麗しの島でまた少し認識を深める旅(その2)

    

今年の旧暦の正月(春節)の元旦は、2月10日に当たる。
   

だからこの時期、
台湾では歳末真っ只中ということになる。
 
 
台北市での歳末風景で真っ先に浮かぶのは
“廸化街年貨大街”である。
 
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日本で言えばアメ横に当たるところであるが、
普段はこのとおりあまり人通りが少ない問屋街だ。
 
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普段の廸化街       2011年6月撮影
 
    
ここは歴史的にも有名な問屋街で
乾貨物、漢方薬、茶、食材などの卸売りをしていて
実は、ニッポンを売り込んだり、調達のために
僕も数軒の卸商とビジネスをしたり、情報交換をしたことがある  。
 
 
それがこの時期ともなると・・・
 
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このように様変わりする。
 
まさに台北版のアメ横である。
 
平日のしかも朝早い時間でこの有様。
 
 
付近一帯は交通規制が敷かれており
ものものしい様相なのだ。
 
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この期間は、年貨と呼ばれる正月用の食材や飾り物、縁起物、ギフトなど、この季節ならではの商品が、飛ぶように、爆発的に売れるのだ。
      
     
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年画や春聯と呼ばれる正月飾りも目を引く
 
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台湾や中国ではおめでたい色は皆、だ。 しかも朱に近い赤。
  
お年玉を入れるポチ袋だって赤と相場が決まってる。
 
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すさまじい人の波。これが週末になると一体どうなるんだろう?
 
 
売り込みの大きな掛け声が歓声となり、
買い物客も黙っていないから
なんかトランス状態になってくる。 
 
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あっ! バンコクでも見かけた豚足だ。台湾でもなくてはならない正月用おせち食材だ
 
 
世界経済低迷のあおりを喰らい
ここ台湾も決して好景気とは言えないが
この通りの喧騒の中に埋没すると
不景気を忘れてしまうほどのパワーを感じてしまう。
 
 
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古代の金塊を模したチョコレート   お金が貯まりますように・・・
 
     
   
歳末の空気をちょっと触れたくて朝早くやって来たが
路地奥まで行けないまま仕事場に向かった。
 
  
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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。