今日は七草粥。
七草と言えば、出荷日本一の愛媛県西条の仲間の皆さんを思い出す。
もうまる2年くらい会っていないかな。
でも、メールや年賀状をもらっていて、皆、元気にチャレンジしていることは知っている。
タイ向けの農産物食品輸出でも洪水特需(?)もあって
大変ながらも着々と実績を積み上げているらしい。
今年も頑張ってくださいねッ!
粥と言えば、
昨年末、最後の出張地だった香港で
10年ぶり? いや もっと前に行った記憶がある
九龍サイドのお粥やさんを紹介しよう。
店の名は、「妹記(ムイケイ)生滾粥品」といって
旺角駅からすぐ近くの花園街市の上階にある。
階下は、香港のどこのブロック(町内)にもあるローカルな日用食品市場。
庶民が普段使いの商品を、日々の買い出しをするところ。
生活感とスパイスの香りが複雑に入り混じるパワースポット
市場の最上階に登ると、活気あるフードコートが。
フードコートといってはちょっとオシャレすぎる
むしろ雑然とした市場屋台街だ。
その真ん中にドカンと鎮座していて、
一際活気ある店が、この妹記(ムイケイ)だ。
メニューから、迷わず「魚腩牛肉粥」を注文。
「あッ! それから油条と爽魚皮もね~っ!」
10数年ぶりというのに、まるで常連客みたいな厚かましさが自分でも笑える。
その油条と爽魚皮
ランチタイムはとうに過ぎたというのに大勢の客。
こだわり珈琲のように一杯ずつ鍋で作るので、
当然のごとく待たされる。
グツグツと湯気と音をを立てながら煮立っていく…
せっかちの僕でも気にならないほど待ち遠しいこの時間。
15分くらい待っただろうか。
ようやくご対面。
広東粥には、なぜか白コショウが合うんだよね
アツアツ、ふーふー、トロ~リトロリと極上の白露をレンゲですすると、ああ極楽、幸福感で一杯に包まれる。
僕は、粥の具はもともと豚レバーが好物なんだけど、
こんな粥の名店で味わうと、ベストマッチは絶対に淡水魚か白身魚だなって感じさせられてしまう。
若い女性もとにかくお粥が好き
サラッとした日本の白粥と違って、味わい深い広東粥は
魚の旨味がギュッと凝縮され、塩気もあって、生姜やネギの香草のアクセントも加わってたまらないのだが、その味を引き出すもう一つの主役は、やはり米だろう。
日本のコメは世界一と言われるが、香米とも言われるこの外米を使ってこそ、この味と粘りの食感が出せるのだ。
この食材に、この食べ方あり、だ。
もう一つのサイドメニュー。
魚の皮の湯引き。
こりこりした食感と微妙な塩気がド・ストライクに良い醤油ダレと薬味のバランスが、頭をかきむしりたくなるほど旨かった。
広東豪華宴会 vs 香港庶民派B級グルメは、
圧倒的大差で後者に軍配!
おせちに疲れていなくても食べたくなる逸品でした。
田中 豊
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