昨日、イタリアのトリノで冬季オリンピックが開幕した。
一昨年のシドニー夏季オリンピックでは、
日本の若者たちの大活躍でメダルラッシュとなり
国内が大いに盛り上がったことは、まだ記憶に新しい。
(画像はロイターより)
4年に一度の最高のステージで、世界を相手に競技や演技で
自分最高のパフォーマンスを目指して躍動する若者の姿は
いつも私たちを感動させる。
そのわずか数秒数分数時間のために
日々厳しいトレーニングを行い、
自己の身体と精神を極限まで高めるプロセスを思うと
感動もひとしおだ。
今、日本の若者はニートだフリーターだと
世の大人たちから蔑まされているが、
この豊かな環境の下で
どっこい世界を目指して、金メダルを目指して
頑張っているのは本当に頼もしい。
凡人には縁のない天賦の才能に加えて、
厳しいトレーニングをしたものだけが得られる資格だと思われがちだが、最も重要なのは、世界に挑戦する、世界一を目指すという志や高い目的意識をまず持っていることだ。
また、最近では、その競技のコーチだけではなく、専任のトレーナーや栄養士、心理学士、広報マネージャーなどの専門家を集めチームを作って、長期のプログラムをもって戦略的に取り組む選手もいるという。
また、国や大学、企業などの支援を受けているケースも多い。
これを良く考えてみると、今我々が取り組んでいる「ニッポンを売る!」事業と共通点があまりにも多くはないだろうか?
私は、よく講演で、このスポーツの例をとって農水産業や食品、地場産業の関係者に訴えることがある。
「日本一の商品は、品質ではそのまま世界一の可能性が高い。金メダルはともかくとして、国際試合で鍛えることで、自分たちの実力をもっともっと高めてはどうだろうか!」と。
欧米市場をはじめ、最近では香港、シンガポール、上海などアジア大都市の市場も、世界中の商品がしのぎを削って販売競争を繰り広げている。しかも、同じ世界市場の東京と違って、言葉も商習慣もまるで異なる敵地(アウェー)戦である。
高い目標意識を掲げ、外部の様々な専門家をチームに取り込んで、海外にも通用する商品作りを目指せば、内外での競争力強化に大いに役に立つこと請け合いだ。
もちろん厳しいプロセスや涙のドラマもある。
世界を目指すのは、ひとつスポーツの世界や精密工業産品ばかりではない。
田中 豊
最新記事 by 田中 豊 (全て見る)
- 人生で一番高いところに登った日(その3) - 2021年2月10日
- 人生で一番高いところに登った日(その2) - 2021年2月5日
- 人生で一番高いところに登った日(その1) - 2021年2月1日
