筑後地域と呼ばれる16市町村、22地域で、37日間にわたって繰り広げられるイベント「筑後スローフードフェスタ2007」が始まり、そのオープニングイベントに参加した。
坂東太郎(利根川)、筑紫次郎、四国三郎(吉野川)という日本の三大河川のひとつ筑後川流域一帯を指し、昔から米どころの穀倉地帯で、豊富な農水産物で有名な地域である。
その筑後地域が連携して、広域かつ長期にわたるイベントを行うもので2年前から始まっている。
地域の伝統食や食材を見直す「スローフード運動」だが、その意義は市民の間にも広まりつつある。
不ぞろいなのが自然を感じる
何よりも生産者が元気と自信を持って、消費者との交流に臨んでいる姿を見るのはとても頼もしく映る。
子供に懐かしいおやつの作り方を教え伝える
農業生産者は地元の消費者を大切にし、また生活者は改めて生産者に対する畏敬の念と産物の魅力を再認識する素晴らしい機会となるだろう。
子供たちも秋の味覚あけびを勧め歩く
農産物の海外での販路開拓は、地産地消、スローフード運動とよく対比されることもあるが、アジアの大都市でも食が大きく乱れ、安全性や素材の価値についての渇望感とも言えるニーズはむしろ日本以上で、工業的生産でない手作り感が伝わる日本産の農産物に寄せる期待は、我々の予想以上のものがある事も知っていてもらいたい。
台湾にも伝統食や健康食が一杯
この面での訴求力を海外でも高めることは重要で、日本ならではの戦略を打ち出すことを常々主張している。
その意味で、このようなイベントは大変参考になるのだ。
今日は理屈抜き。
プロの指導による美味しい食べ方も情報発信
ひとりの参加者として、大いに楽しんだ。
なが~い一本巻き寿司をみんなで作る
もちろん県の特産「有明ノリ」を使う
最近静かな商店街もこの日は親子の歓声が響いた
小麦粉からうどんを打つ 子供たちも真剣
自然の恵みに
「ちっご(筑後)の生産者の皆さん、ありがとうね~ッ!」
田中 豊
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