(前回より続く)
日本の風景で、一度でいいから、ぜひ観ておきたいものというのが
いくつかある。
なぜか今、そのひとつであるオホーツク海に向きあっている。
海の向こうには知床連山が
海岸で、仁王のように両の脚を横に踏ん張って。
ゴオ~ッとお腹の底に響き渡る音と共に、白い大波が砕け散る。
オホーツクの風と潮香を体一面に受け止める。
大海のオーラ、パワー、そしてイオンを取り込む。
男気を連想させる九州の冬の玄界灘とは全く異なり、
横にも奥にも、ただならぬ広さ、そして計り知れない遥かさを感じる海だ。
毎年1月になると、遥か1000キロ離れたアムール川から運ばれてきた流氷が、この一面に接岸されるのだという。
一体どんな光景なのだろう?
天都山にあるオホーツク流氷館では、
今年接岸した流氷に触れることができる。
これが今年産(?)の流氷の実物だ
流氷が展示してある零下15℃の室内では、
濡れたタオルをグルグルと2~3度振り回すと、
瞬時にカチカチに凍ってしまう。
いわゆる「シバレ」の体験が出来る。
念願のオホーツク海を眼前にする目的は達成したのだが、
ぜひこの目で一度、本物の流氷とやらを拝んでみたいと、
新たな願望が湧き上がってきてしまった。
つくづく僕は欲が深い・・・。
いつもながら、感動の光景を前にすると言葉を失ってしまう
田中 豊
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南国のエメラルドグリーンの海からすれば,荒々しく,荘厳さを感じるような海ですね。
友人からバイクで北海道旅行を誘われているのですが,こういう風景を眺める事ができるのはいつの事やら。
ともっちゃさん、ぜひぜひバイクでこのオホーツクや北見、帯広などを縦走してくださいよ。きっと素晴らしい思い出になること請け合いです。ご一緒した香港や台湾と対照的です。絶対にお勧めです。