(先々回から続く)
再び、台湾中部の鹿港(ルーカン)訪問記に戻ろう。
趣味を持たない僕の数少ない楽しみが、これまで何度も紹介している
出張先でのわずかの時間を見つけての路地裏歩き。
普通、宿泊ホテル周囲のガイドブックに載っていない庶民生活空間を、時間がある限り歩く訳だが、ここ鹿港は路地裏(台湾では巷と言う。北京では胡同フートンが有名)も重要な観光資源で、さっそく2大路地裏を探検した。
ひとつ目は、九曲巷(正式名称は金盛巷)である。
そう、すなわちいくつも曲がりくねった路地のこと。
昔の街は、川沿いに造られたりしたから
曲がった路地が多い。
また一説には、強い海風や砂塵が吹き込まないような構造を採ったためとも言われている。
前回訪れた時と比べ、余りに俗化・観光地化されていて、
生活臭は微塵もないので面白くはないが、
往時の街並みを体験するにはやはり訪れて良かった。


結局、曲がり角がその名のとおり9か所だったかどうかは
数えるのを忘れたから、不明のままになっちゃった。

二つ目の路地は「摸乳巷」。
読んで字のごとく、すれ違うと胸が触れ合うほど狭い路地。
肩幅が広い僕が普通に立つと、もう路地を塞いでしまい、ホントにすれ違えないほどに狭い。
長さは100m、幅は70㎝ほどしかないらしい。
「どうか、どうか、向こうから女性がやって来ますように…。」
と強く念じながら、この路地を進んでいったが、
悲しいことに、何びとともすれ違うことなく無事反対側にたどり着いた…。
結局、胸どころか、僕の突き出たお腹が壁にこすれそうだった。

これだから、海外での路地裏歩きは止められない。
(次回に続く)
田中 豊
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閉所恐怖の僕には到底味わえない「冒険」です。でも、海外での路地裏歩きは、たしかに楽しいですね。
薄田さん ご無沙汰しています。
嬉しいコメントありがとうございます。
80年代の北京駐在が僕の路地裏歩きの原点ですかね。まだ胡同なんて残ってますか?もう何年も行っていないもので。またいつか路地裏論議しましょう。