今日は、一晩だけ東京に滞在している。
東西線・竹橋駅付近
午後、千代田区のインキュベータ施設で
農商工連携の研究会が開かれた。
ちよだプラットフォームスクエア http://www.yamori.jp/
東京で農商工連携???
しかも、昼間人口と夜間人口の格差が圧倒的に大きく
まったく農業をしているはずがない あの千代田区で!!!!
僕はこの招請を受けた時、
どんな話題を提供し、何を提言すればよいのか?
チンプンカンプンの想いでこの日に臨んだ。
しかも、最近地方での会合で僕は
「地方の時代に移るには、中央に頼らず自ら主体的に成長戦略を描くべき。しかもできれば離れた地方同士でも連携して、首都圏市場や海外を目指そう」なんて過激な発言をすることがある。
この日、50名近くの農商工連携プロデューサーの皆さんが集まってくれた。
そのうち実際に農業に従事している方は、たったの3名。
もちろん千葉県や山梨県の生産者さんだが貴重な存在でもある。
では、そのほかの会員メンバーの皆さんといえば
農業プロデューサー、有機農業支援者、環境・バイオエンジニアリング、流通、大学教授、経営コンサルタント、はたまた霞ヶ関の現役官僚、マスメディア、出版、女性コーディネーターなど多彩な面々。
このメンバーは皆、組織にとらわれるわけでなく自らの信念と哲学に基づいて農林水産業の支援や地域活性化を目指して、勉強したり活動している熱いサポーターばかり。
もともと各分野の得意技を持っている人が揃っているから、その組み合わせは無限大なのだ。
ここ千代田プラットフォームスクエアには、農商工連携の関連組織が数多く入居している
いやはやこんなユニークな可能性を秘めた連携コーディネータ集団は、東京ならではと言うほかない。
この談論風発、活発行動の裏には、会員の取りまとめ役である
NPO法人 農商工連携サポートセンター代表理事の
大塚洋一郎さんというリーダーの存在が大きい。
右から二人目が大塚先生。この日も農商工連携と6次産業化の
双方の支援施策の意義や共通点・相違点について解り易く解説された
農業には一見無縁の千代田区が、
さながら個性家集団の梁山泊の様相だった。
TOKYOというメトロポリスの知られざる一面を垣間見る思いだった。
明日から、およそ一週間、
今度は関西の元気な皆さんと、少しばかり暖かい国を訪ねる計画。
しばし寒さから避難しますね。

田中 豊

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