水に暮らす(その1)

           
ブログに頻繁にコメントを入れていただく尊敬する先輩じーこむらさんと、過日、カンボジアとベトナムを訪問したときの事。

   

    
ホーチミン、プノンペンの経済事情を視察してから、歴史文化面での最大イベントであるアンコールワット訪問を終えた後、
遺跡見学の拠点都市シェリムアップでのひとコマである。

   

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明け方のアンコールワット

     
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      心を奪われたレリーフ群

        
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バイヨン遺跡    

    
※プノンペン、アンコールワットでの体験談については、

後日改めて紹介したいと思う。

   

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シェムリアップの街頭

     

    
ベトナム・カンボジアを舞台に幅広く活躍する実業家のY社長がみずから全行程をアレンジ、随行してくれたのだが、

     
そのY社長が、

翌日、シェリムアップでの最後の一日を控え

    
あしたは終日、湖を観に行きますッ!」

   
と、口火を切った。

    

    
エッ、 エッ、 エエ~ッ ???

    

   
僕は、信じられないくらい憂鬱な気分になった。

    

       

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シェムリアップの市場で

   

   

日本を離れて今日まで、完璧以上の最高のアレンジをしてくれた
Yさんが、事もあろうに湖見物だって?

       
    

自然科学に弱い僕とは言え、

    
そりゃあネエだろう~ という気分だ。

     

    
なんだか、鼻孔の周りが淡水独特のあの生臭い匂いでも漂ってくるかのような、そんな不快感に襲われた。

   

     
Yさんは、ただ エッヘッへ とほくそ笑んでいる。

    
   

確かに、ホーチミンからプノンペンに向かう陸路の移動では、
数年前までゲリラが出没していたとか、国境地帯ではまだ地雷が埋まっているかも知れないからあちこち歩き回るな、とか、プノンペンではキリングフィールドの生々しい痕跡をもういいというほど触れてみたりで、アドベンチャー気分満載の行程だったが、ここまで来てまさか湖見物だなんて…。

     

   
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刺激にはより強い刺激を求める今、

僕はすっかり意気消沈してしまった。

       

      

     
その湖に着くまでは・・・。

      

        
まさかこの数年間あちこち訪ね歩いたアジアの旅で、
これほどまでに印象的な一日になるなんて予想だにしなかった。
                                     (次回に続く)

      

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“水に暮らす(その1)” への4件の返信

  1. じーこむらさん コメント深謝。
    立体企画ぜひお願いします。印象的ないい旅でしたね。忘れられないので、ついアップしたくなりました。すでに次回のアドベンチャー企画を暖めているんですが、検討してもらえませんか?

  2. Y社長さん コメントありがとうございました。立ち寄ってくれているんですね。嬉しいですが、プレッシャー大ですね。この旅では本当にお世話になりました。最高のプロデューサーです。先日は久しぶりに逢えて、お元気な姿を見て嬉しかったです。またワクワクするビジネスとアドベンチャーやりましょう!

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