4月は言わずと知れた新年度の始まりの季節で、
多くの組織で人事異動が起こる。
一般的に2年か、長くて3年で人事が変わることがあり、
最近は数値目標などが設定された事業もあり、
日々、緊張感を求められることが多いが、
せっかくチーム内にそのノウハウやネットワークが培い始め、
さあ、これから、と言うところで人事異動することが多い。
(桜の季節は異動の季節)
後任はまったく別の部署から配属されることが普通だから
振り出しとまでは行かないまでも、事業が巡航速度に戻るまでしばらく時間がかかるのは避けられない。
特に、新規事業やこれまで前例のない挑戦的な事業には、チームスタッフの「熱い想い」に支えられていることが多いからなおさらだ。
また、事業対象やパートナーがいる場合は、相手方が困惑することもあるので注意が必要。
それを少しでも回避するためにも、極力引継ぎをしっかりと行ない、十分に情報を伝え、継続性を持たせることが重要だ。
(文京区小石川・播磨坂の桜並木)
しかし一方で、後任担当者が、全くの継続性踏襲ではなく、異なる視点から事業を組み直し、独自の方法論を用いることによって、事業がステップアップされることがあるから、この流れを封じては決していけない。
革新的な成果が生まれるのもこういう時だ。
ただし、これはあくまで正確な判断力や分析力、行動力がそろった場合。プロジェクトチームの親和性が加わると、さらに面白い結果が生まれる。
悪しき前例主義は、変化激しい昨今、何も対応できなくなる。
築き上げた基盤の上に、いかに新しい息吹を吹き込めるかが重要で
その意味では、変化は常に飛躍のチャンスだ。
私も4月は、仕事の進め方をリモデルしようと思う。
(4月はスタートのとき・・・)

田中 豊

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