復興の胎動

      
福島で被災した仲間のコンサルタントとようやく連絡が取れたが、住居の損傷が酷く、ライフラインも一向に改善されず、加えて放射線による影響も懸念して、家族で一時疎開されるという。
     
    
その時の思いを綴ったメールが送られてきたので
その一部を修正しないで掲載させていただく。

      

          *            *

   
       
(前略)
 貴地からのご支援、バックアップに感謝しています。
 今回の大震災によって、日本の仕組みや経済など、あらゆることが変わるでしょう。まさに大転換期になります。終戦の焼け野が原を迎えたことと同じですから、そこから新たな価値観や産業などあらゆる事物が生まれてくると思います。今までのように日本の良いものを継承するとか、今流行の6次産業化とか、そんなことではないと思います。

 たまたま住んでいる場所で、世界でも未曾有の出来事に直面し、私の中であらゆる意味で覚醒されました。
      

(中略)
 今後、最悪の事態を脱出して生き延びることが出来たら、今までとは全く違った観点からの仕事の仕方を展開したいと考えています。私の中には、どんなことをしても東北を復活させるため、あらゆることをしたいと思います。

 今度の震災で、東北が、東京だけでなく海外も含む様々な地域と連携して、全く新しい改革が実現できたらと思っています。その時はあなたのお力をお借りしたいと思います。宜しくお願いします。
(後略)

    
     

           *           *

          

 
何も解説は付け加えないでおこう。
        

ハッと吾に返り、情報収集

             
今回の震災に対して
海外からも数多くの激励や日本に対する賞賛の声も
多数寄せられていて、大いに励まされている。

   

また、農水産物・食品輸出について
海外各地に連絡を取って初歩的な情報を探っている。

   

香港では昨日から輸入検疫が強化された、とか
一部需要家が新規の船積みや新規契約の一時休止を指示した、

台湾でも都道府県別の原産地証明の添付を義務図けられているとか、まずはエアカーゴに対する検査強化が今日から始まったようだ、という情報が寄せられているが、国や税関によって、また刻々と変化することが予想されるから、必ずその都度確認することが必要である。

  

また報道では、韓国では、日本産の青果物輸入に際して
放射線測定が義務図けられているというものもあって確認が必要だ。

     

    
その後、当方に寄せられた一般情報として、
香港では在庫分の日本製粉ミルクや牛乳が買い占められ始めているという。

  
原発事故の影響によるものと思われるが、
まだ風評のようなものは実際には耳にしていないという。

    
また、円高など為替動向や株安、デフレ進行懸念もあり
政策対応次第では予断を許さない。

     
    
外国からの観光や商談、投資などにも
しばらく影響を受けそうであるが
可能な限り最小限に抑えたり、出来るだけ早く回復できるよう、
思考を緊急事態に切り替えて、
今から対策を練っておく必要がありそうだ。
      

震災での誓い

             
今、東北沖大震災の被災地から遠く離れた場所に住んでいる自分に出来ることは何かを一生懸命に探して、そして私なりに行動しています。

       
    
先月も仙台に行ったばかりで、旧交を温めたり、新たな出会いをしてメールをやり取りしている仲間たち数名と連絡が取れません。
     

皆の無事を信じて、やはり今、出来ることを探します。

      

    
    
僕は、世情を注意深く観察することも仕事の一部ではありますが、
この救済期間中は特に
絶対に、批判、批評、評論、愚痴、軽蔑、悪口などの思いを一切、口にもしないし、耳にもしないと心に決めました。

     

      
命を懸けて、原子炉に水を注入している作業員の方々がいます。
   
余震と津波の再来の恐怖と闘いながら、タイムリミット迫る人命救助に当たる救援隊や自衛隊員の皆さんがいます。
      
自分の家族が不明なのに救助に当たる消防員や役場の職員がいます。
   
事故や渋滞の心配がある中を必死で電車やバス、車を走らせている公共交通機関の乗務員がいます。
      
批判の集中砲火を受けながら、出来るだけ電気を止めてはいけないと、停電計画を練っている東京電力や東北電力の社員がいます。
   
批判の的になりやすい政府関係者や官僚、自治体職員、報道マスコミも、その「大多数」は、それぞれの立場で不眠不休で必死の努力をしているはずです。

      
           
      
今、国内外から励ましの言葉や涙を誘う話など、ニュースやネットで広がっており、共生互助、秩序優先、正直・誠実・優しさなど、日本人、アジア人、地球人としての素晴らしい本領が発揮されています。                              
             

      
今回が世界最大級の大震災なら、
僕らの力で世界最大級の復興を果たしてみせようではありませんか。
         

災害お見舞い

   

このたびの宮城・茨城沖地震で被災された皆様方に

心からお見舞い申し上げます

   

  
昨年の口蹄疫以来、様々な災害・事件続きはまさに国難。

   

私も国民のひとりとして、

ニッポンの一日も早い復興のために

微力を尽くすことを誓います。

   

                               合掌
               

シャトルになる

                   
沖縄から帰還してのち、この2週間、
サトウキビの話題をアップしていたが、
その間、少しばかりハードな国内移動にいそしんでました。

    

金沢-佐賀-埼玉-八代-松江-北九州
東京-大津-東京-福岡-千葉-米子
   
         

と、こうして振り返ってみると、
えらく移動していることに気がついた。

       
基本的には日帰りコースだから結構ハードだ。

   
    
西と東を、織機のシャトルのように行き来しているのが判る。
     

     
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残雪の金沢・兼六園

    
   
まとめて滞在すればよいものだが、
それぞれに事情があるから、そうもいかないのが現実なのだ。

 
     
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緊急対策で農水省主催の輸出商談会には、アジアの主要バイヤーが東京で一堂に介し、全国から売り込む事業者が長い列をなした
   
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中国向け100万トン事業の影響か、コメ輸出指向に弾みがついた!?

          

衣食住プロジェクトあり、ハイテク機器あり。
企画会議あり、ビジネス支援あり。
商談会あり、講演ありでこれ以上の発想転換、経験値向上が適う環境はないはず。

   
悲しいのは、もう少し頭と体が冴えていてくれればありがたいのだが・・・。

   

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大津から観た琵琶湖遠景
   
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やっぱり外来種の到来は日本の生態系を乱すのか 

    
      
初めての出会いも多いが、何度目かの訪問も多く、
各地で知己の皆さんが、てぐすね引いて待っていてくれる。
     
       

この時期、これからの地域戦略や事業戦略を練る会議が多いが、どこも熱心な議論が交わされて、たいへん刺激的である。

   

そこでは理論を振り回したり、どこかと同じ提案なんかしたって、まるで意味が無い。

    
地域ごと、事業者ごとに動機や背景が違うからである。
            
いつも気を緩めるわけにはいかないのだ。
    

    

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島根県・松江城に行ってみたら、韓国からのツアー客で一杯なのに驚いた。
昨年から始まった境港受けの山陰クルーズが人気なのだとか。

   
     

必ずその地域の元気な皆さんと一緒になって
個性あるアクションプランをひねり出す。
否、ひねり出して頂く。

         

出なければ、出るまで走りながら考える。
    

人と同じことは原則的に考えない、やらない。
     

規格化された支援なら、僕でなくてもよいはず。

     

とは言え、ご他聞に漏れず厳しい現実との闘いだ。

    

     
最近、ようやく、
「目からウロコが落ちました。」
と、相談される方からのリアクションが増えてきた。
   

僕にとって一番嬉しい評点である。

   

    
     
でも、内外の経営環境はますます混迷している。

       

定まらない政策、天変地異、世界経済・社会の流動化、多極化する国家間の紛争多発、IT化とグローバル化の功罪、止まらないデフレと資源高騰…。
     

数え上げたらきりが無い。

     

   
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この世は今、妖怪だらけ。 鳥取県境港 水木しげるロード

  
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僕は、巡航軌道状態より混迷の時代ほどファイトが沸くタイプだと自認しているが、いくらなんでも不安定要因が一気に到来した。
     

       
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それでも、北海道から沖縄まで、
元気な挑戦者たちが活発な活動をあちこちで始めているのに触れるにつけ、実に頼もしく、明るい未来を予感させられる。

    
     

超えるべきハードルが高いからこそ、
 結果やゴールが見えないからこそ、
  チャレンジする価値がある
。」
                
答えは探すもんじゃなく、創るもの。」という
    

僕の主張にも耳を傾けてくれる、横並びや組織の常識から離れた「変わり者」が現れている。

     
     
    
答え探しが上手な優等生タイプには見られない、
行動派、実践派の志士たちが増えている。
    

生産者にも、経営者にも、支援者にも、女性にも、

      

        
わが国を取り巻く内外の事態は、すでに取り返しのつかないレベルにまで達しようというほど深刻さを増しているが、ミクロでは、路地裏では、地方では復活の芽も生まれているぞ。

    

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3月の桃の節句というのに、大降りの雪に見舞われた  鳥取県米子で

    

     
今月は、ほとんど連続して海外へ出張する予定だ。
     

つくづくジッとしていられない種族なのだろう。

         

訪問地も南欧を含むハードなものばかりなので、アグレッシブな皆さんとワクワクしながら緊張感も高めて取り組みたい。

     
   

明日から日本脱出なので、
またエントリのアップが滞りますが、しばらくお待ち願います。
      

コーエンにて

             
午後4時すぎ、那覇空港に降り立つとやはり南国、ポカポカと暖かい。

       

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「めんそーれ」とは、「参り候らえ」がもとになっていると聞いたことがある

     
    

空港のロビーは、
家族連れやシルバー、修学旅行・卒業旅行生で賑やか。

       

皆一様に、解放感に満ちた表情をしていて、とてもうらやましい。

     
    
     

ホテルに向かう道すがら、袖振り合った地元のおばあさんと会話する。

    

僕: 「暖かいですねぇ
    

おばぁ:「いいや、それでもおとといまで寒い日が続いたんだよぉ。」
    

僕:「へぇ、信じられないなあ。」

    
     

おばぁ:「今日はとてもアタタカイねえ。桜が満開だよ。」 

           

僕: 「エエ~ッ! もう桜が咲いてるの???

      
おばぁ:「そうさ~。観に行ってくるといいよぉ。
     この辺ならヨギコーエンで観れるからさぁ
。」

        
     
あの独特な沖縄のイントネーションが耳に心地いい。

     

     
ホテルにチェックインして、日の入りまで少しだけ時間がありそうなので、明るいうちに散歩がてらヨギコーエンに行こうと思ってフロントに場所を聞いたら、歩いて行けば日が暮れてしまうほど遠いと言われてビックリ。

        

僕はどうも「この辺」という言葉を勘違いしてしまったようだ。

      

明日の準備もあることだし、いくら早咲きとはいえ桜の花をわざわざ観に行くのも少々億劫だなあと思いつつ、もう後へは引けなくなっちゃった。

       
       

やむなく車で向かったのが、「与儀公園」だった。

   

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後で知ったのだが、ここは那覇での桜の名所だった    

    
    
アアっ 咲いてる!

        

ゆるやかな曲線を描く川に沿って、見事な枝振りを魅せる緋寒ザクラがほぼ満開の綺麗な花を咲かせているではないか。

       
      
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その美しさに触れて、一瞬でメロメロの虜になる。

   
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本土でなじみのソメイヨシノとは違う濃いピンク色の花が少しうつむき加減に咲いているのが印象的。

   
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一見、桜というより桃の花に近いが、幹や枝を見ているとやはり桜である。

     
   
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日曜日ということもあって、公園では大勢の人たちが芝生の上に腰掛けて思い思いのアウトドアを楽しんでいる。

    

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家族や職場の仲間風のグループがビールやワインで花見酒、将棋や囲碁を楽しむおじさんたち、デートを楽しむカップル、カメラ片手に上ばかり見つめる僕…。
      

       
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ゆっくりとした時間が流れる。

    

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去年は同じ沖縄で4月に日本一早い海水浴をして、
今年は日本一早く桜の花見をしたことになる。

    

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桜前線のスタートに立ち会うことが出来たということかな。

      

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ここから桜前線も本土に向かって北上する
       

                   

コーエンはコーエンでも、明日は、
アジア三大都市のベテランバイヤーの講演が予定されているのだった。

      

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ありがとう! ヨギコーエンを教えてくれたオバァ!!

      
    

おかげで気持ちにゆとりが出来ました。  

      
      
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度重なる試練

       
昨夜、海外から帰国したら、鹿児島・宮崎県境の新燃岳(1421m)の爆発的噴火のニュースが飛び込んできた。

    

昨年末、一緒に海外に行った生産者の仲間から、
少しでも県外の人たちに現場の様子を知ってもらいたいと
画像が送られてきたので緊急に紹介します。

    

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画像を見るだけでも被害の大きさがうかがえる。

    

一刻も早い火山活動の閉息を祈ると共に
地域の皆さん方の復興のための一助となりたいと願っている。

    

被災者の皆さん、まずはお体に気をつけて。

      

豪雪体験と熱い志と

   
(前回より続く)

    
去年は年末まで雪がなくて、不思議がってたくらいなのに…

      
    
札幌地方は年が明けてからここ数日で、どかっと雪が降ったらしく、
地元の皆さんも少々ビックリしているみたいだった。

   

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豊平川沿いの雪の堆積場。
巨大札幌シティーの除雪した雪置き場のひとつなんだ。

   
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その規模の大きさは眼前に見えていてもイメージできないくらいだ

       
    
    
江別に向かう途中の自動車の窓からは、
僕がこれまで目にしたことのない積雪の情景が続く。

    

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空の向こうは雪が舞い上がっているゾ

    

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どうやって家から人や車が出れるんだろう?

    

     
屋根に届かんとする積雪のため、頭を挙げて上ばかり見ているが、実は凍った道を何もなさげに進み続ける座席の下のスリップが気が気でならない。

    
    
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内心ハラハラ・ドキドキ   きっとよそ者心理なんだろうな

   

       
そこは地元の皆さんは慣れたものらしく、
ブレーキの踏み方から、ハンドルの切り方、車間の空け方など堂に入っている。

          
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もともと6車線や4車線の大きな道路もこのとおり1車線に

    

     
雪下ろしの仕方、住宅の構造、屋内での暮らし方、そして農業や中小企業の現状について様々なことを教えていただいた。

   

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寒そうに見える住宅も高気密で、中はポカポカで暑いくらいだそうだ。
真冬にビールとアイスクリームの売上げが上がるらしい???
寝る時には夏用のパジャマを着てるんだって!

    

    
つくづく日本は広くて多様だと感じた。

   

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どおりで強い子が育つはずだ

       
    

自分たちの周囲のことだけで、物事は語れないことを改めて知り、
発信するものとして気を引き締め直す。

    

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札幌から江別市に入る
    

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1時間ほどで、予定通り江別市民会館に到着。

    

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江別市役所前

    

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大雪にもかかわらず、地元をはじめ札幌や夕張などからも
本当に大勢の地域リーダーの皆さんに集まっていただいた。

    

    
江別市は人口約12万人の中堅都市だが、
大学が4つもあって、若い人も多く、サークルやセミナー、文化事業など積極的に活動を行う土地柄なのだそうだ。

     

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予定の3時間を大幅に超過して、参加者の皆さんと地域活性化、農商工連携、海外開拓、地産地消などのテーマについて交流した。

         

時間がとても足りず、コミュニケーションが十分に取れなかったことが最大の反省点。

    

申し訳ありませんでした。
    

屋外の寒さとは正反対で、終了後も盛り上がりっぱなしのアツアツの情熱と志を持った皆さんとのエールの交換が延々と続いた。

          
    

何かが始まる予感…。

    

   

    
広陵として静寂な夜の雪景色を見つめながら、
心は上気しっぱなしで札幌の街に帰った。

    

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北海道中小企業家同友会の皆さん、ありがとうございました!
          

北海LIVE

           
今年3度目の出張は北海道だ。

   

福岡から新千歳まで直行便で偏西風に乗って
わずか2時間足らず。

     

日本なんてちいセーなあ、チョロいもんだぜ。 

    

     
なんて思った直後、機内アナウンスから
報告によりますと、
札幌の気温はマイナス13℃とのことでございます
。」

   

ゴクリっ

   

息を呑み込んだ。

    
   
我が神国ニッポンは、やっぱり広くて多様なのだ。

      

    
新千歳空港に着いたら、案の定一面の雪。

  
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これでよく飛行機や列車、自動車が走るもんだ

これが東京以西なら必ずパニックになるんだろうなと感じながら、改めて気候だけでなく、文化から人の能力・タフさまで多様なんだと再認識する。

    

札幌に移動するエアポート快速も
時折吹き付ける横殴りの吹雪のために、何度も停止するほどの荒れた天候だ。

   
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かと思うと、カラッと晴れ渡るなど、寒波の来襲を物語る。

   
    
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JR札幌駅前

   
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さあ、これから夕方には、多くの若き地域プロデューサーたちが待つ江別へ車で移動する。

   
   

大丈夫かなあ???

  
     

北海道は頼もしい。

    

   

Dsc_77230        

今年はナニ年?

        
ズ~ンと響く腰の痛みを気にしつつ、
屠蘇気分で正月3日を迎えている。

     

そう言えば、今年はナニ年だったっけ??

  

    
子供でも知ってる。卯年(うさぎどし)だよね。

           

兔年だから、ウサギの写真を・・・、っと、

    

ないッ!、 ウサギの写真なんか、撮ったことない。

   

    
ってんで、これ。

    

Dsc_9883      台北・和平路の路地裏で        

       

耳は長くないし、眼だって赤くない。

          

誰が見たって、猫の写真である。

   
           
   
別に僕は猫好きな訳じゃない。

  
      

何故???

      

確か、ベトナムやカンボジアでは、
ウサギ年がなくて、代わりにネコ年だって聞いたことがある。

     
     
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ベトナム・ホーチミンの食堂で

       

   
と、いうことは、彼の地では今年はネコ年ってことになる。

       

きっと何か由来か言い伝えがあるに違いない。

     
     
     
今年は、また機会があったら、
ベトナムやインドシナの国に行ってみたい。

  
          
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ベトナム・ベンタイン市場の周辺にて

      

行ったら、必ず今年はナニ年ですか?って聞いてみよう。

     

     
         
もっとも日本だって
十二支の最後はイノシシ年ってことになっているが、
中国をはじめ、韓国もベトナムなども
他の国はほとんどがブタ年である。

   
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鹿児島県霧島市和気神社の珍しい「白イノシシ」

       

       
十二支が伝わった頃の日本には、
ブタという家畜は馴染みがなかったのだろうか?

     
      
ここにも当たり前と思っていたことが、
意外にも海外では微妙に違っていることがわかって面白い。

      

     

違いがあっても、互いに認め合えればそれで良いと思う。

      

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最近アジアのあちこちで招き猫を見かける  -香港