名産地で浴びるほどマンゴーを頬張った日(その3)

(前回から続く)

         
連れて行かれたところは玉井郷の中心地だろうか、
町の真ん中に突如現れた大きな建屋。

      
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玉井区青果集貨場」とある。

       

      
中に足を踏み入れると、そこは青果物や農産加工品の交易場だった。

    

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気温も湿気も高いムンムンとむせ返るような暑さだったが、
場内は活気ムンムンと、やはりむせ返るような賑わいだ。

    
   
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さまざま、色とりどりの果物や野菜、食品が所狭しと並んでいるが、
この時期はやはりマンゴーが主役。

    
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日本では、化粧箱やパックに宝物のように大切に「収納」されているマンゴーしか見たことがないが、ここではいわゆる「旬の果物」なのだ。

 
Dsc_1626     亜熱帯色彩のグラデーション
     
            
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黄桃のような色合いのマンゴーも
    

       

         

台北や日本の店頭では滅多に見かけない欠点のあるマンゴーだって、商品の一部として売られている。

    

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それにしても圧倒的な存在感。

    
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やっぱり果物の王様だよ。

   
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はぁ~ぃ。もうひとカゴお買い上げ~ッ!!

   
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場内一杯にま~ぃ香りが漂っている。

   

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エエッ
こ、こ、こ、こんなに安いの??

   

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ひと盛り300日本円弱!?

   
   
頭の中で自分の日本円換算を疑うくらい信じられない値段なんだもの。

      

どこも名産地の旬の只中というのは、こういうものなんだよね。

     
     

  
よおっ~し。今日は夢にまで見たブランドマンゴーを浴びるほど喰ってやるぜ。」

    

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僕が財布に手をかけようとした途端、

    
       
ちょっと、よしなさいってば。

もっと良いものを食べさせてあげるから。」

      

    
マンゴー輸出の社長殿が言うんだから嘘じゃないとは思うんだが、食べたい衝動をこらえるのは至難の業だ。

    

うんん~んッ! オフィスかなんかで、見た目綺麗なマンゴーを上品にちょこっと出されたってつまんないんだし、悪いけどここは目を盗んで豪快に頬張るゾっと。

    

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僕を市場に放り込んだら、もうそれでお仕舞い。

     

魚を海に放り込むのと変わらない。
失踪・行方不明は毎度のこと。

    
      
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こんな蒸し暑い所から早く自分の会社に行こうとあせる台南人社長を一顧だにせず、僕はズンズン市場の奥に分け入ってどこかへ消えてしまったのである…。
                                (次回に続く)

   
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名産地で浴びるほどマンゴーを頬張った日(その2)

(前回から続く)

    
まずは、さっそくマンゴー園を訪ねる。

      
      

「おぉ~いッ!!  ○*▲!」

         
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知人の社長が取引先と思われる園主の名前を何度も呼ぶが、反応がない。

    
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車も収穫したてのマンゴーもあるのに返事がない

    
    

「まっ、いいか。」

     
    
勝手にマンゴー園の中に入り、見学させていただく。

    

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見渡す限りのすっごい広さの圃場に、マンゴーの樹がぎっしりと植えられている。

     

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まだ若い実

   

    
マンゴーの樹ってどんな形をしていて、果実は一本の弦(つる)にブラリとぶら下がって結実するものということくらいは、タイやバリ島などで野生の木として見たことがあるから知ってはいたが、こんな果樹園に仕立てられた群生マンゴーを観るのは初めてだ。

   
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そのすべての実に、ひとつひとつ袋がかけてある。

   
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山一面マンゴーの樹でギッシリ

  
   

見るからに手間がかかっていると実感。

      
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失敬してひとつだけ袋を外させてもらった

   

    
台湾で栽培されているマンゴーのほとんどが、
アップルマンゴーと呼ばれるアーウィン(愛文)種で、
宮崎の太陽のたまごや沖縄宮古島などで栽培されているものと同種である。

   
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真っ赤に熟れていて、甘さが表面に滲み出ているかのよう

     
     
他に、フィリピンで多く栽培されている黄色いペリカンマンゴーは
この農園では見ることはなかった。

     

   
一部の促成ハウス栽培を除いて、すべて路地。

   
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そうだ、ここは北回帰線より南に位置する亜熱帯だった。

     

ちょうど夏至も過ぎた時で、
昼の太陽が頭の真上から容赦なく陽光を浴びせてくるんだ。

    
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この日は明るい曇り空だったが、それでも強烈な蒸し暑さは日本でも考えられない。

  
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とにかく眼前の山間部一杯に広がるマンゴーの樹を観たときは、思わず息を呑んでしまった。

   
さすがマンゴーの里として超有名な玉井郷である。

     
        
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「さあ、お次は集荷市場を案内しましょう。」

    
      
なんということもなく、くだんの社長がマンゴー園を背にして車を走らせた。
                                 (次回に続く)

    
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名産地で浴びるほどマンゴーを頬張った日(その1)

       
6月下旬から7月にかけて、
台湾ではマンゴーの本格的なシーズンに入る。    

    
今年は冬の寒さが長引いた分だけ、出荷が例年より遅れたそうである。

     
     
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台北の有名なマンゴースイーツ店の看板メニュー  マンゴーかき氷

     
         
     
この時期は若い娘たちだけでなく、
老若男女みんな手ごろになったマンゴーを楽しんでいる。

      

     
      
今月初め、あるプロジェクト推進のために台南に行ったのだが、
台湾でもトップクラスのマンゴー輸出に携わる地元貿易商社の社長さんと旧知の仲で、突然連絡したら、案内するからぜひいらっしゃいと誘われ、出荷の繁忙期と知りつつ、ホイホイと現地を視察に行くことにした。
      

      

台南の中心街から車で約1時間半強の道のり。

     

途中、烏山頭ダムを横目に進む。

     
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ここは、1930年に完成した農業灌漑を主目的としたダムで、日本人・八田與一技師により建造されたものである。

      
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後方に見える長い堤防のような土手に烏山頭ダムがある

           

それまで、常に干ばつの危険にさらされていた嘉南平野が、このダムのおかげで台湾を代表する穀倉地帯として蘇ったのである。

    

八田技師は、その死後70年近く経た今でも
多くの台湾民衆から敬愛されており、
日台交流の模範として僕の心の中にも特別な存在である。

   

当時の日本人は、物資調達だけでなく
土木やインフラ、衛生など技術やノウハウ、社会資本整備までも
台湾やブラジルなど世界各国で広めていった
のである。

  
その上、歴史的な背景があったにせよ、
祖国に帰ることを前提にではなく
腰を落ち着け、根を張る情熱で…。

   

当時の日本人の方が、よほどグローバルな視野を持っていたと思う。
    

しかも、その核心技術が農業栽培や加工、農業土木技術なのだ。

  

本当に頭が下がる思いだ。

    

     

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さて、どれだけ坂道を登ったであろうか、
山間部に開けた大きな町が見えてきた。

    
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だんだん生活の匂いがしてきたぞ

    
     

ここが、台湾マンゴーの名産地 玉井区である。

    
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玉井郷にようこそ、と書かれている

      
     
玉井という地名は、高雄と同様、おそらく日本時代につけられたものだろう。

       

これまでは台南県玉井郷であったが、昨年12月の台南市への編入で
現在は玉井区ということになっている。

    

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左は台南市。右は台南市での玉井区の位置 wikipediaより     
       

        
     
今や台湾でこの玉井は、マンゴーと同義語であるほどの地域ブランドなのである。

 
いずれ日本でも知名度を上げてくるかもしれないので、
読者の皆さんはマークしておいて頂きたい。   

    

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巨大なマンゴーのオブジェが町のシンボルだ

    
     
    
手始めに、まず畑に行きましょうかね。」

     

いよいよ台湾の有名ブランド・玉井マンゴーとのご対面だ。
                               (次回に続く)
           

みんなどこかで動いてる(その2)

                       
(前回から続く)

    

先月22日の台湾タイペイ。
               
    
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雨季もとっくに明けているという風情で、
強い日差しと夏の雲。

   
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台湾最大の食品展示商談会「台湾国際食品展・フードタイペイ2011」が今年も開催された。

     
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会場となった台北南港展覧館

   
   

僕が初めてフードタイペイに参加したのは、2000年だから、
もう11年も経つんだ。

   
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2000年当時の様子  会場の場所も違っていた

   
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2000年6月撮影

     

その頃は、まだ日本からは台湾進出の日本企業ぐらいのもので
まさか日本の各地がこれほど熱心に売り込みに来る時代が到来するなんて思いもしなかった。

    
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2000年当時の会場

    

     
今年も、台湾の有力企業、政府はもとより、
世界各国から、アツい台湾市場の旺盛な胃袋を目指して
熱心なプロモーションを展開した。

    
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台湾館  農・水産・畜産など重点政策が伝わる

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牛肉が輸出できるアメリカは、台湾市場開拓にも非常に熱心だった

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今年3月に行ったスペインも国を挙げての力の入れようだ

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日本の良きライバル韓国は、非常に熱がこもっていた。軽快なK-POPがブースに流れる

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辛ラーメンにとっても台湾は取りこぼせない重要なマーケットだ

    
        

我らがニッポンも、JETROと交流協会の強力支援のもと、
複数の自治体、企業がブースを構え、台湾をはじめとするアジアのバイヤーとの商談を繰り広げた。

   
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僕は、今回宮崎県から参加した皆さんの応援団として参加した。

    

事業者の皆さんは、これまで忍耐強く培ってきた3~4年の経験を生かし、更に一歩ステージアップを目指そう!という志を打ち立てて臨んだ。

   

「なぜわが社はこの商談会にわざわざ参加したのか?」という原点をしっかりと確認し、帰国するまでに何を得てくるかという目的意識を明確にしたのだ。

   
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その努力の結果、参加6社皆さん全社が、想定以上の成果を収められたのだそうだ。
   

のだそうだ、というのは、
実は、僕はサポーターであるべき人間なのだが
開幕の日の昼過ぎでさっさと会場を後にして台南に行ってしまったから。

    

なんと無責任なコーディネーターなんでしょうねぇ。

          
でも実を言うと、もう開幕前から、皆さんの気合と準備状況を見ていて
これで大丈夫だ、と確信していたからでもある。

   

Dsc_5594いつも本ブログに元気なコメントを寄せてくださるKIMURAさんのブース。様々な工夫があちこちにちりばめられていて大注目を浴びる。同じくコメントをくださるAYAさんのプロデュースによるもの。KIMURAさんは、台湾・香港では、困難と言われる定番を早くから勝ち取り、着々と業績を挙げている。その努力は並大抵でないのに、一見、楽しそうにやってるからすごい。        

      

      
原発事故、あるいは口蹄疫や新燃岳の噴火などの風評被害の大逆風で
今回は皆さん、今までのやり方じゃ駄目だ、と気合の入り方が違っていた。

  

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試食のノウハウも完璧。タイミング、ポジション、コミュニケーション・・・。
経験が生きる時。

   

    

ブースの統一感、商品の絞込み、互いの協力、地域の売り込み、
そしていくつかの重要なノウハウである目的意識の設定法…を心に期していた。

  
   
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i padを用いた営業プレゼンが、ここでも発揮するとはビックリ。

           

もちろん事後のフォローアップに突き進んだことは言うまでもない。

        

       
この事業者の皆さんの頑張りに加えて、宮崎県、宮崎物産貿易振興センターのスタッフの強力バックアップも見逃せない。

         

関係者の皆さん、風評被害の逆風下にあって、先んじてよく行動を起こし、
そして熱のこもった真剣商談
、本当にお疲れさまでした。

         

これからも益々、楽しくも緊張感を持った販路開拓に挑みましょう!
                             (次回に続く)

     

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台湾企業のブースには、「今を切り取る重要なキーワード」が盛り沢山
   
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世界中で「安心・安全」は、もう当たり前。日本の専売特許ではなくなった
    
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台湾では可塑剤混入食品事件が大問題に。検査証明書の提示が必須の様子
    
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バラエティーに富む林産品のコーナー。林業輸出の大きなヒントとなった
     
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台湾の醤油メーカーにも、ゆるキャラが
    
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改めて明確な目的意識と継続力の重要性を感じた
                    
                  

隧道(トンネル)の向こうに

         
湾に出張する時は、9割がたが台北なのだが
今回は、ある事業プロジェクト交渉のために
初めて宜蘭(ぎらん)県に、
また、続けて10数年ぶりに台南市に行って来た。

     
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宜蘭は台湾の北東部に位置していて、新北市に隣接しており、地図上では台北からすぐのように見えるが、間に山間地が横たわっていたため、これまで海岸沿いを迂回しなければならず、台北から3時間近くかかっていたと言う。(地図はWikipediaから抜粋)

      

   

    

       

        

しかし、2006年に雪山トンネルが開通したため、台北市と30分余りで結ばれることになった。
     

       
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この雪山トンネル、全長12.9キロもあり、
もちろん台湾一の長さなのだが、世界でも第5位だそうである。
(ちなみに青函トンネルは53.85キロもあるという)

     
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とにかく長い、ナガァ~ィ

     

     
地盤も悪く、工事には相当の犠牲が出たそうである。
    

それにしても長かった。
    

こんなところで火災事故なんか起きたらどうするんだろう、
なんて思わず心配してしまう。

   

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トンネルを抜けるとそこはもう宜蘭県だ。
      

クワバラ、クワバラ…。

     

       
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人口約46万人あまり。
北部台湾第一の農業県である。

    
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さっそく農業県の片鱗が

   
    

かつて国民党政府が経済振興のために化学工場を誘致しようとしたが
住民が拒否。
それ以来、政府からは無視をされ、
台北のお膝元にもかかわらず近代化が遅れた分だけ、
農水産業を中心とする自然豊かな土地がそのまま残され、
爾来、反国民党色の強い、いわゆる「緑」(民進党系)の地盤だそうである。
(※案内者の解説であり、事実とは異なる可能性があります)

   
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確かに民進党の蘇貞昌 元行政院長(首相)の大きな看板があった

   
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市街地の様子

   
    

僕が知っている宜蘭の産物といえば、ブランドネギ

     

宜葱とか、三星葱などと言われていたはずである。

   
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台北の青果卸売市場で昨年撮影

   

僕は大のネギ好きで、北京の葱花餅(お餅じゃないよ、大阪のネギ焼のような塩味系の焼クレープやおやきのようなものなんだ)や山東省で生の大葱をかじる料理などに目が無い。

   
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車窓からも延々とネギ畑が広がる

     

ネギ以外にも沢山の農水産物を中心とした食材やグルメの宝庫なんだけど、今回は視察と商談で時間切れ。

   
    
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商談の席で振舞われたハスの花のお茶

   
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こんなに自然豊かな土地が、今回のプロジェクトの舞台。
成立して何度も来れるようになるとイイナ

     

もっとじっくりと散策したり、食べたかった葱花餅や名物・牛舌餅も食すること適わず、日も暮れ始め、後ろ髪引かれる思いで台北の街に引き返した。

   
   
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一日時間が取れたら、またこっそりとやって来たい町だった。

   
   
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今まで以上に動けっ!(その3)

          
週の台湾・台北。
      
      
日本産農水産物にあって、青果物に限っては輸出先として世界一の市場であるこの街では、輸出する側はもちろんの事、輸入する側だって日本産にこだわった事業者が多いだけに、今回の地震と津波、そして原発の風評はとても気になるところである。

      
    
そんな中でも半年先の商談や新規プロジェクトも、
きっと良くなるはず、と互いに信じて話をまとめ上げ、固い握手をするという異例の事態に。
              

       
そんな時節に、この国の人々は、日本に対する応援にはまったくの躊躇は無い。

    
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今年、新規プロジェクトに合意した台北のホテルの玄関にしつらえられた応援メッセージ。道行く人が皆、目にしていく

   
    

現地の報道によると、震災発生後二週間もたたないうちに21億台湾ドル(約57億円)の義捐金が集まったとか(現在は100億円を突破したという報道もある)、避難のために部屋を提供すると申し出も数知れないという。

   

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私たちの愛で、この親子をお家に帰すことが出来る・・・」
台北の大手コンビニでの募金の呼びかけポスター

    

    
     
台北のとあるレストランで夕食をとっていたら、
隣のテーブルに陣取っていた10人ほどの地元の若いグループと意気投合。

    

もちろん地震見舞いの言葉が自然とついて出てくる。

    
            
ガンバッテ クダサイ ネ!!
     

是做人基本的道理!!
(人として当たり前のことです)

    

 
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日本との直接のビジネスは無い証券関係の会社だが、
社員全員が一日分の給料をすぐに寄付したのだそうだ。

      

台湾921大地震や88大水害の時、僕ら日本人はどうだっただろうか。
(ちなみに日本からの救援隊は緊急かつ数多く派遣された)

    
     

    
香港でもジャッキーチェンなど芸能人や財界人がチャリティー活動を始めていた。

    
        
2008年の四川大地震や去年の中国大洪水の時の香港人の救済支援活動もまたすさまじかった。

    
(反日ではないスローガンで、オリンピックに続いて、中華民族が一致団結しているシーンでもあった。また、海外の格差がよく指摘されるが、その多くの国では、持てる人はそれだけイザという時の拠出や義務も大きいことが多い)

   

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思い起こせば、
2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した時、
その原因がわからず、当局の発表が二転三転する中、
バタバタと死者がでたときも、
香港の医師や看護師たちが自分の身の危険も顧みず、
野戦病院化した環境で決死の治療活動をしていたのを
僕は現地で感動して観ていた。

     
(東北や関東での救援活動や原発処理する皆さん、そして去年、宮崎の畜産関係者が口蹄疫を絶対に圏外に出さないと必死の防疫活動をしていた姿と二重写しになる)

     

その真っ只中、香港からの観光客が日本に入国して、どこをどう廻ったなどとマスコミが過剰に反応して全国がプチパニックになったのをみて、当時、僕は仕方がないとは言え、少々恥ずかしかった記憶がある。

   

遠い所ほど過敏になるものなのだろう。

   
    

今や立場は逆転。
    

でも、その時の態度が本性を表してしまうようで、知らずと背筋が伸びる。
                                       (次回に続く)

   

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台北で宿泊したホテルの近くの路地にて
     

海を越えて出帆(出版)!!

                                  
本ブログの左バナーでいつも紹介している書籍
そうなんだ!「孫子の兵法」のことがマンガで3時間でマスターできる本」が、このたび台湾の出版社で中国語に翻訳されて、台湾・香港等で販売されることになりました。

      

046         東販出版

    

これが送られてきた台湾・香港版の表紙。

    
しっかりとした表装、翻訳も忠実で、中国語の勉強になります!

   
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東販出版

          

     
   
本書のオリジナルは、2002年3月31日に初版が出版されて以来、8年余りが経過するのですが、皆さまのおかげで今年に入ってもまた増刷を重ね、すでに第68刷までに至っています。

   
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明日香出版社

    

ということは、6万8000冊が世に出たということになり、
この種のビジネス書ジャンルでは、ヒット企画ということになるのだそうです。
     

       

今でも時折、大手書籍店で平積みで売っていただいているところもあって、発見するとなんとも嬉しいかぎりです。

     

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僕はてっきり思想や東洋哲学のジャンルかと思いきや、孫子の兵法だけはビジネス書の扱いで人気があるんだそうです。

    
     

その証拠に、同じ出版社から「論語」についても上奏されたのですが、売場もなぜか思想哲学のコーナーが多いんです。

           

    

それにしても、本家の中華圏で里帰り出版されるなんて
妙な気分になってしまいます。

    

僕も海外出張先では、たまに本屋に立ち寄って、
原文の書籍や日本の翻訳本、雑誌などを買ったりすることもあります。

    
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台湾では村上春樹作品が人気

     
Dsc_2407 Dsc_2406
日本人ではなく 地元の人が愛読する日本の雑誌
   
   

    
一体、現地の人たちは、日本人が書いた中国兵法の解説書をどんな思いで手にしてくれるんでしょうか?

   

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私たち日本人だって、外国人から観た日本文化や社会の評論などから新たな視点や気づきを得ることだってありますよね。

      
         
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大江健三郎、芥川龍之介、遠藤周作、三島由紀夫・・・
         
       

        
とにかく複雑な気持ちですが、
海外でも販売されることはとても光栄なことだと感じています。

     

Dsc_8558    台北の大型書籍店の兵法書特設コーナー

   

     
    
この出版に際して、声をかけていただいた執筆パートナーの安恒さん、そしてじーこむらさんに改めて感謝いたします。

   
     

次回、香港や台湾に出張した時は、書店に寄ってみますね。
                
           

アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その7)

           
(前回より続く)

      
合計7回の萬華の街歩きにお付き合いくださって、
ありがとうございました。
    

いかがでしたか?

    
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ふとした街角や裏露地には、結構面白いものが見えてくるとは思いませんか?

    

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また来たい、次はいつ来れるんだろう?

いや、もう2度とこんな露地に来るはずなんか無い…。
    

なんて思いながら、体全身のアンテナを張り巡らして、
未知の何かとの出遭い」を求めていくのです。

  
日頃気付かないようなことも感じ、考えながら・・・。

     

      

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おじいちゃん、人生いろんなことがありましたね。
僕らにも伝えていってください。

   

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裏返しに干しているのかと思ったら、やっぱりニセモノだったんだ。
      

   

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萬華の一角には、ダンス用衣装や被り物、パーティー用品などを揃えている店が集まっている。
   
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ワッペンやコスプレグッズを売っている

      

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熱帯果物が一番美味しい季節。ここから何を学ぶか。
    

Dsc_9311      スターフルーツ(中国語で楊桃) 切り口が星の形をしている
   
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携帯電話見ながら公衆電話?
現代人は滑稽だナ。でも、僕らは笑えるだろうか?

   

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ヘルメット着用はとても大切。
でもその綺麗な足は守らなくていいの?おじさんはとても心配なんだけど。
   
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         Dsc_9574もう少し待ってて! すぐに着せてあげるから。

    

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見たこともない新聞が並んでる。

   

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タイヤ盗難が多いのかな?

   

Dsc_9555日本の小姐(シャオジエ)のような髪型にしたい…。
今では、流行は同時進行。

    

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台湾でも、子供は地域の宝物。小皇帝と呼ばれる

          
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あんまり深く考えないほうがいいネ。

    

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悩みは悩み。気持ち次第なのよ。
さあ、一緒に路地裏を歩きましょう!!

   
   
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                                    (シリーズ終わり)
                    

アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その6)

                        
(前回より続く)

お腹もちょうど朽ちたことだし、さてと、
再び歩き出すかぁ。

   

日中は日差しが強くてかなわない。

  
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女性はみな日焼けを気にしている。
   
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「今日も暑いねぇ。体調大丈夫かい?」なんて聞こえてきそうだ。

    

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これはエコ住宅のはしりか…。

  

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ZZZZZZZ…
無理して体力消耗しちゃぁいけないよね。暑い土地に暮らす知恵。

      

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お客が来ない時は、休むに限る。

    

工事現場の若い兄さんだって、ホ~レこのとおり。
  
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僕もだんだん消耗してきたぞ。休憩しよう。

    
でも、意地でもスター**クスやファストフード店では休まないぞ。

   

ペットボトルの水を買ってきて、
路上のオジサンやオバサンとおしゃべりできるところを探すんだ…。
  
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僕は中国語しか通じないオバちゃんだったら
ナンパ(声掛け程度なんだけど)出来るんだけどなぁ・・・。
外国語だったら結構人格が変わったりして。
   
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チョッとおじさん、
喫煙は有害だって自分で書いてるじゃないのッ!!

                                                                                (次回に続く)
            

アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その5)

                                              
(前回より続く)
      

生活あれば、そこには必ず食がある。

          
萬華の裏通りにも、オープンな「食世界」が広がっている。

     
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暑い日中、スイカが旨そうだ。

   
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台湾庶民の味といえば、お粥も筆頭格。
僕は、台湾では芋粥か海鮮粥が好き。

      

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麺類だって、負けてないぞ。

           

路上でオジさんがネギを洗っている。
    
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熱々の胡椒餅(焼いた肉まんのようなもの)を作るんだ。
      

          
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一人前ずつ丁寧に作らせていただいてます…。

     
    
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昔、クーラーが珍しかった頃、香港や台湾、中国の食堂で
よく「冷気開放」の文字を見たっけ。
「空調完備」「室内冷えてます」ってな感じかな。 

   

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素食とは、精進食(ベジタリアン)のこと。
   
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でも、
その隣にステーキ(牛排)屋が並んでいるところがなんとも台湾的。

         
     

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台北の下町でも日本食は奮闘しているぞ。
      
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屋台ではなく、「野台」の方が、ここではしっくりいくのかな?
    
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Dsc_9360    結構な人気だナ。一体どんな麺なんだろう?

  
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独り宴(うたげ)の後だろうか…。

         
      
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こんなもんで顔をしかめちゃいけません。

      
      

食べ物ばかりに気を奪われていると、
なんだかお腹空いてきちゃったな。

    

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萬華といえば、かつて何度か足を運んでいる
僕の行き着け(実は大したことない)B級グルメの殿堂がある。
      

            
その名も「原汁 排骨大王」サマでなのである。

     
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通りに面しただけのいたってシンプルな店構えだが、
多くの台北市民と僕の心を捉えて離さない。

   

言ってみれば、シンプルな豚のスペアリブと大根の塩味スープなんだが、これが絶品なんだ。

   

Dsc_9652   溢れんばかりのアツアツのスペアリブ(排骨)と大根が
     

薄味ながら雑味もなく、どこまでも深みのある旨いスープが鼻腔を興奮させる。
   
          

見た目はシンプルだが、きっと相当の技術が裏打ちされている…。
   

誰もがそう思う味。

   
   
モノの本によると、
鄭有進さんという通称「しんちゃん」が、父が屋台から起こした店を継いで1947年にこの場所に構えたそうである。   
出典:「台湾好吃大全」(新潮社・平野久美子著)

     

今日もいたいた、しんちゃんが。
   
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表で接客している時は、他には無いと言うような満面の笑顔なのに
スープが切れそうだと感じるや否や裏口に回り、次の準備に取り掛かる。

  
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僕も後をつけて裏の調理場を覗いてみたら、
やっぱり職人しんちゃんが鋭い目ヂカラを発していた。
   
Dsc_9220       「スープこそ命」。そんな気合が伝わってくる

        
台湾では、会社も人も、外見だけで判断しちゃいけないよ、ってよく言われるが、やはりそのとおりでした。

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今日も、変わらぬ味で、本当に美味しゅうございました。
    

ありがとう、しんちゃん師匠!

                                    (次回に続く)