星港再訪

           
先週は前半が沖縄、後半はシンガポール(星港)に出張していた。
           
  
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日本は全国的に降雪や厳しい寒さに見舞われ、
本格的な冬将軍の到来に悲喜こもごもであるが、これら
気温が高い地域との行き来は、若くない体にはさすがにこたえる。

    
       
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突然の29℃の蒸し暑さにはさすがに・・・
         

          

それでも沖縄とシンガポール。

自分の立ち位置から観れば、共に南の麗しい島。

   

訪れるたびに、新たな出会いに胸が高鳴る。

   

シンガポールも世界的な不況の影響もあってか、
今年はクリスマスの飾りつけも例年より早く立ち上げ、
賑やかさを演出しているそうである。

  
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目抜き通りのオーチャードロード

   
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夜は一変してロマンチックな世界へ

  
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今年は世界中で青色LEDが演出  技術ニッポンのご自慢
   
       
     

高層ビルの屋上に立つと、あちこちでビル建設のクレーンを見つけることが出来た。

    
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どこへ行っても建築現場に遭遇し、公共投資をはじめ、民間投資誘致などものすごいスピード感をもってすすめている印象だ。

  
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業種によってはリーマンショックの影響なんて何も受けていないと豪語するビジネスマンもいれば、本格的な景気の回復は来年後半以降という観測をする人もいて様々だ。

  
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今年の1月以来の訪問だったが、この間、ショッピングモールなど大規模な商業施設が約1万平米が開業したというのだからものすごい。

  
来年には鳴り物入りのカジノもオープンする予定だ。
   

  
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多くの買い物客でにぎわう新装のショッピングモール

   

競争もきっと激しいことだろう。

  
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消費不況に打ち勝つために・・・

   

それだけに差別化の図れる我が日の丸ニッポン商品やサービスも「現地消費者・需要家のニーズに対応できたもの」には、いまこそ引き合いを取れるチャンスだと、心強いコメントも頂いた。

  
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外食天国 ―シンガポール

   
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暑い場所ではこれがなきゃ!!

   
  

またシンガポールを通じて、近隣諸国やベトナム・カンボジアなどのアセアン各国へ様々なルートを通じてニッポン商品は少しずつ広がりを見せていることも確認できた。     
      
      
アセアン諸国はこれからどんどん経済統合が進むのだ。
       

     
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東洋の真珠のような存在のシンガポールや香港、そして沖縄。

      
       
ニッポンのプレゼンス発揮は、ODAや大企業の進出だけではない時代にすでに突入している。

   
           
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地理的な要所であるこれらの地域はとても小さなショールームではあるが、単なる市場として捉えるのではなく、もっと多様な戦略拠点であることを強く認識したい。

   
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那覇にもハブが出現!?

                     
沖縄・那覇にやって来た。

  
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12月というのに、ここ那覇でもこの日は特に暑かったらしく、
通りには日傘を差して歩くご婦人の姿をよく見かけた。

  
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まだ夏の色・・・
     

   

僕自身、薄着をしてもしばらく歩くと汗が滲むほどの陽気。

   

外気温は25℃くらいありそうだ。
   
      

   
気温の変化に体がすぐに順応せず、ぼお~っと歩いていたら、酒屋さんの店頭にギョッとするようなハブがまるごと入っているという滋養強壮の酒の広口瓶が並んでいるのに気付く。

        
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沖縄といえばハブとマングース?

       

          
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こんな笑われそうなイメージをつい思い浮かべてしまう…。

        
        

そもそも沖縄本島に生息しているかどうかも僕は知らない。

          

           

           

ステレオタイプなよそ者発想である。

     

           *                 *

           
   

14日、那覇市の内閣府沖縄総合事務局で「沖縄地域農林水産物等輸出促進セミナー」が開催され、多くの熱心な参加者を集めた。

   
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会場の内閣府沖縄総合事務所

     

       
セミナーでは、沖縄県交通政策課の担当者の方より、
国際物流拠点(沖縄ハブ&スポーク)構築に向けた県の取り組みと題する施策説明をうかがった。
        

(国際物流構想 沖縄)http://www.pref.okinawa.jp/koutsuu/butsuryu/index.html

             

        
ハブ???

    

ハブはハブでも、この物流ハブは大いに注目されるハブである。

   

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単に沖縄物産を海外各地に届けるだけではないはず。

   

ハブ空港、ハブ港の持つ機能を生かした「日本を売る!」ビジネスが数パターン、瞬時に頭をよぎる。

   
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沖縄の事業者だけでなく、日本全国の関係者にとっても那覇ハブの今後の推移は目を離せないのではないだろうか?

   
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すでに、この構想を見据えて、本土の元気な企業が活動を開始している。

    

驚くべき情報力とスピード感だ。

    

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首都圏や関西圏などもハブ&スポークのような路線ネットワークは出来ているが、戦略的な貨物ハブを構築しようという試みは始めてではないだろうか。

    
  
ビジネスは物流と商流の両輪がかみ合ってはじめて機能を発揮する。

   

  
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新たな舞台 ―那覇空港

     
   

今後の沖縄の動向から目が離せなくなった。

     

これからの推移を大いに注目していきたい。

        

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ズッシリと動きだす三都

                
三都物語と言えば、1990年代に鉄道会社が展開した京都、大阪、神戸の観光キャンペーンであるが、先週日曜からの5日間、
鹿児島、宮崎、熊本の南九州三都を「ニッポンを売る!」活動のためにグルッとひと廻りして来た。

   

この三都を象徴する画像がどこのものだかは、今更説明する必要は無かろう。

  
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今年はよく爆発するそうだ・・・

  
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      太平洋側だから冬でも晴天が多い

       
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                 本丸御殿効果で昨年はお城の来場者が日本一に

   

       
では、同じこの三都の中心商店街での夏の様子だが、
どの街だかお分かりだろうか?

   

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どこも女の子がさっそうと闊歩しているネ。

     

    

答えは、上から宮崎市、熊本市、鹿児島市・・・でした。

  

当たったかな?

      

    
では農産物ではどうかな?

    

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はじめからバレてる??

  
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      同じ大根でもやぐら干し  冬の風物詩

    
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        昔から正月の高級ギフトだった

      

                  

上から、鹿児島、宮崎、熊本 でした。    

    

    
どの県でも、いま地域活性化、特に農業振興や地域資源の積極活用、そして国内・海外向けの販路開拓にとても熱心である。
    

全国でも指折りではないだろうか。

   
   

             *              *

    

さかのぼること、今月2日、鹿児島市で九州農政局等の主催による「農林水産物・食品輸出オリエンテーションの会」の九州ブロック版が開催された。

   

セミナーには約170名近くの参加者を集め、大ホールはほぼ満席。

      

        
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商談会や試食を兼ねた商品発掘会では、希望者が多過ぎて、
一部参加できなかった事業者もあるという。

    

これまで全国で7ブロック(当段階で)開催されたそうだが、
九州ブロックが最多の参加者を集めたらしい。

   

   
ここにきて、
円高、世界的不況、国内の厳しい状況にもかかわらず・・・ だ。

    
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これも日頃、農政局、自治体、商工界、ジェトロなどの支援機関、金融機関などの積極的で有効なサポートがあって、元気な事業者や生産者が着々と実績や経験を積み始めた証である。

    

九州7県すべてが海外販路開拓にほぼ出揃ったのも出色だ。

    

     
参加者をよく観察してみると、福岡や長崎の常連企業の姿が少ない。

      
           

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大ホール一杯に試食プロモーションのコーナーが設けられる

    
   

同じ九州とは言え、南の鹿児島で開催されたからだが、多くが地元鹿児島県をはじめ、宮崎県、熊本県の事業者で占められていた。

 
それでいて全国各ブロックで最も参加者を集めたというのだからすごい。

        
       

この三県は農林水産業では、全国でもトップクラスを行く層の厚い実力県。

     

    
現下の逆風を跳ね返す意志力と将来のアジアとの市場融合を見据えたビジョンが見え隠れする。

   

      
それでは最後に、この三都の美味しいものを並べてみよう。

    

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黒豚とんかつは超高級なB級グルメ?

        

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和製中華のニューウェーブ

   
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なぜか地元っ子は、タルタルソースよりも、甘酢に漬けている事にこだわる
-チキン南蛮

    

もちろんこれは、ほんの一部。

    
   
奥が深いぞ!

   
   

明日から一週間、国内と海外の異なるふたつの南の素敵な「島」に出張に行ってきます。

  

また元気な皆さんとの出会いを楽しみにしています。

   

  
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旨いもの王国で(その4)

            
(前回より続く)

あたりはいつの間にか真っ暗。
       

海岸沿いの広い畑が両側に広がっているんだろう、何も見えない。

 

どこをどう行ったのかさっぱり判らないまま、とある寿司屋へ案内された
    

どこにでもある造りの広い座敷に腰をすえる。
      

     

遠くから来た者なんで、福井の美味しいもの食べさせてください!
   

カウンター越しのご主人に向かって、調子に乗ってお願いする。

    

厨房からは無言。 なんの返事も無い・・・。

  
ところが、、、、、、だ、

          

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福井県といったら、今が旬の“越前ガニ”(ズワイガニ)が登場。
    
   

手前はメスで「せいこがに」と呼ばれ、奥がオスの越前ガニ。

       

  
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黄色のタグが付いたのが、正真正銘の三国港産・越前ガニだ。
皇室への献上ガニは三国港で水揚げされたものが毎年届けれられる

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ぷ~~んと漂うカニ味噌の香りと
トロリと舌をとろけさせる官能的な食感がたまらない。
  

嗅覚、味覚をシビれさせるこの旨みを知ったら、即座にノックアウト。

  
   
食べるんだったら、その旬の季節に現地に来るに限る。

足を運んだ甲斐というものをまざまざと感じさせられる。

   

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今まで知らなかったメスのせいこ(勢子)ガニ。

溢れんばかりの外子(受精卵)と赤いダイヤと呼ばれる内子(卵巣)は珍味の域を超えて食べる者を虜にしてしまう。

   

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足が細すぎて身が小さく食べ辛いので、3~4ハイで1000円くらいの安価で売っているのだが、僕はこのせいこガニの方が美味しいかも・・・、と恐る恐る漏らしたら、ご主人が、味がわかる人だね、地元でもカニ好きはせいこファンが結構多いんだよ、と教えてくれた。

       
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具沢山のカニ汁。せいこガニの甲羅が丸ごと。身も心もあったまる。

     
   
貧乏性なだけで味覚の方ははなはだ自信がないが、
僕にとって、カニだってやはり女性のほうが宜しいということだ。

       

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福井に来たら食べたかったんだぁ。  

あこがれの鯖サバ、サバ、サバ
    

        

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日本海の甘エビ。

そのネットリ甘い食感は、これまでの味覚体験を覆す。

今まで食べてた冷凍甘エビはなんだったんだろう???

     
    

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今が旬のノドクロ。 脂がこれでもかッというほどタップリ乗っていて、異常なまでの存在感を示してくれた。
      

       
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おかみさんがマンジュウガイとか言ってた初体験の貝。

  
こんなの違反だよッ! と叫びたくなる旨さ。

     
海の香りと貝の旨みが溶け合って、縦横無尽に鼻腔を撫で回す。

      

あまりに堪能してしまって、このあと、何を食べたんだか記憶が消えてしまってるのだ。

    

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本場のカニ寿司 北前船で運ばれたであろう昆布の仕込みも素晴らしい

      
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もう、何がなんだかわからない。

      

おご馳走さまでした・・・。 

         
と、「お」と「ご」を重ねて付けたくなるほど、ご主人の手さばきと日本海の食材に感謝したい気持ちだった。

            

お礼を言ったら、それまで職人肌で寡黙に仕事をしていたご主人が破顔一笑、地元・三国町の食材に関わる楽しい話を披露してくれた。
       

デザートのその後に、さらに心がとろける会話だった。

       

このご主人、イラスト絵画の名手でもある。

     
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この絵は、0.3ミリの極細の水性サインペンの筆先をさらに細く削って書いたという真冬の東尋坊である。

       
細かい黒いドット(点)だけで、荒々しい波しぶきや積もる雪をも表現している。

本物を間近で観ると、見事としか言うほかない。

       

これはご主人が客のために描いた自画像。

      
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こちらは正反対の単純なタッチなのに、写真よりずっとリアリティーがある。

       

      
今回の福井ファースト・トリップは忘れられないものとなった。
      

セミナーでは北陸・新潟地区の積極的に海外にチャレンジする関係者の方々と出会い、郊外では新井さんをはじめ、珍しい品種の果樹を組織的に栽培加工している元気な女性経営者とも交流した。

        

帰還の直前には、あの福井を代表するB級グルメ「ソースカツ丼」と名物「おろしソバ」をいただく。

       
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プ~ンと香りたつ懐かしいウスターソースが食欲をそそる。
      

B級万歳ッ! と心の中で叫んだ。

  
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ご飯は脇役ではない。

      

日本を代表する品種「コシヒカリ」は、実は福井で育成され誕生したのだそうだ。

      

素晴らしいお米があって、様々な食文化が花開いているのである。

       
なんともうらやましい幸せな土地だろう。

          

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越前名物「おろしそば」

           

おろしに使われる辛味大根も当地の特産。

新井さんは年中使える辛味大根の保存法についても研究している。

                                 
                           
そしてまた・・・、
    

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突然、時の人ならぬ、時の町となった元気な小浜市のアクションにも拍手を贈りたい。

          

正真正銘の旨いもの王国-福井の奥はかなり深いようだ。

         

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こりゃ、もう一度足を運ばなければならんな、

などと都合のいい予感をしている。

            

福井県の皆さん、本当におせわになりました。
       
                              (シリーズ終わり)

           
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旨いもの王国で(その3)

      
(前回より続く)

食事の会場に行く道すがら、せっかくだからとあの有名な景勝地「東尋坊(とうじんぼう)」を案内してくれることになった。

   

でも天気はあいにくの冷たい雨。 しかも土砂降り。

   
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また次の機会にゆっくり観よう…。

   
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日本海側の冬の空を象徴するかのような雲の群れ

    

と、諦めかけていたら、現地に到着すると、厚い雲の合間から夕陽が顔を出してきたじゃないか!!

  

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感動的・・・。 ツイてる。

   

いつの間にかカメラマンが大勢現れてきた。

  
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新井さんの話では、こんなに綺麗な日没は珍しいそうだ。

   
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こんな光のページェントの風景を描写しきる技術は、僕には持ち合わせていない。

   
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垂直に切り立つ安山岩の柱状節理は日本でも三ヶ所しかないという

   

カメラは傍らに置いて、ただただ断崖に打ち付ける波のドラマを眼と耳と、そして心を凝らして全身で受け止める・・・。
   

  
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荒々しく打ち付ける波

   
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画像左上の小さな人影の場所が、サスペンスドラマのエンディングの定位置か?

  
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夕日に映える屏風岩

  

新井さんがあきれた顔をして僕に向かって言い放つ。
     

   
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「普通こんなに体の芯まで冷えるほど寒い時、よそから来た人なら記念写真だけ撮って10分もしないうちに、すぐに帰ろうと言い出すのに、あんたと来たら・・・。」
   

   
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気づけば確かに寒い。凍えるように芯から冷える。

  

そりゃそうだ。ワイシャツに普通のスーツだけだもんね。

       

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残念なことに、ここは自殺の地としても有名

  
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句碑かと思ったら、「粗末にするな 親からもらったその命」と書かれている

   

気を取り直して、

さあ、グズグズしてないで早く行って温まりましょうよッ!と僕。

  
   

げんきんなヤツだ、と思われようが、
心は高揚しているからなんのその。

    

最も待たせた僕が一番先に車に乗り込んだ。

                                 (次回に続く)

  

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東尋坊から沈みゆく太陽を眺める

   
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旨いもの王国で(その2)

      
(前回より続く)

       

今年は露地物の生育期に苦労しました・・・。

  
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福井県坂井市でスイカを生産しているあらいやの新井さんは6年来の友人である。

    

2000年に脱サラして、今で言う新規就農された元気生産者の一人である。

      
     

サマーオレンジという果肉が赤でも黄色でもなくオレンジ色をしていて、しゃりしゃりした食感が特徴のとても美味しいスイカなのだが、この品種を新井さんほど大きく甘く育てることのできる人は、当時は誰もいなかったらしい。

  

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とはいっても、脱サラしたばかりで、近隣で盛んに栽培されているスイカ農家から見様見真似で技術を確立させたのだそうだ。

  
      

スイカの栽培は簡単そうに見えて、実はとても日常管理が難しい作物のひとつだ。開花を迎えると旅行にもいけないほど気の抜けない毎日なのだという。

      

大手電気メーカーの支店長を通じて、6年前に僕と新井さんは知り合ったのだが、ようやく完成した福井・東尋坊産のサマーオレンジをこれからどうやって売っていこうかと考えておられた時、それなら海外でまず名を上げてみませんか?と僕が提案して、香港で試験販売することになった。

     

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今から5年前に始まったチャレンジ!

   
   

初年度は20玉の試験販売。
     

      
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海外輸出には様々な経費がかかるから、結局現地高級デパートでは、ひと玉約7000円にもなってしまう。

   
  

しかもコーナーの裏側には、中国産の超格安の甘いスイカが並べられる。

   

十倍近い値差が立ちはだかる。

   

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破格値のスイカに地元の消費者にも関心を呼ぶ
         

        
やってみなければわからない・・・。
      

        
正直、不安ばかりだったが、ふたを開けてみるとすぐに完売。

      

その後、順調に数字を伸ばし、定番商品として作付け前に予約注文を受けるほどまでに成長し、去年は年間計500玉に達した。

      
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日本各地のプレミアムスイカが並べられる(2004年)
香川産の四角いスイカが日本円で2万円を超える!?

     

    
当時の香港の好景気も追い風ではあったが、もちろんこの間の新井さんの栽培、販売に対する不断の努力がいかばかりであったかは想像していただけると思う。

   

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これから冬の間、地力回復に努める畑

         
   

残念ながら、今年は露地物が気候など様々な要因で苦戦した。

       

それでも、このときがチャンスとばかりに、再度勉強を始めたり、外部ネットワークを広げたり行動を起こして、地元の加工販売のパートナーと農工連携して新商品開発に余念が無い。

     
  

新井さんのスイカが地元の支援を受けてブランド化される日もそう遠くないことだろう。

   
   
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来年はまたやりますよお~ッ!

   
   

新井さんの笑顔に満面の自信が覗いている。

    

       
前向きな話を酒の肴に、さあ、福井の美味しいものを食べに行きましょうよ!

    

新井さんに誘われて、地元の人が通う「隠れ家」に案内してもらうことになった。
                                   (次回に続く)

旨いもの王国で(その1)

        
19日、北陸農政局等の主催による「農林水産物等輸出オリエンテーションの会」が福井市で開催された。

   

   

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対象地域は、福井、石川、富山の北陸三県と新潟県である。

  

   
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午前のセミナーは、会場一杯の参加者を集め、
北陸地区での関心の高さを物語っていた。

   

   

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札幌・大阪に続き私が前座を務め、今回の各国レポートでは、香港と北京の豊富な輸入販売経験を持つベテラン商社代表からとても有意義な最新現地報告を伺った。

    

     

   
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同じ中華圏でも、参入はしやすいが競争が厳しい香港市場と、入り口の障害がとても厳しいが、これからの本命である中国北京市場の比較が浮き彫りになり、参加者は大いに参考になったと思う。

   

        

午後は、個別商談会と試食発掘会で、どちらもたいへん盛況であった。

     

   
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時間ギリギリまで白熱した商談が繰り広げられた

    

      

  
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あの名物「鯖のへしこ」も海外へチャレンジしているではないか。

   

  
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行動を起こせば、道は切り拓かれる

     

   

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発酵食品(=臭い物)好きの僕にとっては垂涎の珍味   
   

    

実は恥ずかしいことに僕は、福井県は初めての訪問。

    
     

繊維、眼鏡産業の隆盛、豊富な食材については、知識としては知っていたが、現地訪問は初めてだ。

   

              
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今年7月に発刊されたばかりの西川一誠・福井県知事の著作である「ふるさとの発想 -地方の力を活かす」(岩波新書)を事前に読んでいたおかげで、地元の皆さんとの交流を通じてさらに理解が深まった。

      

      

      

   

       

      

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また、県庁の方から、「ふくいごはん」(ポプラ社)を頂戴した。

    

   

この大手出版社は当初、全国版の本をつくる予定だったのらしいが、福井県だけであまりに美味しいごはんのお伴(おとも)があり過ぎるので、福井版が出来上がったのだそうだ。

    

     

    

福井県は、どうも旨いものが豊富なようだぞ。

          

      

こりゃあ、短い滞在時間でも、なんとしてでも「体感」しなくてはならぬ。
      

          
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6年来の福井の友人に、ぜひ案内してッと請い願い、

夕刻から郊外に繰り出したのである。

                                      (次回に続く)

   

      

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日本一の桜並木     福井市の中心を流れる足羽川(あすわがわ) 

    

    
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スクスクと生育中

     
福岡のブランドいちごである「博多あまおう」が順調に生育している。

   

連休中にもかかわらず、JA糸島と生産者の協力を得てハウスを視察させていただいた。

  
   

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ハウスの中は一面、あまおうの苗が植えられている。
  

 
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なんて美しいんだろう!

  

プロの生産者の畑はどこもそうだが、どこか整然としていて、
先端産業の近代工場と変わらない凛とした空気を感じる。

   
家庭菜園を一度でも体験したことのある人なら
その違いは判るはず。
     

      
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ハウスの中には、光合成を促進するための二酸化炭素発生器や温度が一定程度以下になると起動する暖房機も備えられている。

 

あまおうの名前の由来のとおり、

あかく、まるく、おおきく、うまくなるための栽培ノウハウがあちこちに散りばめられている事も学んだ。

    
  

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照明機器も備える

     
   

 実に壮観だ。

    
     

生育期というのは人間と同じで、
ハウスの中でもなんとなく「勢い」や「気」を強く感じる。
   

 
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ちょうど一番果が着色をはじめ、中には熟しているものもある。

  
   
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初出荷もちょうど始まったばかりだそうだ。

       
       

百貨店の高級果物売り場でも、初物あまおうの販売が始まっていた。

      
        
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初物が店頭に並ぶ

   
   

JAの指導員さんの話では、9月に順調に定植をしたものの、
10月の少雨と11月の低温で少々発育が遅れているらしいが、
今週からの気温回復の予報で、生育も元に戻せそうだという。

  
   
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それでも、今後の気象変化は心配で、これからクリスマス・年末商戦に向けて、生産者の皆さんは一日も気を緩めることが出来ない。
   

   
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高級イチゴをタップリと使ったデザートは、まさに高嶺の花

   
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生産者が生んだ“大地のルビー”は売り場の華

  

ハウスのご夫婦に話を伺っても、ここで作られたあまおうが、
遠くアジアやアメリカ、ロシアまで輸出されていることはよくご存知で、とても誇りに感じていただいているようで、僕もなんとも嬉しかった。

    

         

あまおうの登場以来、海外での販促活動に粘り強く頑張った
県庁、JA、流通事業者、関係サポーターほか、
歴代の担当者の皆さんの辛苦と晴れやかな笑顔が思い出される。
   

   
みんなこれら生産者の皆さんの努力を常に胸に秘めながら頑張ってきたことを僕は知っている。

   
    
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日本を代表するイチゴを作る誇りがにじみ出る

          

ブランド力の向上、販路拡大、売れる商品作り、生産意欲の向上、ひいては自給率アップにつながる「ニッポンを売る!」アクションが生産現場で評価していただけるところまで来たという実感を、ご夫婦の笑顔を通してとても感動的に確認できた。
     

   

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糸島地区の大地が豊かな恵みを育む・・・

      
  

出荷が本格化する来月から翌年5月位までの期間、
国内と海外の多くの消費者の皆さんに、
美味しく喜んでいただけますようにと願って・・・。

   
   

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5th Anniversary

     
いつからブログを始めたんだっけと、さかのぼって調べてみたら、
2004年11月17日に第一回のエントリをアップしていた。
   

ちょうど、まる5年になる訳だ。

    

    
そのころはブログなんて、ほとんどの人が知らない存在で
もちろん僕もそのひとりだった。

    

おりしも、今や押しも押されぬ全国的に有名になった農産物流通コンサルタントのやまけんこと山本謙治君が独立を果たした頃、僕にブログという面白いものがあるからぜひやってみて下さいよ、と勧められて始めたのがきっかけだ。

   
       

パソコン音痴の僕が何のことだか訳も解らずオロオロしていると、
やまけん君が10分もたたないうちに、チョチョッとブログのフォームを立ち上げてくれたのだ。

   

5年経った今でも、その当時のフォームのままで、相変わらず慣れない手つきでカチカチとアップしている。

      

まさか、紆余曲折しながらも、飽きっぽい僕が5年も続くとは思わなかった。

   
   
毎日ひとりでも見てくれる人がいたら続けていこうかな、程度に思っていたら、全国、海外から信じられないくらい沢山の方々が、毎日何らかの形で立ち寄っていただいているようで、本当に嬉しく、また心からありがたく感じています。

    

ブログを通じて知り合いになった友人や、今でも親しくさせていただいてる方も本当に増え、ブログの持つ潜在力の大きさに改めて驚いてます。

     

最近、出張先で初対面の方から、ブログチェックしていますよ、と言われることが続いて、もう涙が出るほど嬉しい気持ちになります。

   

改めて、読者の皆さんに、心から厚くお礼申し上げます。 

   

   
これからも頑張りますので応援してくださいね。

      

水シリーズ完結編

              
これまでしばらくの間、
僕が体験した水に関わる思い出を綴ってきた。

      
最初は、日本のゲリラ豪雨。

    

続いて、アルゼンチンのラ・プラタ川。

  
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カンボジア・メコン河のトンレサップ湖に暮らす人々。

  
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そして、ドバイの砂漠の農場。

   
  
実はほかにも、
ブラジル・アルゼンチン国境の巨大瀑布“イグアスの滝”や
ニューヨークのハドソン川の思い出なんてのもあるが、
また次の機会に紹介しようと思う。

  
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生来、最高に圧倒されたイグアスの滝(ブラジル側)

    

       

    
僕は、この数年、水に対する思いが事のほか強い。なぜだか強い。

   

特に、農や食に関わる仕事も多くなったからでもあろうが、
もっと根源的な強い勘のような気がする。
    

   

とにかくわが国は水に恵まれていることを
海外に出るたびに「気づかされ」る。

       
量においても質においても。

   

国内にいると、恵まれているだけに気がつかない。

   

まったく意識なんかしていない・・・。

    

       *           *          *

     

数年ぶりに、本州の西端 ― 山口市を訪れた。

     

西の京と呼ばれるだけあって、およそ600年前、京文化と大陸文化が融合した国際性溢れる「大内文化」が花開いた土地である。
     

   
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南北朝時代に基礎を築いた第9代当主 大内弘世

           
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この街の一角にたたずむ瑠璃光寺の五重塔などを観ると、
その卓越した技術と凛とした存在感に酔いしれ、
往時の栄華ぶりが偲ばれる。

    
    
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瑠璃光寺の境内に入る。
   

  
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しばらく参道を歩くと、小さな碑(いしぶみ)に目が留まる。

   
   
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    「杓底一残水(しゃくてい・いちざんすい)」

         =杓の底に残ったわずかな水=  とある。

     
   

碑文をそっくり写し取ってみよう。

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柄杓に水を汲み取り、使った後、杓の底に残ったわずかな水でも、元に戻すという行為、それは一杓の水も決して粗末に扱わないという宗風をよく表しています。たかが水一杯でも大切にする心こそ仏心です。常に水を大切に、そしてものを大切にすることが肝心なのです。 合掌

      

      
   
   

   
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禅宗(曹洞宗)ならではの教えに、共感しない日本人はいないのではないだろうか。     

  

     
含意について多くを語る必要はないだろう。

    

     

     
      
    
さらに歩を進めると、
有名な「知足の手水鉢(ちょうずばち)」を見つけた。

  
   
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石庭で有名な京都の龍安寺のものがよく知られている。

茶道には縁のある配置だ。

     

鉢の四方の字と真ん中の口とを結んで、
「吾唯知足(われただ足るを知る)」という言葉になる。 
     

   

今ある現実に感謝し、不平を唱えず、さらなる前進を誓うメッセージだと解釈する。

    

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水は日本の恵み。その水に対する日本人の想い。

   
   

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長い歴史を通じて、自然と心の両方にこの素晴らしい資産を
受け継いでいることを今一度かみしめたい。

    

   

そしてこの資産を「ニッポンを売る!」活動を通じて、
世界に、アジアに発信していくことにも挑戦したいと思う。
    

                                    (シリーズ終わり)
      

     

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常に清らかな水で心を洗うよう努めていきたい