世界に広がる日本のハーブ

     
湾チマキを堪能して、僕たちも日本文化を見直してみよう
などと考えてみたら、この季節、そうだそうだこれがあった

  
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写真は昨年の我が家自家製の梅を梅干し用にと、庭先で干している様子である。

   

庭には3本の梅の木があって、毎年この時期になるとわんさか梅の実がなるから、面倒だァとこぼしながらも老母がまんざらイヤでもなさそうな様子でせっせと梅を漬ける。

   
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日本人の知恵は素晴らしいなあ、と実感できる瞬間。

   

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この食欲をそそる鮮やかな赤さは、なんと言っても赤シソのなせる業。

    

    
   
先日、熊本県北部の合志市にある吉川農園にお邪魔した。

        

中小企業庁の「地域資源活用プログラム」の認定事業で、
私が担当のプロジェクトマネージャーを務めている。

     

一戸の法人としては、おそらく日本でも5本の指に入るほどの規模を持つシソ(大葉)専門の生産者である。

      
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何棟にも及ぶハウスの中は、年中、赤シソ、青シソで一杯。

   
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壮観な光景・・・。

    
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紫蘇という漢字を当てるくらいだから、体も蘇(よみがえ)るほどの薬効があるとされている和のハーブである。

   
   
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徹底した管理の下で生産された大葉は特別に日持ちも良い

     
    
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社長の吉川さんの話を聞くたびにシソに対する興味を呼び起こされる。

  

         

販路開拓の議論をしていると、吉川さんの口から次から次へと様々なアイデアが湧き出てくる。

     

シソの用途なんて梅干しの色付けやお刺身のツマくらいだろうと思われているが、なんのこれから色々な商品として世に出てくることだろう。

     

          

生の大葉や、ジュースや麺類などのシソ関連商品は、すでにアメリカ、香港、シンガポールなどに定番商品として定期的に輸出されている。

    
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ロサンジェルスの商談会場にて

      

世界的な寿司ブームなどで大葉の需要も伸びているという。

   

シソではなく、“SHISO”として世界に広がっていくことを一緒に夢見て行動している。

     

     
   
吉川農園では、世界で唯一の最新鋭自動化ラインを導入して、
更なる飛躍を遂げようとしている。

   
   
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厳しい時代にあっても「打つ手は無限」というスローガンを掲げ、
常にチャレンジを続けている。

      

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“世界に広がる日本のハーブ” への2件の返信

  1. 梅干は我が家でも家内がこの時期になると、せっせと漬けています。結構楽しみながらやっているので、いつも感心してみています。
    それからシソの葉はときどき手巻き寿司を家でするときに大量に買ってきて、自分で刺身や納豆とご飯を盛ってシソの葉を入れて食べます。これも世界のSHISOとして売り出されているとは知りませんでした。すばらしいですね。

  2. luckymentaiさん コメントありがとうございます。ラツさんの奥さんの世代まで自家製梅干しを漬けられるなんて素晴らしいことです。シソもお好きなようですね。シソには抗酸化作用があるといわれていますし、殺菌や抗アレルギー作用も期待されています。何よりも夏には欠かせないハーブですよね。今年はサントリー社からペプシコーラシソ味が発売されています。ブームになってくれると嬉しいのですが。

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