本ブログの左バナーでいつも紹介している書籍
「そうなんだ!「孫子の兵法」のことがマンガで3時間でマスターできる本」が、このたび台湾の出版社で中国語に翻訳されて、台湾・香港等で販売されることになりました。
東販出版
これが送られてきた台湾・香港版の表紙。
しっかりとした表装、翻訳も忠実で、中国語の勉強になります!
東販出版
本書のオリジナルは、2002年3月31日に初版が出版されて以来、8年余りが経過するのですが、皆さまのおかげで今年に入ってもまた増刷を重ね、すでに第68刷までに至っています。
明日香出版社
ということは、6万8000冊が世に出たということになり、
この種のビジネス書ジャンルでは、ヒット企画ということになるのだそうです。
今でも時折、大手書籍店で平積みで売っていただいているところもあって、発見するとなんとも嬉しいかぎりです。
僕はてっきり思想や東洋哲学のジャンルかと思いきや、孫子の兵法だけはビジネス書の扱いで人気があるんだそうです。
その証拠に、同じ出版社から「論語」についても上奏されたのですが、売場もなぜか思想哲学のコーナーが多いんです。
それにしても、本家の中華圏で里帰り出版されるなんて
妙な気分になってしまいます。
僕も海外出張先では、たまに本屋に立ち寄って、
原文の書籍や日本の翻訳本、雑誌などを買ったりすることもあります。
台湾では村上春樹作品が人気
日本人ではなく 地元の人が愛読する日本の雑誌
一体、現地の人たちは、日本人が書いた中国兵法の解説書をどんな思いで手にしてくれるんでしょうか?
私たち日本人だって、外国人から観た日本文化や社会の評論などから新たな視点や気づきを得ることだってありますよね。
大江健三郎、芥川龍之介、遠藤周作、三島由紀夫・・・
とにかく複雑な気持ちですが、
海外でも販売されることはとても光栄なことだと感じています。
台北の大型書籍店の兵法書特設コーナー
この出版に際して、声をかけていただいた執筆パートナーの安恒さん、そしてじーこむらさんに改めて感謝いたします。
次回、香港や台湾に出張した時は、書店に寄ってみますね。
田中 豊
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ニッポンを売る!さん海を越えて出版とは「さすが」ですね(^^
兵法と論語、やはり人は「勝つ」ことに憧れるのですね。。。何となく分かる気もします。台湾・香港では、ますますそんな気がします。それにしても、日本人が書いた孫子や講師の本を読んで、現地の読者の方々は、どう思いどう感じるのでしょうか?とても興味のあるところです。
ところで、次は、このブログが書籍になることが僕の密かな願いです。是非、何かの機会にお願いしますね。
三方よしさん コメントありがとうございます。毎日暑いですね。パソコンも開かない完全休養のエントリを拝見して、然り!と思いました。書籍ビジネスはとても大変なものらしいですね。電子化されると業界は一体どうなるのでしょうか。このブログも「少しでも多くの方々に読んでもらいたい」という気持ちと、三方よしさんのような方が独りでも読んでくださるのであれば、そのために発信し続けたいという気持ちが合半しています。いずれにしても継続して読んでもらえるよう、内容も文章も写真も日々磨き続けなければなりませんね。お互い下半期も頑張りましょう。
先週、東京で安恒と会ってきました。ロングランできるのは、普遍性の高いものだからだと話してきたばかりです。
ちなみに、小生が北京で役人さんに自己紹介すると、村上春樹の村上ですかとの問い。エリート層は読んでおりました。
これまで、村上の名前を農村の村、上下の上、と紹介しておりましたが、村上春樹のおかげで自己紹介のオプションが広がりました。
じーこむらさん コメントありがとうございます。また、この書籍との出会いを頂き、重ねて感謝申し上げます。今のような表面上の変化が激しい時ほど、普遍的なものを見る眼が必要ですよね。日本とアジアとの関係も、人としての生き方も。村上姓は、中国でも有名になったのですね。その点、田中は一番苦労がない姓でしょう。
いま、北海道・富良野からお返事しています。大雨もあってスケジュールが二転三転していますが、素晴らしい町に来て、いろんな経験が出来ました。また報告しますね。