滄海桑田(その2)

     
(前回から続く)

マカオと来ればお決まりのシンボル的観光名所 “聖ポール天主堂跡”(大三巴)。

  

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                     マカオのシンボル大三巴

       

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まだ旧正月休暇中とあって、香港やマカオの地元はもとより中国大陸や台湾・東南アジアからの観光客でごった返していた。

     

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人、人、人・・・。

    

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やはり中国は、人の活気こそが社会発展の原動力だと改めて感じる。

      

社会主義だろうが、市場主義だろうが関係ない。

    

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マカオ名物、味付け乾し肉(猪肉乾)

    

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ご存知“エッグタルト”もマカオ名物

      

         
マンパワーの発露こそ、厳しい自然や社会を逞しく生き抜く絶対唯一のエンジンだ。

    

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カジノでの勝ち方なんかじゃなく、
青年時代の多感な僕が、多くの広東人から学んだ絶対法則でもある。

     

    
自分の力で生きていく・・・。

      

当たり前のことが今、身に沁みる。

    
   

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自分の足で立って、歩け!と広東人に教えられた

         

       

とはいえ、もちろん巨大な新設カジノにも足を向ける。(テヘヘ!)

   

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「ベニス人の家」

    

    
なんともバブリーな、そしてかつて東京にも乱立したような短絡的欧米テイストの張りボテお伽の館だった。

    

    
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でも豊かさを知り、そして海外に目を向け始めた圧倒的な新興層にとってはたまらないコンセプトなのだろう。

   

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なんと館内に運河が仕付けられ、ゴンドラが・・・

    

    

ああ

僕ら日本人だって笑えないはず。長い事ずっとそうだったんだもの。

       
    

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カジノ場も、昔のような辛気臭くアウトサイダーな雰囲気は微塵も感じられない。

   

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欧米のカジノのような社交場とはではいかなくても、十分に明るい、健全なアミューズメントパークになっていた。

     

     
もう10年以上もギャンブルした事がなかったため、かつて腕を鳴らした秘匿のノウハウを思い出す間もなく、限度に決めた香港ドルがボードの露と消えてなくなるのに数分とかからなかった。

     

さわやか以前のあっけらかんとした感慨だけが胸のうちに残った。

  

早々とカジノフロアを抜け出し、ショッピングモール、イートインコーナーを散策した。

     

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いよいよ中国にも新中間層の消費文化が始まったなと妙に実感。

    

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カジノで失った情けない想いに比べて、

何百倍、何千倍のショックでもあった。

                             (次回に続く)
           

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。