2日の衆議院予算委員会の場でも
日本の農産物の海外への輸出について
議論が交わされている。
(共同通信社)
3年前に、人知れぬところで
「逆もまた真なり」と、心密かに誓って
地味な活動を始めたことを考えると、
こんなにも早く、
農産物の輸出が国会でも取り上げられるとは
信じられない想いである。
郵政改革、道路改革、三位一体を掲げ、
都市型議員のイメージが強い小泉総理だが、
農産物輸出についてここまで踏み込んだ発言をするとは思わなかった。
さらに、質問側に立った自民党議員は、
これまで、
日本農業を「しっかりと守る」立場の象徴的存在だっただけに
今回の「攻め」の質問は、時代の変化を感じさせられる。
青森のリンゴの例、島根のコメの例、
掛け合いの質疑ではあるが、
このような話題を実例で紹介されると
当事者は、きっと元気づくだろうな、と思う。
小泉総理が、質問に答える形で
「(海外輸出も含めて新たな挑戦をするかぎり)
政府が補助金を出さなくても、
日本の農業はまだまだ可能性がある」
と
発言していたのは印象的だった。
そこで、
小泉総理様、議員各位の皆様
農産物の輸出について
熱心な質疑をしていただいていますが、
現場は考えておられるほど簡単なものじゃありません。
今後もしばらくは大変だと思います。
でも、だからと言って、
またもや、政府に、党に、
何をしてくれ、補助金付けてくれ、
と人任せなことを言っていては
やっぱりニッポンの農業に未来はありません。
今回のように、
国会の場で紹介してくれたり、
国民の関心を集めていただき、
国としての指針を明確に打ち出してさえ頂ければ
それで十分に有難いのです。
あとは、農業関係者や流通関係者が
しっかりとやってごらんにいれます。
どうぞ、信じて民間や地方にお任せください。
外交交渉案件や検疫突破などについて多くの面で、
ぜひとも国の支援が必要です。
未来のため、共に頑張りましょう!

田中 豊

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