米どころで輸出解禁協議のニュース

    
新潟を訪れた。

       
積雪どころか雨が降り、拍子抜けするくらい寒さが気にならなかった。

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雪かきの道具もまだ出番は無いようだ…

      

     
新潟でも今年は暖冬傾向らしい。

     

新潟市が主催する新潟貿易塾という勉強会に参加させていただいた。
     

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熱心な参加者が集まり、満員の会場は終始熱気に包まれた。

         

     
新潟市は、7月には新たに政令指定都市としてスタートを切る。
      

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先の広域合併もあり、日本一の農業生産高を誇る政令市ということになり、「田園調和都市」というキャッチフレーズがついているそうだ。
   

    
なんて新鮮でお洒落なコンセプトだろう!

       

   

新・新潟市の食料自給率はなんと67%

   

全国14の政令市の中で、新潟を除くトップは仙台市の7%なんだそうだ。

0%の都市だってあるのだ。

香港やシンガポールと同じだ。
  

いかに大都市が外部に食料を依存しているかがわかる。

     

これまでの政令都市といえば、
ミニ東京よろしく、地下鉄や商業流通・物流など近代施設の整備を目指すことが多いようだが、自然景観や農業園芸との調和を謳うというのはこれから時代を先取りしていると思う。

     

また、国際交流の方面では、ロシア(旧ソ連)極東地域や中国東北部との交流にも早くから熱心で、昨年初めて訪ねたウラジオストクでも新潟の知名度は抜群だった。

     

市の幹部や職員の方の中にもロシアのエキスパートが何人もおられ、その経験・認識の深さには驚いた。

      

将来、北朝鮮との関係が改善された暁には、日本海をめぐる両岸交流の一大拠点となるのは間違いないことだろう。

   

        

また、新潟にはコシヒカリに代表される米や日本酒、豊富な水産物、調味料や菓子など日本を代表する食品が多いことでも有名だ。

    

ここ数年、上海や台湾、ロシアなどでも新潟産の農産物や食品を見かけることが多くなった。活発な輸出促進活動が展開中なのだそうだ。

日本語はもとより、英語、中国語のほかロシア語の農産物カタログを見せてもらった時は驚いた。

    

台北でも各地の日本米のテストマーケティングが行なわれているが、現地の複数の取り扱い業者は、新潟越光(コシヒカリ)の生産者、支援組織の働きかけが最も熱心だと口をそろえて言う。

     
現に、台湾では新潟の米が高級ブランドとして浸透し始めているそうだ。
      

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日本トップブランドの地位を固めつつある新潟米(台北にて)

       

ほかにも台湾では、秋田県、佐賀県、千葉県産の高級米も奮闘していた。

     

    
折りしも、17日の報道では、先のセブ島での日中首脳会談で日本米の対中国輸出解禁へ動き始め、松岡農相が急きょ北京入りしたと伝えられた。

   

米は価格等の競争力が加われば、わが国の戦略輸出商品となりえるアイテムだけに大きな関心がもたれている。

    

実務の現実はそう簡単ではないだろうと予測されるが、熱心な挑戦者たちの行動があれば、大きな扉を開ける事も夢ではなくなるはずだ。

    

もちろん外交交渉ごとである以上、ギブ&テイク

       

米どころ新潟の皆さんは、これをどうとらえるのだろうか?

       

      
また、新潟市は数年前から、中国など海外企業の誘致にも熱心で、すでに数社の誘致に成功している。

     

今回出会った皆さんがそうだったが、
とてもホスピタリティーに富む新潟の人たちだから、海外のビジネスマンにしても観光客も、今後さらにこの地を訪れる人は増えるだろう。

      

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美しい旧新潟税関庁舎(史跡)

    

製造業の海外進出において、
ポスト中国の動は、ベトナム―インドの軸と並び、
中国東北部―極東ロシアの軸が見えてきた今、私は
日本海側に位置する沿海拠点都市の可能性に注目している。

      

その意味でも新潟のもつポテンシャルはとても高いのではないだろうか。

     

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緊急事態に翻弄される対外貿易

  

属する貿易団体から、緊急のニュースレターが届いた。

  

経済産業省貿易経済協力局からの通知で、
11日、政府が「北朝鮮による核実験に係るわが国の当面の対応について」を発表し、その中に北朝鮮からの全ての品目の輸入を禁止するという措置が含まれている。

この措置は、今日13日に外為法第10条に基づき閣議決定され、明日14日から施行される予定だ。

詳細については、同省のホームページに掲載されることになっている。

  

措置の主な内容として、

○北朝鮮からの全ての貨物について、経産大臣の輸入承認義務が課せられることになり、輸入が禁止される。

○北朝鮮から第三国へ輸出される仲介貿易取引や承認を受けずに行う輸入貨物代金の支払いも禁止される。

また、施行日以前に交付された輸入承認の取扱いについても別途規定が盛り込まれる。

今回の北朝鮮による核実験は、唯一の被爆国であるわが国としては断じて容認されるべきものではない。それはわが国に近かろうが遠かろうが関係はない。人類存亡の問題でもあるからだ。

  

核問題に対してわが国、我が国民が敏感に反応するのは当然のことである。

  

民間貿易取引は、原則的には平和と安全保障が前提として行われる経済行為である以上、これが脅かされることがあれば、政治上の理由で制約が加えられることは覚悟をしておかなければならない。

  

国際貿易では市場原理だけでなく、政治問題や様々な天災・人災が原因で予測もつかない事態に急変することが時々起こる。

最近でも、9.11テロSARSの流行で身動きすら取れない経験をした記憶はまだ新しい。

  

私も業務上関係している農水産、食品、繊維、建材の業界では北朝鮮と何らかのつながりがあるはずで、企業によっては取引中断や制限、逆に他国へのシフトや調達奔走など、逆風や特需に追われているはずだ。

前世紀までは中国をはじめ、主に社会主義国とのビジネスは常に政治問題に翻弄され、私も何度か修羅場を経験してきた。

  

新内閣発足直後、様々な波紋を呼んでいる今回の核実験問題だが、平和を前提とする貿易立国に住む国民のひとりとして、この事態に対して毅然と立ち向かうことが求められている。

  

同時に、したたかな国際派ビジネスマンなら、当然、世論やマス報道だけに目を奪われるのだけでなく、次ぎの展開、またその次ぎの展開を見据えた変化を先取りするイメージを持ち、アクションを起こしおかねばならない事は言うまでもない。

    

整備を進める博多港

 
多湾のアイランドシティ地区で9日、国際コンテナターミナル整備事業着工式が行なわれた。

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国交省、福岡市など行政をはじめ、工事関係者、各界来賓や福岡地区選出の国会議員、多くの報道陣が式典に参加した。

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神官による安全祈願祭礼の後、式典が行なわれ、国土交通省九州地方整備局長および福岡市長が挨拶に立った。

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国交省九州地方整備局 小原局長
 

最後に来賓によるスイッチ起動が行なわれ、海上のポッパーが作動して工事が始まった。

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最近、北部九州への自動車関連産業の集積や躍進する東アジア各国との活発な輸出入を背景に、博多港で取り扱われるコンテナ貨物は急増している。

この10年間で全国平均で約1.5倍の伸びに対して、博多港は2.4倍の勢いである。

コンテナ船も大型化しており、その対応として岸壁水深15mのコンテナターミナルが計画されている。

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この地点にターミナルが整備される

   

また昨年、予想外の地震を体験した博多港は、今回耐震仕様となっている。

平成20年初めの供用を目指してこの日工事が始まったが、高規格のコンテナターミナルが整備されることによって、国際中枢港湾としての更なる貢献が期待されている。

博多港は、主に工業製品や素材などを輸出し、肥飼料、食品、民生品などを輸入しており、産業の動脈として重要な役割を担っている。

 

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既存の14mバースでは効率よい荷役が行なわれていた

  

物流の利便性が向上することにより、新たなビジネスが発生する。

アジアとの近接性を生かすためにも、今後も地域の物流機能が高まることは、自動車・IT半導体関連から農産物・食品に至るまで幅広い産業振興の可能性を押し広げるもっとも有効な「架け橋」のひとつであると実感している。

  

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さらに一歩動き出したアイランドシティー事業だが、真に地域社会に貢献し、少しでも効率的で将来ビジョンに即した現実プロジェクトとなるよう、今後も多くの人たちの知恵と努力を結集していかなければならない。

  

私は仕事を通じて様々な産業の国際化支援に携わっているが、ビジネスマンは海運および港湾の機能や利便性について、もっともっと認識を深めておくと大きな武器になると考えている。

  

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国際交流最古参の地 ―長崎

   
毎年10月7日から9日まで「長崎くんち」が行なわれる。
   

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(船大工町の川船)
  

9月9日の重陽節に行なわれたので「くにち」が「おくんち」になったものと言われている。

 

今年は3連休とピタリと重なり、中秋節にも重なった上に好天に恵まれたから、長崎の街は県内外から集まった大勢の人でごった返した。

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(新地中華街のランタン)

 

私は初めてのおくんち参観で、2日間にわたり大いに堪能させてもらった。

これまで、私は長崎くんちは、奉納される諏訪神社の境内でしか見られないものとばかり思い込んでいたのだが、3日間の期間中、市内随所を練り歩き、主要ポイントで出し物の演技が披露される事を知った。

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今回はJR長崎駅前のかもめ広場に陣取って、6つの出し物を鑑賞した。

すでに372年の歴史のある長崎くんちは日本三大まつりのひとつに数えられ、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。

 

今年は6つの町が素晴らしい出し物を披露してくれた。

数トンもある山車(だし)を前後に勢いよく引いたり、クルクルと廻す曳き物。男衆たちの力強さは他の勇壮な祭りと比べても引けをとらない。
 

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(本石灰町の御朱印船)

演技が終わるたびに、観客から威勢よく「モッテコーイ!」 「ショモー(所望)ヤレー」と掛け声がかかると、また引き返して再度演技を始める。

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会場全体が「モッテコーイ・コール」でどよめく
 

いわば祭りのアンコールである。これが感動ものなのだ

演技者も観客も一体となって、大きな興奮に包まれる。
   

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(万屋町の鯨の潮吹き)

 

また、本踊りと呼ばれる日本舞踊や阿蘭陀漫才など、あでやかな舞いや子供たちのコミカルな動きは、しばし緊張をほぐしてくれる。

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(栄町の阿蘭陀漫才)

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町の幹部の装束も面白い。
   
日本の羽織に、下は中国の唐人パッチを履き、西洋の山高帽子をかぶるのだ。

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そう、和・華・蘭(わからん)チャンポン文化なのである。

 

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(ベトナムから凱旋帰国したテーマがモチーフに)

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ベトナムのアオザイ姿も…
  

お囃子の音楽も、三味線あり、銅鑼や鐘もあり、異国情緒がタップリだ。
 

翌朝、各町内の出発式も見学した。

41年ぶりに参加する花町があった丸山町は、さすがに粋な風情。

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(丸山町の出発式の模様)

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地元に根付き、老若男女地域共同体の伝統が垣間見えて興味深かった。

鎖国時代から、海外交流の唯一の窓口として重要な役割を担った長崎。

日本で最も早くから国際交流を始めていた長崎の人たちの活躍の舞台は今も世界に広がっている。

いわば国際派最先端のDNAを持った人たちだ。
  

どこかハイカラでセンスが良く、垢抜けているのも港町特有の情緒かも知れない。

 

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期間中、こうして町中を練り歩く

  

一度はぜひ足を運んで見学することを勧めたい秋祭りである。

  

韓国人、台湾人観光客はもとより、インド人、ロシア人、マレー人の観光客を見つけた。誘致活動もすすんでいるようだ。

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長崎駅にて

   

2日間にわたり案内してくれた国際派のNさん、本当にありがとうございました。

 

中国の規制強化を考える

ここ数日、中国内で日本製の化粧品や食品に有害物質が検出されたということで当局の検査が強化されているという。

 実際に通関に時間がかかったり影響も出始めているようだ。

  

 日本国内の報道では、この原因は今年5月の日本の使用農薬のポジティブリスト制への移行に伴う規制強化に対して、中国側がこの措置は形を換えた非関税障壁であるとして報復措置に出たもの、との見解がもっぱらである。

 確かに、中国当局が規制を強化する背景には必ず何らかの意図が働いていると考えられるのも無理は無いが、我々は冷静さを失っては却って問題を複雑化させる

  

 農産物や食品貿易における日本の規制強化やネガティブ報道は、実は私が中国ビジネスに関わってからも数多く経験している。1980年代にも輸入が急増した中国茶の中にダニの死骸が異常に含まれているという報道やコメ不足のときにタイ産米にも同じように報道され、交易に大きな影響を与えた。

 

 最も大きかったのが2002年の中国産ほうれん草に残留農薬が検出されたとの報道をきっかけに、日本中の世論が「中国産は汚染だらけ」の大合唱となり、検査が大幅に強化された結果、中国からの輸入が大幅に落ち込み、現在もその余波が続いている。

 確かに、急成長する中国において食品に対する管理がずさんとなり、国内外で問題が噴出していることは事実であるが、中国当局がまったく放置しているわけではなく、また、日本向け輸出の大きな担い手である日系企業もかなりの負担をしながら、ここ数年改善に乗り出している。

 ある意味では、残留農薬問題をきっかけに、中国における対日向けの食材では、近代的食品管理や有機・減農薬農業などが急速に普及していると言う皮肉な結果すらあるくらいである。

 

 しばらく消費者はそっぽを向くだろうなどと安心するようでは先が思いやられる。

 

この種の問題は、一部のネガティブなとらえられ方をして、正常なビジネスに大きなコストや負担、制限が加えられてしまうことである。

 

 これは国際交易の局面では、長期的に観れば決してプラスに働かない。

 

 数日前も、テレビの人気女性キャスターが、何の脈絡も無いところで「農薬汚染がひどい中国産の農産物云々・・・」など平然と形容詞をつけていた。

 

 また、中国の農業事情を取材するに当たって、衛生状態の悪い栽培現場を撮りたいので探して欲しいなど、初めから結論ありきの偏向ともいえる要求をされることも多い。

 

 世論が求め、大衆が歓迎する方向に報道が移ろって行くのは理解できないわけではない。しかし、あまりに極端に走ると却って国益を失うことになることを知るべきである。

  
これは日中双方に言えること。

  

冷静に対応しないと現実離れした問題に発展しかねない。

 もうひとつ、私のこれまでの経験から、ネガティブキャンペーンをしてみても最終的に勝利することは無い。短期的には得をしても、大きな潮流の中で根本解決することは無いからである。

攻めの姿勢で、堂々と渡り合うほうが絶対に強くなれる。

  

20年前、あれだけウーロン茶ブーム、紅茶ブームにさらされ、危機的状況とまで言われた日本茶の業界も、今はどうだろう。国内ばかりでなく、東南アジアやアメリカでも人気を呼び始めている。

  

今回の化粧品・食品の規制強化を動きを注意深く見守っていかねばならない。

心配な台風

今、台風13号の中心が付近を通過中である。

すでに九州各地で被害が報告されている。

報道によると、
福岡市でも観測史上2番目の風速を記録したというから
被害がとても心配だ。

農業、漁業、林業をはじめ、製造業も運輸業もあらゆる産業がダメージを被る。

一年間、あるいは数年間をかけて大切に育ててきた農産物等が、
実りの秋を間近に控え、一夜にして吹き飛んでしまう。

しかも、農産物の種類によっては、
台風の影響で翌年の結実に影響するものもあるという。

生産者、指導者をはじめ、多くの関係者の心配が心を痛める。

まずは人的被害が無いこと、
そして生活被害、産業被害が少しでも軽微である事をただただ祈るばかりである。

また、災害復旧に当たる防災関係者の活動に感謝します。

独立記念日の大フィーバーに遭遇!!(その2)

(前回から続き)

ホテルのマネージャーに案内された屋外プールの眼下に広がる独立記念日カウントダウンの会場を見下ろすと、なんともおびただしい数の群集がいつの間にかぎっしりと埋め尽くしているではないか。

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もう何万人なのか何十万人なのか判らない。
とにかく180度・視界は無数の大群集だ。

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  信じられない!
 

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あまりの興奮にカメラを構えていられない!

 

先程まで命の危険すら感じていた現場に比べて、
いま僕が立っている所は、隣でシャンペングラスなどを傾けるような会員制のVIP屋外ラウンジなのである。まるで天上界の穏やかさ。
 

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なんだか子供の頃に読んだ孫悟空の中に登場するお釈迦様が下界を見下ろすあのイメージと同じ感覚なのだ。
 

 ウ~~ン 複雑な心境!!
 

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会場のあちこちに巨大モニターが設置されていて、別の屋内会場の巨大イベントの模様を映し出している。

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ちょうど年末の紅白歌合戦のような国民的カリスマ番組のようで、人気アーティストが登場するたびに歓声が沸き起こる。

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なんだか、だんだんトランス状態になってきたゾ。
 

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興奮状態が最高潮に達した午前零時を迎える時

会場全体から

「ティガ(3)! ドゥア(2)! サトゥ(1)!!!」

カウントダウンの大合唱が起こり、一斉に歓喜に包まれた。

その場の空気が震えるくらいの大歓声が沸き起こり
爆竹の音やロケット花火の発射音が起こるたびに、
ワァ~ッという叫び声があちこちで発生する

 

こんな体験初めてだ。

 

そのうち、何万人が合わせたかのように
マレーシア国歌を大合唱を始めた。

 
Negaraku, tanah tumpahnya darahku,・・・・

  

誰もが一度は聞いたことがありそうな覚え易い旋律の曲だが、
これだけ圧倒されるほどの国歌斉唱を聞くと
人様の国の国歌でありながら
ジ~ンと涙があふれ出てきそうに感動した。

 
そうなんだ。アジアの大半の国は抑圧から解放されて独立を勝ち取った国なのだ。
その実感を若い彼らも受け継いでいるのかもしれない。

しばらくすると、メインイベントの打ち上げ花火が何十発と大輪の花を咲かせ、爆音と共に群集の歓喜の声とが渾然一体となった。

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三脚なしの花火撮影は無謀とわかりながら・・・

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まったく偶然にすごい場所で、すごい体験をした。
 

花火の終了と共に、興奮に包まれたカウントダウンイベントも終了した。
             

やはり地上界で生きてる僕も、もう一度会場の人ごみの中に飛び込んでいった。

       

観衆は大挙して帰路に着くのだが、いつまでも人の波が続き
何処からこんなに湧いてくるのかと、延々とそれが途切れることが無かった

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  イエ~ぃ!!

 

終了してから一時間を過ぎても、若い人たちは余韻を楽しむかのようにその場を離れようとしなかった。

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(うたげ)の後・・・

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マレーシアに栄光あれ!!

 

独立記念日の大フィーバーに遭遇!!(その1)

クアラルンプルの街を散策してみると、
あちこちで国旗を掲げている家や商店が多いから
なんてマレーシアの国民は愛国的なんだろうと感心していたら、
8月31日は、マレーシアの独立記念日だということを後で知った。

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この日の晩の午前零時には、
大規模なカウントダウン・イベントがあるから
付近は混乱するので絶対に外出しないで欲しい
駐在の方から注意を受けた。
  

何事も絶対にダメ、絶対に出来ない、と言われれば、なおさらやりたくなるのがヘソ曲がりな私の信条。

 

「わずか数度訪問した国で、年に一度の大イベントがあるというのに、これを体験しないなんて・・・。」 
 

噴き上がる衝動を抑えられるはずもない。

 

30日の夕方ごろから、
ツインタワーの前の噴水のあるとても美しい公園(KLCC PARK)に、次第に人が集まってきた。

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カウントダウンは深夜だというのに、夕方4時過ぎにはもうこんなに人が集まっている。

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完全に暗くならないうちに、もう広大な公園内は集まってきた人たちで身動きが取れなくなっていた。

若い人を中心に、カップル、家族連れ、ヤンキーな少年少女たち…
  
年配者が少ないから、何か形容できないような強烈な熱気を感じる。

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日本の建国記念日のように律儀な年配者ばかりが参加する式典とは大違いだ。

 

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そのうち気が付くと、すでに群集の流れの渦に身をゆだねており、もう自分の意思では方向を決めて歩けない。

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マズイッ!危険だッ。
 

今になって、駐在の方の忠告を守っておけばよかったと後悔した。

ほんの少しだけ…。
  

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手荷物も財布もカメラもどうなるか分からないし、
何かパニックでも起こったら、間違いなく怪我人が出るだろうと予感したので、流れに乗りながら少しずつ出口を見つけ、(は)うようにしてやっとのことで外に出ることが出来た。
 

ホッとした!命拾いした。

これが最初の感覚だった。

  

これで世紀のカウントダウンの瞬間も見られないのかと諦めかけたのだが、今回はとてもラッキーだったのである。

 

それは今回の宿泊ホテルが、ツインタワーの隣にそびえる
マンダリン・オリエンタルホテルだったからだ。

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クアラルンプルでもトップクラスのこの高級ホテルは
外出するよりホテルの各施設を利用していた方がずっと居心地が良いほど、素晴らしいサービスを提供するホテルだ。

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この体験を記述するだけでブログ記事が書けるほど感動したのだが、それはまた別の機会にするとしよう。
 

実は、親しくなったフロントの中国系の女性マネージャーに事情を話したら、
それならばと、会員制の屋外プールのラウンジに特別に案内してくれて、なんとカウントダウンの会場が一望できる信じられない特等席に腰をすえることが出来たのだ。

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ここには一年前から予約しているような国内外のVIPの富豪家族ばかりが来ていて、なんともセレブな雰囲気に包まれている。

 

そして、階下に広がるカウントダウン会場を見下ろすと
なんと数万人などではない、
おびただしい数の大群衆が会場をぎっしりと埋め尽くしているではないか・・・。 
                                  (続く)

日本ブランド農産物が空の玄関にもお目見え

回のエントリに続き、成田の話題をもうひとつ。

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成田空港出発ターミナル

少し前の話になるが、6月5日、
海外出張のためにいつものように成田空港に行ったら、
出国審査を出た後の一角(第2ターミナルビル本館3階)にJAが日本の農産物を宣伝・販売するコーナーを見つけた。

その名もぶらんどJAである。

パスポート検査の後すぐの場所で、免税品の買い物に散らばる前の多くの人が通過するローケーションのよい所だけにプロモーションには格好の場所ではないだろうか。

店舗の外観は黒を貴重にしたとてもシックなデザインだ。

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あまりに洗練されているので、およそ農産物の販売店というイメージとは大きく異なるところが斬新だ。

どんどん買ってくださいという免税店とは明らかに一線を画しているようで、日本を訪れる外国人に対して、ハイテク、アニメだけでなくジャパンブランドの農産物を紹介するという情報発信機能が前面に出ている。

ちょうど3日前の6月2日に正式オープンし、式典には中川農水大臣も駆けつけたという。

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店内の様子

季節商品として、メロンさくらんぼが販売されていた。

さくらんぼは化粧箱入りで15000円とかなり高価だから、簡単に誰でも手土産に買っていけるものではないが、技術王国・日本の高品質農産物を知ることはできる。

奥には、コシヒカリやあきたこまちなど日本を代表するブランド米や高級煎茶、梅干や乾し椎茸などの加工食品なども取り扱っていた。

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試しに、販売されていたブランド米450グラム(500円)をひとパック買い求めてみた。

お土産用のお米だから、もちろん国内で普通に買うより明らかに割高だけれども、ワンコインで買える価格だから、数個なら手にも持てるし、海外で配って話題作りになるだろう

和服を着た親切な店員さんから、お米に関する話を聞く。

英語や他の外国語が出来るかどうかは判らないが、日本語で丁寧に商品情報やこのコーナー設立の趣旨を説明してもらう。

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0607022matrix_2また買う時に、これからどこの国へ行くのかと尋ねられる。

農産物は、国によって個人で持ち込める商品に制限があるからだ。

資料で持ち込めることが出来ることを確認してから売ってくれる仕組みだ。

店内にも日本語と英語で国別、品目別にマトリックスで持ち込み可否が判るポスターやパンフレットが備えてあるが、これが少し判りにくい。

でも、買う時に確認してくれるから、それもよいか・・・

お米を買うと、サービスとして商品に貼れるよう日本チックなデザインのステッカーをつけてくれる

浮世絵とか、富士山、桜、和のデザインなど20数種類の中から好きなものが選ぶことが出来る。

これはとても洒落たサービスだと思うのだが、残念ながら実際に買ってみないとそういうサービスがあることが分からない。もったいない。

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好きなステッカーを選んで、パッケージに貼る

全体コンセプトから、商品、サービスに至るまで、斬新なアイデアが散りばめられているが、まだスタートしたばかりで、きっと試行錯誤なのだろう。

「まず事を起こし、走りながら考える」ことを良しとする、私の信条には合致している。

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もっとも今後、これをどう生かすかは、現場の不断の改良と努力が必要だろう。

かなりの実践を必要とするが、やり方によっては、貴重な情報受発信の場として活用することができるかも知れない。

今後の展開を注目したい。

新聞報道に掲載

11日付の西日本新聞と10日付の毎日新聞に福岡県の農産物輸出に関する記事が掲載された。
ネット配信から記事全文および画像もそのまま引用させていただく。

県産農産物の輸出好調 05年度、過去最高の6億円超 アジアで販路拡大 高級志向「あまおう」人気

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台湾や香港に向けの輸出が好調な県産イチゴ「あまおう」

 2005年度の県産農産物の輸出は、特産のイチゴ「あまおう」の輸出量が前年と比べ1.7倍に増えるなど好調で、輸出総額は過去最高の6億1000万円となった。海外で農産物をPRする「福岡フェア」の開催や、シンガポールなどへの新販路開拓などが効果を上げた。今後はアジア向けの販売戦略をさらに強化し、08年度までに輸出額20億円達成を目指す。

■「08年度までに20億円」

 県によると、県農産物は、イチゴ、カキ、ブドウなどの果物や野菜類など約25品目が、中国や香港、台湾など9地域に出荷されている。輸出額は、03年度の2億100万円が、04年度に4億2500万円、05年度には6億1000万円と順調に伸びている。

 05年度は、ナシを初めて中国・上海に輸出し、百貨店で本格的なセールスを展開。海外の流通業者を個別に招き、県内の産地との商談をまとめるなど販路の拡大にも取り組んできた。特に、「あまおう」は消費者の高級志向が高まっている台湾や香港で人気。03年度に1.4トンだった輸出量は、04年度23.4トン、05年度40トンと急増している。

 県は、アジア諸国と地理的に近く、鮮度を保った状態で輸出することができることや、香港では春節(旧正月)や中秋節などにフェアを開き、贈答品として売り出したことがあまおうの輸出増につながったとみている。

 今後は、あまおうの輸出先をシンガポールやタイにも拡大するほか、香港や台湾でのイチジクの本格販売を計画。欧州でもドイツなどで八女茶の販売先を開拓するなど、いっそうの輸出拡大を目指す。

 県は「今後も積極的に品質のよい県産農産物を輸出する“攻め”の姿勢で、輸出先と品目を増やし、県内産地の活性化につなげたい」と話している。
=2006/05/11付 西日本新聞朝刊=

あまおう:県産ブランドイチゴ、アジア向け輸出好調 イチジクなど売り出しへ /福岡

 ◇イチジク、茶など
 県産のブランドイチゴ「あまおう」のアジア向け輸出が好調だ。一昨年度の23・4トンから昨年度は40トンと、倍近く増えている。中国産など低価格の輸入モノに押される国内農産物だが、県は、海外では珍しいイチジクや潜在的な需要を秘める茶など、他の農産物の輸出にも力を入れる。
 県は4年前からあまおう輸出に力を入れ始め、昨年度は中国・上海、香港、台湾の輸入・小売業者を招いておいしさをPRした。あまおうは香港などの百貨店では、国内販売価格(1キロ1100円)の約1・5倍もする高級品として並んでいるが、順調に輸出量は伸びているという。
 県は今後、シンガポールやタイなどに対象地域を拡大する方針で、大消費地を抱える中国についても「現在、政府レベルで協議中」だ。
 あまおうの他にも、県産イチジクが香港、台湾で人気を得ている。県産は全国2位の生産高を誇るだけに、県は今年度、イチゴの出荷の端境期にあたる8~9月にイチジクを売り出す予定。
 また、日本食の浸透につれて茶の消費が進んでいる欧米をターゲットに、八女茶の輸出も検討。今年度は「ドイツ・フランクフルトの県の駐在員を使うなど、現地での市場調査をしていきたい」と県は話している。
=毎日新聞・福岡都市圏版5月10日朝刊=

記事のとおり、昨年度はJA関係者、地元企業、および「福岡の食・輸出促進センター(県農政部)」スタッフの並々ならぬ努力で販路拡大を実現した。天候不順や国内調整で厳しい経営環境にも関わらず、これだけの実績を作られたことに心から敬意を表したい。今年度も引き続き成果を挙げて、地域農業振興のために貢献できることを強く願っている。

また、この輸出事業に一貫して注目し続け報道してくれる新聞やテレビ、経済紙など地元の各報道機関にも心から感謝したい。主に報道を通じて農業生産者にこの事実が伝わるからである。
                                                
地方発の元気が出る明るい話題を提供し続けていくのが「ニッポンを売る!」の信念だ。