温故知新。なぜ今過去を振り返ってこの先をみようとするのか?
それは、台頭する反グローバル主義、保護主義的な動きが
一過性のものなのか、それとも
大きな長い潮流の転換点にあるのかという
一過性のものなのか、それとも
大きな長い潮流の転換点にあるのかという
自分なりの視点をもちたいと考えるからである。
昨今の欧米先進国で相次いで生まれつつあるこれらの動きは、
単にトランプ氏に代表される
ひとりの愛国主義者が登場したことによる
ひとりの愛国主義者が登場したことによる
大衆運動のようなものではないことが予見されるが、
その背景は、行き過ぎたグローバル化の反作用なのか、
その背景は、行き過ぎたグローバル化の反作用なのか、
それとも分化固定化されてきた支配層(いわゆるエスタブリッシュメント)
への挑戦など別の大きな要因と関わっているのか、
いずれにしてもこの保護主義的な動きが
どのように推移していくのかについて強い関心をもっている。
大航海時代以来を取ってしても、
世界はグローバル化と
反グローバル化を繰り返してきた。
反グローバル化を繰り返してきた。
私はどちらが一方的に正しくて、
どちらが間違いだという議論には組しない。
人が営む社会現象として捉えているからであり、
過去の歴史もまた有用であると考えている。
過去の歴史もまた有用であると考えている。
元はと言えば、私の場合1989年11月まで遡る。
時事ドットコムニュースから引用
狂喜した市民たちの手によってベルリンの壁が崩壊する姿を
万感の思いをもってテレビ中継を観ながら、
万感の思いをもってテレビ中継を観ながら、
「次は必ず資本主義の番がくる…。」
と直感していたからである。
崩壊はしないかもしれないが、
いずれ大きな変化をきたすことになるだろうと予測していた。
「成長」を運命的に背負わされた企業の自由な活動を
維持する体制の行く末がどこかで息詰まることになるだろうと、
単純にいぶかってのことだったのかもしれない。
維持する体制の行く末がどこかで息詰まることになるだろうと、
単純にいぶかってのことだったのかもしれない。
その後、数年して、それまで全く縁のなかった農林水産業のもつ
持続可能性を尊ぶ考え方に共感し、
効率追及の考えを廃して、生産者に学ぶ姿勢に転換した。
それが社会的な成功や貢献につながったとは言えないものの
振り返って観て、今また考えるきっかけを得た感がするのである・・・。
ニューヨーク・ウォール街にて 2008年9月
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田中 豊
地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。
海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。
とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。
「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。
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