群馬県安中市で講演させていただいた。
安中・高崎地区商工界の経営者の研修会で
物流、製造、自動車、石油、金融保険、不動産、会計事務所など
多岐にわたる。
変化大きい中国・アジア情勢の現状と
北海道・東北や九州のような東京から遠い地方ほど
アジアとの関わりが密接であることをレポートした。
もちろん「ニッポンを売る!」がメインテーマである。
それぞれの分野で非常に関心を持っていただいた。
(安中の郊外風景)
安中地区には、ケミカル関係に従事する企業も多く、
物流業とともに、最近の原油価格、石油製品価格の高騰には
少なからぬ影響を受けているという。
研修会の会長のお話では、
石油精製などの技術や設備が不足する中国に対して、
軽油などの石油製品を日本から輸出しているので
日本の石油価格はなかなか下がらないだろうという
見解をご披露いただいた。
石油製品までが、日本より中国の方が高く売れるのだ。
国内では、
しばらくは高値を覚悟しなければならないのだろうか。
特需といえば、先の台風13号で
台湾中南部が過去最大という農業被害を被ったのだが、
ここ群馬県嬬恋産のキャベツが
数十コンテナ(40ft)も台湾向けに緊急輸出されたと
現地の商社から聞いた。
日本国内では生産過剰となり、廃棄処分が重なったことにもよる。
8月末に台北に行った時、高級スーパーで
日本産の見事なキャベツの方が
台湾地元産の萎びたそれより安かったのを見て驚いたばかりだ。
(JR高崎駅)
アジア各地でも、山梨をはじめ、千葉、群馬、茨城産の青果物や食品を
最近良く見かける。
東京大消費圏だけでなく、
海外にも関東のスグレモノが出回ってきた。
田中 豊
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