちまきのシーズン、中秋の月餅のシーズンに
わがニッポンの食文化や技術とのコラボは考えられないか?

        
アイデアがいくつか出てきそうだ。

     

24日に再度台北に立ち寄るから、
本場の、節句のちまきを食べてみようかな。

   
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忌むべき連鎖

                       
原発事故、そして肥大化したマネー

     

どちらも人間が生み出したものなのに
その人間がコントロール出来なくなってしまって
今や地球的規模の危機にすらなっている。
  
G7がG20に「太り」、世界ぐるみになったところで
僕らはそのメッセージにすら耳を貸す気にもならない。

 
為替も失業率も環境問題も
もはや“G”には解決能力がないかのよう…。
     

ある意味、戦争より恐ろしい事だと
僕はこの数か月間、制御不能のこの世を
ずっと忌みし、危惧し、憂い続けている。

     
       
本来は、自然の猛威こそ、
人間が抗することの出来ない神の領域のような現象である。

    
      
数日前、海南島の知人から台風が発生したと近況の知らせが入ったかと思うと、一昨日は香港の友人から、台風の影響で風雨が強くて外出が億劫だとメールが入った。

     

そして今朝、台湾のビジネス関係先から
台風が来襲中で南部を中心に山岳部の被害が出ており、
冠水している地域もあるとの、切羽詰まった電話が入ってきた。

   
   
そう台風5号(国際名:TALIM 漢字名:泰利)である。

 
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ネットから抜粋

      

明け方、熱帯低気圧に変わったとはいえ、
今、“我が家に向かって”進路を北東に進んでいる。
       
     

来週、ちょうど逆コースで出張するだけに、
情報収集をするなどして、とりわけ強い関心を払っている。

   
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香港で台風に遭遇  2008年

     
    
台風が来る度に、最も被害を蒙るのが農林水産業であり、脆弱な地方である。
    
その影響は台風が去って終わるものではない。

       

モンスーンアジア、地震帯アジアの宿命であり、
皆その現実に、すでに何十年何百年と向き合っている。

   
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香港  2008年

   

このように自然災害さえ
アジアは共に被害を共有している現実を目の当たりにして、
我々が何をすべきか、どう行動するか
自分に何が出来るのかについて、今一度考えたい。
      

昔から国境なんてない…。

   

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ちなみに
日本ではまだ報道されていないと思うが、
先々週アジアの某地域に行った時のこと、
今また、新型インフルエンザの流行に備えて
空港などでは警戒レベルを上げていることも申し添えておこう。

   
   

先の台風4号の被害に遭われた地域の皆様には、心からお見舞い申し上げます。                    

風向きの変化を感じた五都歴訪

             
この間、台湾、香港、四川省、浙江省、上海を廻ってきた。
     
    

10日間でこれだけだから、文字通り駆け足の出張だったが、
僕にとって極めておおきな意味を持つ旅だった。
          

  
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台湾ではいよいよ総統選・立法委員選挙戦が本格化してきた 様々な課題が炙り出される

    

ひとつは、前半後半と別々の仲間とそれぞれの目的で
今後5年を見据えた事業戦略を構築することが目的だったが、
これまでと全く異なる新たな発想の海外販路開拓のチャレンジが実現できそうな勢いであること。
  
ここに来て、日本の生産者・事業者の底力を見た思いだ。

       
     
また、もうひとつに、訪れた5都市とも
来年にかけて社会経済が大きく舵を切るほどの変化を見せるだろうという様相を垣間見ることが出来たことだ。

     

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香港のブランド店では、終日、中国大陸からの観光客で長蛇の列が
    

     

報道だけではわからない、路地裏・現場での予兆のシグナルだと感じている。  

   

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今、中国の都市近郊農村では想像以上の事が起こっている…

    
      

欧州ソブリン債務危機やアメリカの経済失速、中東ドミノ、日本の大震災など、アジアを取り巻く世界では、まさに「想定外」の事が想定外のスピードで連続的に起きている。

   

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香港・尖沙嘴イーストの繁華街の夜景
      

香港も、恒例のクリスマスの電飾が始まり、
商戦もリーマン以前を彷彿とさせるこれまで以上に過熱気味ではあるが、イギリスをはじめとする欧州と縁の深い香港の金融界の今後は不透明である。
       

      

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四川省では、農村のとんでもない光景を目の当たりにし、
ドンドンと、刻々と、変化変容していることを実感。

   
       
ニッポンにとってピンチでもあり、大チャンスも着想できる。

    
     
今こそ、外から目をそらしてはならない!

       

       
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台北では我らがユニクロが旋風を巻き起こしている

   
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台湾某県のLED農業のショールーム。これだけ低コスト投資で作れれば…

  
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早朝の幹線道路 -台北    IT・電子産業の外需の冷え込みで、懸念もぬぐえない台湾経済

   
     

どの国、どの街もそれぞれの事情と構造的な課題を抱え、今まさに国全体で克服しようと動き出している点では日本と同じ。

       

    

どこの国民も
自然災害や格差社会、既得権益などと闘いながら、
来年こそはと、希望の光を求めて、

みんなみんな頑張ってる

       
     

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香港の夜景にしばしうっとり

         

            

今日からまた一週間、東北、そして北海道をほぼ横断する。

  
どんな元気人との出会いがあるんだろうか。
                     

人に教えたくない店

                
誰にも一軒くらい人に教えたくない旨い店というものがあるんじゃないだろうか。

         
今、僕は台北にいるけども、
この街にその教えたくない店というのがある。

 

ただし、僕の場合意味が少し違う。
          

            
おそらく誰に教えても、あまりに地味すぎて喜んでくれないと思うからである。

 

           
       
この店は、もちろん僕の大のお気に入り。
            

復興南路にあるどこにでもあるような台湾料理の大衆食堂である。

          
おばちゃんたちばかりで切り盛りしている
いわゆる台湾版オフクロの味というやつだろうか。

     
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僕が食べたいおかずが、トコトン揃ってるんだ。
      
                      
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「涼韮菜」  柔らかく茹でたニラに鰹の削り節を乗せただけのシンプル料理。この店に来たら、必ずこれを所望する

 

味も濃すぎず、薄味傾向なのもお気に入り。

   
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「肝連肉」  スープを摂ったあとの出汁ガラのようなもの。まったく油っ気が抜けている。味も素っ気も無いパサついた肉を、たっぷりの刻み生姜ととろみの効いた旨タレで頂く。スソものを美味しく食べる台湾人の知恵。C級グルメだな。
         

           

そして何よりも一人で頼んでも、おかず一品の量が少ないからいい。
         

    
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メニュー兼注文票 自分で書き込むフォーム
               

        
海鮮やら精肉など派手な食材は一切なし。
          

     
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「台湾版揚げ豆腐」  熱くて舌が焼けそうだ。臭豆腐ではない。外はカリカリ中はトロトロ

 

         
野菜や豆腐、臓物、魚などばかり。

    
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最近僕がはまっている虱目魚(サバヒ)という魚の生姜味スープ

           

加えて僕が行くと、どのおばちゃんも親切にしてくれるほどの仲良し。
            

もっとも一度だって安くしてもらったり、一品余計に付くなんてことはない。
         
親しげに話しかけてくれること。ただそれだけ。
       

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唯一の卓上調味料が黒酢ときているから、酢好きの僕には最高!

 

           
とにかく安心して食べられる店なんだけど、
人に教えても、絶対に気に入ってもらえることはないこと請け合いである。

         
だから教えたくない店なのだ。
          

でもこの日も駆け込むように初日から立ち寄ったのだが、
今回は時間がとれそうにないので、一度で終わりそうだ。

 

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僕は今、馴染みの店というのは、日本の地元より
アジアの街の方が多いと思う。

            
         
聞いても無駄だよ。

僕が直接案内しないと教えてあげないんだから…。

 

フラッシュバック TAIPEI

                         
タイペイ いいとこ 一度はおいで

   
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南国風情 のんびりと

     
     
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ここにもあります 赤ちょうちん
      

      
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姐さん 屋台で 夕御飯

         

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日式つけめん 長蛇の列で

       
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ここは大和か フォルモサか

    
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父さん ストレス溜まってる

   

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紆余曲折は いつものことさ

   
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兄さん それ チト 無理がある

   
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母さん やっぱり 無理がある

   
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吉野家さんも お祭り好きで

   
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ヤクルトおばさん 日本と同じ

      

   
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大河がここでも 始まった

   
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ヒロイン 訪台 プロモーション

        
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どこかで 観たな と 思っていたら

       

   
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いたいた さわやか 一番搾り

    
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おちゃめな 人たち 憎めるもんか

   
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ありがと TAIWAN 忘れない !!
         

TAIPEI LIVE

             
今、台湾の台北から発信しています。

 

  
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景気対策? 大規模な公共工事があちこちで見られた      
           
      

                  
11月というのに、日中は30℃に達し、まだ真夏のような日差しだが、朝夕は23℃くらいになり、湿度も春先ほど高くないのですっかり凌ぎやすくなった。

     
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街頭のあちこちで、オレンジ(柳丁)の生絞りジュースのスタンドを見かける。いよいよ台湾も柑橘の季節を迎える    

                     
週末の繁華街は多くの人で賑わい、中国大陸や日本からの観光客と相まり
結構旺盛な消費活動をしているように見受けた。

 

              
それを裏付けるような新聞報道を見つけた。

   
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下半期の台湾の景気は、「外冷内温」という4文字で表現されるという。
      

すなわち外需は冷え込み、内需は好調ということらしい。

 

 

双D」 二つのD すなわち ディスプレイとDRAM需要の世界的な減退で、台湾経済の牽引車である電子産業が軒並み赤字の見通しだ。
代表的な企業の減俸、一時帰休、リストラが懸念されている。

 

一方、流通、商業などは好調で、先回のエントリで紹介した
先月から今月にかけて展開される「週年慶(創業祭)」商戦は強気の観測が現実味を帯びている。ある大手食品メーカーは来年給与を5%引き上げることを早々と表明している。

                        
僕のサポートビジネスも、電子関係の調整、「ニッポンを売る!」活動の急展開といい、今回の滞在も予想以上の収穫を得ている。

 

       
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日本から船便で届いた農産物の検品を行った。着荷状態も良く、ホッとした
        

        
             
               

               
さて、地元紙朝刊のスポーツ面に目を通していると、

日本職棒太平洋連盟季後賽第2輪で、
軟體銀行鷹が西武獅を第8局松中の満貫全塁打で大勝!
」とある。
      

意味はお解りだろうか?

頭を柔らかくして考えてみてね。

 

 

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答えは
「日本プロ野球パシフィックリーグ・クライマックスシリーズ第2戦で、
ソフトバンクが西武を8回の松中の満塁ホームランで大勝」
という内容だ。

 

昨日日本シリーズ(総冠軍賽)出場を決めたソフトバンクホークスは、軟體銀行鷹となる。

 

西武に許銘傑という台湾出身の投手が出場しているので
記事の扱いも大きい。

        
ちなみに、セリーグ(中央連盟)の中日は「中日龍」、ヤクルトは「養楽多」と表記する。

 

すべて漢字に直す中国語も面白いでしょ。

 

 

                   
               
地元の友人に連れられて、台湾で初めて淡水魚専門の料理屋で、鯉を使った鍋をいただいた。

      
     

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鯉の頭や身から摂れたスープが、海水魚にない深いコク味を出していた。

     
薬味に散らされている青いのは、ネギではない。
      
ニンニクのトウの部分である。台湾ではよくカラスミに添えられていて、程よい辛さと香りが料理の旨さを一層引き立てる。

              
「蜀魚館」という名のこのレストランは、場末の食堂のような店構えだが、実は30年以上の歴史を持つ四川料理の隠れた名店で、昼間もあっという間に満席となってしまった。
                                 

100周年記念に染まる街

            
国内の話題がしばらく続いたので、海外ネタを。

      

10月10日は台湾の建国記念日。
     
双十節とも呼ばれている。

  
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今年はちょうど建国100年という節目にあって
僕が訪問した10月8日段階では、あちこちで慶祝行事の準備が進んでいた。

   
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もっとも台湾を中国の一部と認めている立場からは
建国という言い方をせず、辛亥革命100周年と言っている。
    

1911年10月10日に起こった辛亥革命の口火となった武昌蜂起にならったものとされている。

   
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台湾総統府前の通りでもパレード拝謁ステージの準備が進んでいた

   
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では、その台湾ではどうかというと、
外省人と呼ばれる人たちは、もちろん
中華民国建国100年を感慨を持って祝う立場であるが、
いわゆる本省人と呼ばれる人たちにとっては
辛亥革命だろうが、中華民国の建国だろうが
それは100年前に中国大陸で起こったことで
台湾とは直接関係ないから、特に祝うことはないというスタンスとなる。
(注:更に複雑な立場、主張があるから、特に決めつけて論評するつもりはない。)

    

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街のあちこちに青天白日旗がはためいていた。

   

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10数年ぶりに中正記念堂に行ったら、様々な慶祝行事を行っていた

   

国父・孫中山(孫文)が描いていた100年後の未来は
どうだったんだろう?
    

あれだけ半封建、半植民地化していた中国は、今や
香港、台湾も含めると、世界に大きな影響を与えるほどの巨大な政治経済大国に変貌した。

    

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ここを訪れるのは、本当に沢山の中国大陸からの観光客。時代はすっかり変わってしまった

      

僕らはまさに、これからの10年後を見据えて、
この中華経済圏と向き合うことを迫られている。

      

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与党系日刊紙。発行日は民国100年となっている

  
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ちょうどこの日、スティーブ・ジョブス氏の訃報が全世界を駆け巡った

   
     

僕なりのイメージはある。
     

それはユートピアでも、分裂混沌でもない。
     

15億の生身の人間社会がそこにある。

      

   
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台湾の路地裏で見つけた道路標示。いったいどんな意味なんだろう?
まっ、いいや。これから先は、いろんな道があるんだという風にポジティブに解釈しよう!

     

       

そんなお固い話題は関係ないとばかりに
台湾のデパートでは、創業祭のシーズンで、
地元のご婦人やお嬢さん方は、お得なバーゲンに連日夢中である。

  
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「週年慶」が、創業祭・アニバーサリー・セールというような意味

           

実は旧正月に次ぐ、ギフト商品が売れるタイミングなので、
この商戦に照準を合わせて「ニッポンを売る!」ベテラン地域も少なくない。

  
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この期間は、買い物客で終日ごった返す    

     

僕も、3日から再度台北入りして仔細に見守っているぞ。

   

   

移動の時、中華路を歩いていたら、
西門町の「鴨肉扁」の前を通りかかる。

   
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ここにも10年以上ぶりに訪れたら
相変わらず満員のお客さんでごった返している。

     
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「鴨(中国語ではアヒルの意)」という看板だが、実はガチョウ(鵞)肉で有名な店。

   

日本人はどうしてこんなに美味しいガチョウを食べないのかねぇ」と台湾人の友人にいつも不思議がられる。
     

  
きっと日本人は、肉よりも羽を使った羽毛布団の方がお気に入りなんだよ」と、いつも返すことにしている。

       

もちろん僕も鵞鳥(がちょう)肉は大好物。

   
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少しも脂っこくなく、しかもパサつかずしっとりしたコクのある旨味の柔らかな肉質は、もう絶品。
     

しかも、早くて安いと来たもんだ!!  
     
     
       
台湾料理万歳!