TVスター(その1)

      
こは台北市内のとあるテレビ局。

  

早朝からなぜか緊張感が漂う。
   

現地のスタッフの動きが慌しい。
     

     
ほどなくマイクロバスが滑り込んできて、ひとりの細身の人物が降りてきた。
       

    
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そう、あの東国原英夫宮崎県知事である。

    

    
   
とても礼儀正しく、周囲に気を配った物腰で、
どこの知事とも変わらない(!?)

   
       

        

足早にスタジオに入ると取材の地元台湾の新聞記者が待ち構える。

    

   
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短時間のうちに、とにかく次々と取材をこなす知事

    
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宮崎プロモーション用の衣装に着替えながら、慣れた様子で淡々と質問に答える。

   

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いつもの地域応援のための戦闘服を着て、いざ・・・

         

       
    
いつもは台湾のスターだって慣れたものさと思っているテレビ局のスタッフも心なしか緊張している様子。

一方、東国原知事はいたって平静。

     
なんてったってキャリアが違うはず。

      

こんな気分の地域プロモーション活動は、僕にだって初めて。

   
こっちの方が眼を白黒・・・。

    

              
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ほどなく、女性プロデューサーらしき人の五本の指が高く挙げられ

      

ファーイブ!  フォー  **(無言)  **     Q~ッ 

    
         

収録開始のキューサインが出た。

     

    
司会の馬さんが、番組の前振りを語る。

    

    
台湾でも有名な司会者。

    

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左が司会の馬さん    軽快な語り口が印象的

     

        
馬さんから宮崎県の魅力を存分に紹介している。

     

よく頭に入っているもんだ。

     

      

まもなく、

今日は、な、な、なんと
日本の宮崎県から特別ゲストをお招きしていますッ。
       

      
     
台湾でも東東(トントン)の愛称で皆さんもよくご存知の
宮崎県知事・東国原英夫さんで~す。

    
    
チジィ~っ どうぞッ。
    
      

画面の外から知事が軽快に入って来て、
いきなりカメラを背にして壁に向かって深々と丁寧にお辞儀をする・・・。

    
   

反対でしょ、反対ッ!

       

馬さんが慌てて突っ込みをいれる。

       

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いきなりのギャグである。

     

     
スタジオ中、ドッと爆笑の渦。

       

   
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とてもテンポよく収録はすすんでいく・・・

      

     
      
さすが我ら日本の東国原知事!

海外でも多くの人たちの心をとらえにかかった。

        

     

もう、つかみは成功してる・・・。

                                   (次回に続く)
     

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。