古都恋情(その8)

(前回より続く)

         
台南が古都であることの証左のひとつに
寺廟が多いことが挙げられる。

   
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街の中心にある武廟  朱赤の壁が一際映える
  
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後方の扁額「大丈夫」は台湾4大扁額のひとつ。「人倫之至」も台湾を代表する名額でこれを観るたび、パワーをもらう。
   
             
       
僕が戌(イヌ)年だからじゃあるまいが、
ホテルの周りでもちょっと歩くとすぐにお寺に突き当たる。

    
      
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“台湾精神”の拠りどころ
   
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あの世でもご先祖様がお金に困りませんように・・・
   
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お賽銭を上げて、「平安米」を一袋頂いて帰り、家で一緒に炊いて食べる。厄除け・お守りの意味があるらしい。昔は貴重だったお米を大切にする土地柄からか。 

          

お寺と言っても、立派な構えをしている寺社もあれば
アーケードの一角にポツリと仏壇のように祠が建っているものまで様々だ。

  
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とにかく数十メートルおきにお寺があるような感じ
   
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簡素だけど台湾らしいお供え物
   
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大きな寺廟にもなると、こんなお供え物も
    

Dsc_0012       土地の収穫物は、何よりの宝

       
     

それにしても、台南の人の信心深さは並大抵のものじゃないことは、すぐに分かった。

   
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媽祖像に心を込めて祈る
  
 

今、日本でも仏像や仏画などが、一部の若い人たちの間で密かにブームになっていると聞く。

   
Dsc_6772_2      若い人もお寺の門前に差し掛かると、ちゃんと拝んでいく

       
    

僕も一時期、中国道教や中国仏教に興味を持ったことがあり、
いろいろ知識を仕入れたことがあったが、
また時間が出来たら改めて学び直してみたい、
そう思わせる古都の情景だった。

   
     
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順風耳将軍   神様もピアスしてたんだ
  

  
台南には、また孔子廟もある。
     

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「聖域」って、ここから来た言葉だったのか

   
     

歴史と習慣、そして精神性が、今も台南人の生活に深く根を下ろしている。
         
   
どこの国もそれぞれに素晴らしい伝統と文化を持っている。

     
   

Dsc_7034       武廟の門前で芳香漂う花を売る老婆

      
    
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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。