ザワワ ザワワ(その1)

                                      
県庁や国際通りのある那覇市は立派な大都会であるが、
車で少し行くと、すぐに沖縄郊外の農村風景が広がってくる。

    
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那覇市から東に向かい、本島南東部の南条市の農場に向かった。

   
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やはり島だけあって、丘陵が広がり、傾斜地も思いのほか多い。

    
    
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農業強化のために、いとも簡単に大規模化とか集約化と言うけれど、このような光景を目の当たりにすると、いかに現実は厳しいものかが想像される。

   
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一年のうちでも比較的涼しい今の季節は、様々な園芸作物が生産されているが、どうしても沖縄独特の品目に関心を寄せてしまう。

   
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ドラゴンフルーツだそうだ。夜中にグローブ大の白い花が咲くという

     
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左が島バナナ  右はパパイア

   
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海の向こうは太平洋だ

   
    

さらに、旧知念町にまで足を運ぶと、いたるところにサトウキビ畑が広がっている。

   

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海からの強い風にあおられて、サトウキビの葉や穂先が、本当にザワワ、ザワワとなびいているように聞こえるから不思議だ。
        

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昨年も、南部や中部を幾度となく訪ねているから、
このサトウキビ畑の様子は、特段珍しくは感じない。

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気候に任せて、自然のままに自生しているサトウキビの栽培は、牧歌風でいかにも南国・沖縄らしいなあ、なんてのんびりした気持ちになっていたら、初めて訪れたこの収穫の時期に見られる奇妙な姿に眼を奪われた。                      
                                     (次回に続く)

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。