年頭之辞

     
新年あけましておめでとうございます

   

     
    
2009年の元旦を迎えた。

      
              
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中国・上海

      

        
元旦とは、元日すなわち1月1日の朝のことで、
旦という字は地平線に昇る太陽を表しており、
漢語でも「朝」「早朝」を意味している。
      

             
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中国海南省・三亜

     
       

     
日頃夜更かしが多い生活をしていても、
見知らぬ土地へ行くと何故か早起きとなり、
自由に散歩できる時間もいつも朝に限られるから、
おのずと朝の印象が深い。

       
      
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ベトナム・ホーチミン  サイゴン河畔

    
    
以前は、受身で嫌なことが待っている日も多く
そんな日の朝なんて明けて欲しくないと思うこともあったが、
最近は毎日がチャレンジすることが多く、
結構寝起きはいい方かも知れない。
     
     

「今日もまた誰かと出会うことができる!」

     
「誰かと面白いことを考える、行動する。」
       

      

そんな日が一日でも多くなっていることに感謝している。

      
         
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ブラジル・サンパウロの朝

    
    

境遇が良いか悪いかではなく、
自分の気持ち、姿勢が朝の迎え方を決めるのだ、と気づく。

     
     
一年の計を練る元旦もまた…。

   
    

      

  ちなみに、

一日の計は朝にあり  
一年の計は元旦にあり  
十年の計は樹を植えるにあり  
百年の計は子を教えるにあり

                   だそうである。
     
       
    
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ブラジル/アルゼンチン国境・イグアスの朝

     
    

底が見えない景気後退、社会の閉塞感、生活・将来への不安…。

     

年が改まることで、
とにかくマインド(気持ち)を変えたいのはみな同じ。 

    

         
    
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ロシア・ウラジオストク港

     

     
「ニッポンを売る!」地場産品の海外販路開拓も、
円高、世界的不況、購買力の低下などこれまでにない逆風が吹き荒れている。

     
       
だから今こそ、「ファイティング・スピリット(闘う前向きの姿勢)が湧いてくる」というもの。

     

    
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タイ・バンコクの夜明け

    

      

世界中が協力して、再び「バーチャル金融膨張経済」の復活を許さないとしたら、新しい経済秩序と価値観の大転換の中で、地方が、農林水産業が、額に汗する製造・販売の実体経済が先頭に躍り出て、環境共生の時代を構築する絶好のチャンスだと捉えて行動していきたい。

       
       
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日の出前のカンボジア・アンコールワット

    

    
春は必ずやって来る。  …これは当たり前。

      

その春をどうデザインするかが、
今の私たちに課せられたワクワクする作業なのである。

      

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維新の郷  -鹿児島

      

      

           
本年も「ニッポンを売る!」を

どうぞよろしくお願い申し上げます。

      

     
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シンガポールから帰路の機内で

          

変人が2008年を振り返る

      
確かに今年は、ず~っと変だった。

 
   

年が明けて1月、
冷凍餃子事件が発覚し、
原油が初めて一バレル100ドルという値をつけた。

   
   
異変の始まりだった…。

   
   
    
その後もずっと、
社会も、経済も、政治も、そして生活までもが、
これまでの常識を超えるような異常に変な事が起こり続けた。

    

   
お隣の中国でも、
去年は金猪年といって、あれだけの高成長を遂げ順風満帆だったのに、旧正月の南部の大寒波を皮切りに毎月のように信じられないような大変化が襲った。

   
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中国だけでなく世界を引っ張る使命を帯びて    -中国・上海

   
   

北京オリンピックの成功で一時溜飲を下げたが、多くの国民が早くこの年が過ぎてくれればいい、と願うほどの一年だったのではないだろうか。

   

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みんな同じ夢を見た・・・                   中国・青島
       

    

       
もちろん、9月のアメリカに端を発する世界同時の金融危機は、
「百年に一度の大津波」と金融の神様とまで呼ばれたグリーンスパンに言わせしめるほどの歴史的激震が始まっている。

   
   
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“あの”一週間前にいた   -ニューヨーク ウォール街
       

       

       

一方、私の活動も、今年はすっかり変化した。

    
   

確かに、相変わらず海外出張は多かった。

    

   
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もう一度行ってみたい大人の街  -アルゼンチン・ブエノスアイレス

    

    

が、農林水産物の「ニッポンを売る!」海外販路開拓活動に加え、中小企業庁の「地域資源活用プログラム」と「農商工連携」のふたつの看板プロジェクトのメンバーとして、全国各地の農林畜水産、中小地場産業の現場を数多く訪問させていただいた。

   
   
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農商工ブランド作りの天才     ― 三重県・津

    
    

それに伴い、今年ほど何百、もしかしたら千人を越える皆さんと新らたに知己を得ることが出来たし、以前から仕事を通じてお付き合いしてきた方々とは、さらに密着した協働作業を行なってきた。

   
    
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元気人イッパイの梁山泊      ―愛媛県・西条

    
   

でも、その大半が、答えの見えない新たな挑戦を始めたばかりで、まだまだゴールが見えるプロジェクトはほとんどない…。

   
      

変といえば、

年末恒例の今年を表す漢字一文字が「変」だったそうだ。

   
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                       共同通信社

      

       
まさに、ほんとうに変な一年でもあり、
そして変化を求められた一年でもあった。

     
         
私は、5年以上前から、「ニッポンを売る!」テーマの講演や会合で事あるごとに、現場で頑張る皆さんに対して、
       
「この難局をピンチと観るか、それともチャンスと観るか?」
      
「ピンチをチャンスに変えよう!」  と訴え続けてきた。

       
   
もちろん今でもその気持ちは少しも変わらない。

    

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開拓者精神の先進地  -北海道・札幌

   

      
ひとつ事を生涯貫き通すこと、極め尽くすこと、変わらぬ信念を持ち続けることを至上の美徳だと称える日本人にとって、変わること、変化させること、変貌してしまうことにためらいを持つ人は少なくない。

    

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これからアジアのハブになる予感    -沖縄県・コザ

   

      

けれども、私は、社会にも、組織にも、商品にも、個人にも、
「絶対に変えてはいけない事」と「大胆に変えていかなければならないこと」の両面があると常々思っている。

    
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ここぞ極東に開かれた日本海の西の玄関      -島根県・浜田

      

伝統や文化、地域の素晴らしさや環境をしっかりと守ることにおいてさえも例外はない、と思っている。
      

       
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あったかい とにかくすべてが暖かい       秋田県・秋田

    
    

今、世界が大変化を起こしている時代だからこそ、我々が絶対に守り抜かなければならない事と、もっと大胆に変えていく行動に出ることがあると考える。

       
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報道だけでは伝わらない伝統と変化の街       タイ・バンコク

   
    

歴史的に観ても、長い年月にわたり持続していること、
継続・継承されてきたことは押しなべてそうなっている。

   
    

既得権や成功事例として固定化し、その後の環境変化に適切に対応できなかったものは、ほとんどが淘汰されている。

      

しかも、予想を超えるスピードで。
    

       
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戦前から続く“粘り腰の伝統”は今も力強いぞ     -香港

     
        

    

モノポール(一極)支配から滑りおちた落日の大国とは言え、
かの国の新大統領は「CHANGE!」 「Yes! We Can!」というスローガンを掲げて当選した。

    

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今こそ明るく、若さで   -ニューヨーク・タイムズスクエア

         
             

マルチポール(多極化)あるいはノーポール(無極化)、フラット化するだろうと言われる今後の世界において、日本国内でも多くの分野で一極集中は終わりを告げようとしている。

    

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よそ者だから感じることのできるこの街の素晴らしさ  -山形県・山形

         

          
であるならば、まず変化(チェンジ)を求めるべきは、
政権交代でも、役所や大企業でも、社長や部長でもなく、
自分自身である、ということがおのずと分かるはずだ。

    

     
自分が変われば、本当に世界は変わる…。

   
       

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Yes, We can !!           -ニューヨーク・セントラルパーク

      

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    東洋にだって “なせば成る!”がある     台湾・台北

         
           
どう考えてみても、
自ら志を掲げて一歩踏み出す元気人たちにとって、
来年は、まさに「百年に一度の大チャンス」がやってくるとは思えないだろうか!!   ねッ 皆さんッ!
    

      

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忘れかけてた元気を奮い立たせてくれた   -カンボジア・プノンペン

       
       

なぜなら、
固定化された秩序での成長下では困難だったこれまでと異なり、ローカルはセントラルに対し、中小規模は大規模に、マイナー商品はナショナルブランドに、市井の個人は既成セレブに対して、知恵と行動次第では立派に存在感を示すことが出来るチャンスがやって来るという訳だ。

      

      
作られた多様化なんぞに惑わされず、
真に自分のやりたい事、信念を、今こそ現実の形にしよう!

     
      

自分が動けば、多くの支援者だって集まりだすという
元気で明るく、面白い一年にしていこうではないか。

     

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惚れた熱い街   -ブラジル・リオデジャネイロ  コパカバーナ海岸

         
        

       
変という漢字。 私はとっても大好きです。

     

ヤッパリ変かしら???

    

     
皆さんは、やっぱりよそ見なんぞはせず、
一意専心、岩をも突き通す、ですか?

      

それもまた大切。

      
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僕の心の隙間を埋めてくれた     -岩手県・盛岡

      
ただし、流れゆく水のように、
外部の変化に応じて、
柔軟に自らの形を変えていくことも肝要ではないだろうか。

         
      

          *               *

        

           
この一年間、本ブログにお付き合いいただき、
心から厚くお礼申し上げます。

     
    
来年もまたよろしくお願いします。

         
      

皆さん、良いお年をお迎えください。
    

否、良いお年にしてください!

      

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精神(文)と身体(武)のバランスこそ        -香港・文武廟

                 
       
               

本当に、ほんとうに
ありがとうございました。

                          「ニッポンを売る!」啓上

           
       

頑張るニッポン

        
上海で最も読まれている日本語情報誌のひとつである
最新12月号の表紙タイトルがこれ。

   
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どこかで見たような・・・。

       

偶然なんだろうか?

      

「ニッポンを売る!」スピリットがこのような形で取り上げられるようになった事は、内心チョッピリ嬉しい。

    
    

      
上海で最大級の規模を誇る国際食品商談会

“FHC CHINA"を視察した。

   
           Fhc2008

  
       
もう形容しようが無いほど広大な会場は、幕張メッセや東京ビックサイトと比べても遜色ない。

   
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入場受付には朝からこの人だかり

    
     

ここに世界中からの食品サプライヤーたちが集結して、中国人バイヤー相手に強烈な売り込み合戦を繰り広げることになった。

   
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中国各地はもちろんのこと、世界各国がブースを出展し、盛んに試食やデモンストレーションを行なっている。

    
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このようなキッチン・デモ形態が多い  シンガポールブースで

    
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さながら“食材販売のワールドカップ”だ

         

       

しかも、各国とも相当の熱の入れようである。
        
     

特に目立ったスペイン、イタリア、アメリカなどは、かなりの広さのブースを確保して販促を展開。

     
   
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スペインの力の入れようはモノ凄かった

     

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食材の宝庫イタリアのプロモーションは本当に勉強になった

    

    
とりわけ目を引いた商品は、ワイ・、・・・、・・・、・・・・。

      

      

それらに共通する、最近、中国で受ける商品の特性は、
     
○△●×◎□なもの。

    

     

止めておこう。

     

      
はるばる上海にやって来て、この商談会に参加した人たちが知り得る情報でもあることだし・・・。

    

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メキシコやチリなど中南米勢も健闘していた

        

ほかにも、プロモーションの仕方、アピールの方法論、受けるブース設計、などなど様々な勉強をさせてもらった。

   
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世界各地で逆風の中国食品も確実にレベルを上げている
                        …絶対に侮ってはいけない

    

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あなたは“全羅南道”と言われて何かイメージするだろうか?

    
   
県名でのアピール戦略をもう一度検証してみよう。

      
     

       
さて、我らがニッポンはどうであったか?

   
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私の率直な感想を言えば、

他国に負けず劣らず予想をはるかに越えて奮闘し、頑張っていた。

      
快いショックを受けた。

     

        
オープンセレモニーには、農水省、ジェトロの主管部門の責任者、報道陣も駆けつけ、気合が入っており、まず意気込みを感じた。
   

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日本ブースも結構スペースを確保しており、装飾にもこだわりを見せていた。

       

地域的には九州、中四国、東北などの積極性が目立っている。

    

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上海進出に力を入れる福島県は今回も積極的

   
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二十世紀梨の輸出で頑張る鳥取県も

    

九州は、全県で構成される九州貿易振興協議会が取りまとめて出展しているからでもある。

    
   
県名でなく九州をアピールしているのが特徴的だった。

      
    
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なんとも頼もしい。 

      

アジアに近いという意識がチャレンジ精神を醸成しているのだろうか。

    

     
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中国市場にはすでに150銘柄ほどの焼酎が輸出されているらしい

    

日頃、海外でご一緒したり、お手伝いさせていただいている企業の皆さんも大勢参加しておられ、異国の地でお互いに強いエールを送り合った。

   
    
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福岡県は5年に及ぶ赤梨の輸出実績に加えて、
今回、数年企画を温めてきた新兵器を投入した。

              
    
     
また、参加企業もお付き合い参加や単なる情報収集というような雰囲気は無く、積極的に売り込む姿勢をみせている様子だった。

     

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ひとたび海外へ出れば、単なる地域代表だけでなく、
あなたも“JAPAN代表” 侍ジャパンになるのだ。

    

中国市場開拓活動も短期間で随分と変わったもんだ、と驚いた。

    

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日本ブースでも様々な仕掛けやイベントが盛り沢山

       

             

2003年にSARSが流行した年に、僕は日本人単独一人でFHCに乗り込み、世界はおろか中国企業もほとんど参加しておらず、閑散としていた様子をレポートにして農水省とジェトロに送った時の事がうそのような光景だ。

      

      
障害多い中国市場の開拓と言われて久しいが、今後の大きく予想される成長を見込んで果敢にチャレンジする日本の元気人たちが声を張り上げ、少しでもアピールしようと頑張っていた。

     
      
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真剣に商材を探す中国人バイヤーたち

        
   
日本の各地のみならず、世界のサプライヤーのこの熱気に触れると、

すでにアジアにおけるマーケットの中心は東京から上海に移りつつある、とも言えそうなくらいの勢いを感じた。

     

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世界のシェフたちによる創作競演風景
将来、NYに並び上海が食文化の発信地にもなる可能性が・・・

          

        

 13億人の胃袋を狙えッ!!

     
    
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試食にもよく反応する中国人 

   
        

不確実な時代を迎え、常に未開の市場を目指して行動する世界の食品、および関連産業の意気込みをまざまざと感じ取った一日だった。

     

     

負けるなッ ニッポン!!
      

ローカル・ニッポン!!

  

寒波に震える街で

      
西日本でも雪が降るほどの寒さに凍えたが、
5日、上海でも一日早く寒波が来襲した。

    
    
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黄浦江沿いビル23階からの上海の眺め

      
    

外では立っているだけで芯から冷えて、手がかじかんでしまうほどの冷たさ。

    
      
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北京や大連などでは当たり前のことでも、
上海で冷たく乾燥した寒さはあまり体験したことがない。

      
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上海市民の装いもまたさまざま。

    
           

   
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上海のハイクラスエリア“新天地”でもクリスマスの装いだ。

   
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それでも、世界不況の足音がここ上海にも忍び寄ろうとしている。

    

    
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バーゲン(特売会?)作戦も延期される・・・

    

   
対米輸出メーカーが集積する広東省ほどではなくても、
じわりとその影響が出てきているらしい。

     
   
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中国政府は内需刺激のために大胆な財政出動を行なうという…。

  
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世界の工場から市場へ転換するだけでなく、世界市場を牽引する使命まで自覚しているかのような動きに、私たちニッポンもスピード感を持って新しい扉を切り開いていかなければならない。

       
    

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ホテルの窓からのぞむ

            
      
朝日に見えますか?それとも夕陽に見えますか?

      
   
中国市場をどう観るかは人さまざまだ。

                                        
                                  (続く)

 

Bの時代(その2)

           
(前回より続く)
       

今回のB-1グランプリの会場となった久留米市は、

人口約30万人の中核都市。

   
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西鉄久留米駅前

     

東芝発祥の地やブリジストン、旧月星化成などの本社があることでも有名。

     

      
あの九州とんこつラーメン発祥の地としても知られており、人口当たりの焼き鳥屋の軒数が日本一だとか。

     

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B-1グランプリ会場でも九州とんこつ発祥の屋台が参戦

    

    

だから最近はラーメンや焼き鳥などB級グルメでの町おこしなどでも頑張っている。

       

             
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地元の熱い応援を受けて一際目立っていた“久留米やきとり”
      

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正味肉だけでなく、いろんな部位を焼くのが久留米の特長だとか

       

全国グランプリ会場としても、とてもふさわしい街だ。

       
    
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この街に2日間で10万人を越える来場者が集まったというからすごい事だったんだ。
      

      
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結局、神奈川県厚木市の“厚木シロコロ・ホルモン”が、栄えあるグランプリに輝いたそうだ。

        
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おめでとうございます!

       
         

ところで、あまりに研究熱心だった僕たちは、結局何も口にすることが出来ず、地元に詳しいメンバーの社長さんに、久留米の超B級メニューの店に連れて行ってもらった。
         
      

その名も「中華うどん」。

        

       
エエッ!? 

     
     
中華ラーメンや中華そばは聞いたことあるけど、中華うどんなんて聞いた事ない。

        
     
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第一、可笑しすぎるじゃあないか。胡散臭すぎる。

   

        
   
ところが、どんぶりに入れられた中華うどんサマを一口すすったら、

     

アアッ!! と妙に納得してしまった。

     

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                 百聞は一食にしかず

      

多くは語るまい。  ぜひ体験してみてください。

     

きっと、ほのぼのした気分に浸れます。

       

     

これこそB級グルメ、地元名物の醍醐味。

      

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実はここ久留米・筑後地区は、日本酒や醤油の蔵元の数が
全国でもトップクラスであることはあまり広く知られていない・・・。

     

     

B級バンザイ!! 

                         

                          (シリーズ終わり)

         

“B”の時代(その1)

                         
富士宮やきそば、八戸せんべい汁、姫路おでん、高砂にくてん・・・。

       

いま全国的に注目されているこれらのメニューを、皆さんはご存知だろうか?

     

    
先ごろ福岡県久留米市で「第3回B-1グランプリ」全国大会が開催された。

   
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Bとは、B級グルメのことで、地方に根付いた安くて結構旨い庶民派の食べ物のことを指している。

   
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言い換えれば、ローカル・ソウルフードとでも呼べるものだろうか。

     
     

この日、農商工連携の九州地区第一号案件に見事認定された
元山(がんざん)という会社の皆さんと一緒にこのB-1グランプリの会場を訪ね、情報収集したり現場研修をしようと集まったのだ。

   

私も独立行政法人中小企業基盤整備機構の農商工連携プロジェクトの担当マネージャーとして、元山社の商品開発、販路開拓のお手伝いをしている。

       
    
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参加客の投票によってその年のグランプリが決まる

     

    

開幕の日の午前中というのに、市内に展開している3つの会場はすでに大勢の人手でごった返していて、チャンピオンの富士宮やきそばと浜松餃子はすでに完売してしまったというハイペース。
    

   
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初日の朝なのにもう完売!? 

    
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僕は、とにかくメモ帳とデジカメを持って、各屋台ブースを見学しまくる。

      
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富士宮やきそばの地元経済波及効果はなんと217億円だ

   
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  さすが2年連続王者の風格

      
       
やきそば、おでん、ホルモン、カレー、餃子など、全国の有名庶民派グルメが一堂に会して、その腕を競うとあれば、皆一度はぜひ食べてみたいと思うだろう。

    
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う~んッ。一度口いっぱいに頬張ってみたい

     
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親子連れ、カップル、にわかグルメ専門家などが多数集まり、街中が熱気に包まれた。

     
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僕ら「研修班」の今回のテーマは、味見や商品開発はあえて無視して、各ご当地グルメがどのようなストーリーで、どんな元気人たちが地域活性化のためにアクションを起こしているかについてのただその一点に絞って観察をした。

       
   
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すべての店の前で立ち止まってそのストーリーを“学ぶ”

     

北は北海道・富良野から、南はご当地九州・久留米まで、実に様々な土地からやる気満々の仕掛け人たちが集っているのだ。

        
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額に流れる汗も拭かずに一所懸命ソバを焼いたり、揚げ物のフライヤーと格闘しているご主人に、迷惑も顧みずにその土地の素晴らしさについて訊ねまくる。

    
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熱心に観察するIさん   

    

     
埼玉県行田市から来たゼリーフライのご主人もそのひとり。

    

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ゼリーフライ???

     

あのふにゃふにゃした甘いスイーツを油で揚げるの?

      

いえいえ、おからに野菜や馬鈴薯を混ぜた衣の薄いコロッケのようなもので、小判(銭)の形をしたフライがゼリーフライと訛ったらしい。

        

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行田では、かつて足袋の生産が盛んだった頃の手軽なスナックだったことや埼玉県の語源となった埼玉(さきたま)の遺跡の話など、とても面白い街のストーリーを伺い、俄然興味を持った。

       

そもそも僕はこれまで行田市がどこにあるのかも知らなかった。

     

あの最高気温40℃で有名な熊谷市の手前だと教わった。

       

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このように、ゼリーフライのおかげで、九州の人々に行田市の歴史や風俗などを、B級メニューを通じて認識することが出来るのだ。

    

このご主人は、言ってみれば素晴らしい民間外交官なのだ。

     
    

ニッポンを売ってますねえ~ッ!!

        

       

ほかにも横手市や太田市、各務原市、黒石市など、比較的なじみの薄い街のことを知るチャンスとなるのだ。

      
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各務原ってなんと読んで、何処にあるのか知ったよ。
    
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うわぁぁぁ~ッ。温まりそう!

       

公共投資や行政府にばかり頼るのではなく、地元の有志がムーブメントを起こし、自分たちの力で街の情報を発信していく。

    

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おぉぉ~ッ。オバマ(福井県小浜)Tシャツ見参!!  

         
    

地方の閉塞感が強い昨今、これからの時代にふさわしい取組みのモデルがあちこちに生まれている証拠である。

      
          

       
人に頼るな、自分で動けッ!
      

慣れたフィールドを飛び出して、
外に向かってッ!!

    

      

それが地元に人を呼び込み、地域を守ることにつながるのだ。

外向きの行動が変化を呼び起こす良い例だと思う。

     

    

        
自分が動けば支援者が集まる。ひと昔なら当たり前だったことが、ようやくわが国でも王道となりだした。

        
    
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ハイテクでも、ナショナルブランドでも、高級こだわりグッズでも、
舶来品でもなく、あくまで地方のB級の時代なのだ。

     

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会場は熱気に包まれた

    
     

これからの時代を生き抜く新たなヒントが見えてきたような気がするゾ。

    
    
自分で考え、行動する。

      
     

その上で、行政や外世界の知恵や資源を有効活用することも忘れずにッ。

        

      
チャレンジ精神とやる気のある人たちにとっては、とてもエキサイティングな時代が到来したのだ。

      
   
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ふるさとマイラブ だねッ

    
          

ため息ついて下ばかり向いて人頼みばかりしてないで、前を向いて自分の足で一歩を踏み出そう!
                              (次回に続く)

       

      

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終わりの始まり

                  
中国広東省・深セン市を訪れた。

   
    
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深セン駅

    

11月と言うのに、深センの街は夏の盛りのように太陽が照りつける。

   

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郊外の大梅沙海岸に行くと、多くの海水浴客で賑わっていた。

    
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砂浜焼けてる。信じられないッ!!

  
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夏を満喫している・・・。

   
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日本ならさしずめ“烏帽子岩”と呼ばれるだろう。中国では“フカヒレ岩”!?

       

     

見た目では海水も綺麗。

     

     
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豊かになったもんだ、とつくづく思う。

    
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すぐそばの深セン・塩田港もアジアを代表するコンテナ港に成長した。

     
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ここ深センこそ中国の改革開放政策のシンボル的な存在であることは誰もが知っている。

   
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私もちょうどこの30年間、国境にある一漁村に過ぎなかった
深センの街の変化の推移を毎年目撃してきたひとりだ。

    
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今回もまた街の様子が全く違っているから、
何の思い出も浮かばないくらい変化が大きい。

    

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しかし、視察先、訪問先など現場の人による話では、
9月のリーマンショック以来、景気が急降下しており、
今どうしてよいか分からない様な混迷振り
を見せている。

   
     
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宝飾貴金属、ブランド品、会員制健康クラブ・・・確かに何処も様子が変だ

      

隣接する東莞をはじめとする珠江デルタ地区の製造業が相次いで破綻や生産調整が進んでいる様子で、中国や香港の関係当局、財界も緊急救済策を模索している。

     
    
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レストランやショッピングモールなどのサービス業などで聞いても
めっきり客足が途絶えているという。

    
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夕方のゴールデンタイムもこのとおり閑散としている

     
     
来年になってから更に実体経済への悪影響が顕在化する・・・
と地元関係者は口をそろえる。

     
      
    
終わりの始まり・・・
      

        

ここ亜熱帯の地でもそろそろ長い夏の終わりを向かえる時が来ているようだ。

    

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季節の変わり目がここにも訪れるはず。

     

          
世界を驚かせた改革開放の地で、
新たな変化の兆しを見い出すことが出来るだろうか?

      

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 この子供たちの未来は一体どうなっているのだろうか?

      

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在りと無し(その2)

                
(前回から続く)
    

縁結びというといつも思い出す場所がある。

   

僕は「ニッポンを売る!」ミッションのために台湾に行くと、
必ず立ち寄る定点観測のポイントがいくつかある。

    

そのひとつに、乾物問屋街がある。

   
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“批發”とは卸売りのこと 

     

ここは、高級食材・業務用食材のほか、漢方薬草や健康食品までそろえている店もある。

   
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いつも興味を持った店に入り込み、話を訊くのが僕の習い性。

      

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   北海道はここでもブランド

   
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これが本物の日本産ならチャンスかも・・・

    
    

と、今回の話題は縁だから、市場の話はまたいずれにしよう。

    

この卸売街の一角に、小さな道教のお寺がある。

    

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台湾全土にはこのようなお寺が散在しているから、一見何ということはないのだが、いつここを訪れても、若い人たちで一杯なのだ。特に若い女性が大勢お参りに来ている。

    
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そう、日本で言えば、先回紹介した出雲大社や京都の地主神社のように、結構有名な縁結びの神様なのだ。

       
    
     

もっともメインは、城隍爺という街を災害などから守る神さまで多くの人たちに信仰されている。

    
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城隍爺   
          

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でも、おそらくこの賑わいは、もうひとりの月下老という神さまに願い事をするためなんだろう。

      
 
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月下老人は、以前日本でも結婚式のスピーチなどで、新郎新婦の仲を取り持った仲人さんのことを月下氷人などと呼んで文才をチラ見させている人がいたくらい、結構有名な中国の話に登場する。

   

皆さんは知ってましたか?

      
   

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結ばれる男女は、生まれた時から赤い糸(紅絲線)でお互いの足首が繋がれている伝説  と言えば、多くの人が知っているのでは?
   

(日本では小指で結ばれているということになっているようだが、物語ではそうなっていない。足首ではロマンチックじゃないからかな)
    

    

この縁結びを司る神様が月下老で、手には誰と誰とが結婚すると
冥界で決められた婚姻簿とその二人を結びつける赤い糸を持ってらっしゃるのだ。

      

         
「続幽怪録」という唐代の伝奇集からの出典らしい。

      
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とても短く、ほのぼのしてロマンチックなストーリーだから、下記のサイトなどをのぞいて読んでみては如何?
    
http://www.katch.ne.jp/~kojigai/gekkarou.htm

     

      
話は戻って、まあ沢山の善男善女が真剣な面持ちで参拝している。

  
      
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まだ見ぬ相手を探すのか、憧れている人との成就なのかは定かでないが、未婚の人にとって最大の関心事のはず。
     

      
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日本人の参拝も多いのだろう。このような説明書きも。
親切にも、好きな人がいない場合のノウハウについてまで…

      
     

一体、赤い糸は誰とつながっているんだろう?

    
夢見る乙女たちは、足首を撫でながら思いを馳せているのかな。

         
        

お守りには赤い糸と鉛製のコインを入れるのがお決まりらしい。

    
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なぜ鉛なのかというと、鉛という字の読みがチエンで、牽と同じ発音で繋ぐという意味があるからだ。

      

考えてみると、鉛のもうひとつの読みでイエンとユエン(縁)でも韻を踏んでいるゾ。

   

いずれにしても、繋ぐ? つなぐ? 縁?

     

そうそう、僕の今年のメインテーマ、「連携」ではないかッ!!

     

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お寺の入口では“平安茶”という甘茶のような飲み物が無料で振舞われている。赤ナツメとクコ、そして祈祷された砂糖が材料だとか。

砂糖というのは、人を縁付け、またその甘さが人の心を暖かくする物だと書かれている。

       
    
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次回、台湾に行った時は、ぜひもう一度、月下老さまにお参りしよう。

    

     

「地方の元気つくりのため、農商工連携で多くの縁が結ばれますように・・・。」

     

僕も、これからの厳しい時代、もっと農・商・工業の現場に入って、赤い糸を結び廻る活動に汗を流さなければいけないな。

    

      
月下老さまに願いを込めて!

     

でも、まさか旧暦10月の神無月で出雲の全国会議に出張なさっている訳、・・・ありませんよね!?
                                 (シリーズ終わり)

       

在りと無し(その1)

    
旧暦の10月は“神無月”というのは誰でも知っている。

   

なぜ神無月(かんなづき)と言うのかも結構知られているお話し。
    

日本全国の八百万(やおよろず)の神様が毎年、旧暦の10月、島根県の出雲大社に集まるので、すっかり神様がいなくなってしまうため神無月と言うのだ。

    
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だから、というか、しかしながら、ここ出雲地方だけは、10月のことを神在月(かみありつき)というのだそうだ。
    

考えてみればそりゃそうだ! これは面白い。知らなかった。

     

出雲の地に降り立つと、確かに神様がいらっしゃるような不可思議なパワーを感じる。

   
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修験場のような険しい感じでもなく、穏やかで、それでいておおらかな霊気のようなものを感じるパワースポット。

   
   
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旧暦の10月10日に全国から神様たちが出雲に集まって来て、いろいろお諮りごとをする、今風に言えば全国サミット会合のようなものか。
  
   
下界でも、最近やたら世界のリーダーたちが集っている。

       

   
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大国主命(おおくにぬしのみこと)様だろうか?

   

そのテーマのひとつに縁結びがあるらしい。

         

縁結びと言うと普通、恋仲、男女の仲を指すが、もともとはあらゆる全ての人々の様々な縁を結ぶものなのらしい。

   
      
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それでも出雲大社では、なぜか若い女性が真剣な面持ちで本殿で参拝している。

   
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願いよ、届けぇ~ッ!

    
    

また、大しめ縄の下では、若い人たちが、一生懸命に小銭をしめ縄めがけて放り投げている。これがしめ縄に刺さると、願いが適うのらしい。

    
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よ~く見ると、小銭が刺さっている

    

これを信じて懸命になっている青年たちを見て微笑ましくも、チョッピリ羨ましい・・・。

   
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ちょうど婚礼の場面にも出くわした。

   
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おめでとう !!

    
      

そうそう、男女の仲の縁結びと言えば、いつも思い出す所がある。

     

はるか数千キロ離れた台湾にも有名な縁結びの神様が祭られていて、いつも若い女の子たちで賑わっているあの場所のことを・・・。

   

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                               (次回に続く)

                

地球最大の農商工連携(その2)

(前回から続く)

   
続いて、サトウキビ由来のバイオエタノールの製造プラントを視察した。

    
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需要の急増で設備更新もすすむ工場施設の詳細画像はアップしないのがマナー。

  
ゴメンナサイ。

   
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とにかく広大な丘陵地帯に突然現れた巨大秘密基地のような壮観な施設に終始圧倒され続けた。 

   

しばらくの間、そのあまりの巨大さにあっけに取られていた。
    

    
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サトウキビ原料をプラントに運び込む大型トレーラーもこの通り渋滞

     

    

この工場では、直接エタノールを生産するのではなく、まず食品用原糖を製造して、その後蒸留にかけて工業用と燃料用エタノールを精製するのだが、副産物として排出される搾りかすは、発電用燃料としてボイラーでたかれ、工場の自家発電はもちろんの事、系統にも売電されている。

    
また、上澄み液や廃液はそのまま有機肥料として再度畑に散布されるなど、徹底的に循環型リサイクルシステムの完結に取り組んでいる。
    

   
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搾りかすは発電用の燃料となる

   

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発酵上澄み液は、有機肥料として大地に還される。
とってもダイナミックな光景

   

    

生産されたエタノールは、国内はもとより、専用バースを通じて日本を含む世界中に輸出されている。

    
    

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これは地球最大の農商工連携だッ!!

    
    
思わず心の中で叫んでしまった。

   

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有限な化石燃料ではなく、再生産が可能な植物由来のエネルギーだ。
    

製造過程におけるCO2の発生も極力抑える努力をしている。

    

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    視察の時に支給された安全ヘルメットとゴーグル

     

     
よく報道で、ブラジルはアマゾンの原生林を伐採してエタノール用のサトウキビを植えまくっているとの批判めいたものがある。

   

「割り箸は森林資源を破壊するから一律にダメ」式のレベルの類だろうか。

          

       
  
もとより高温多湿に弱く、特に冬場の降雨に弱いサトウキビ栽培は熱帯雨林地帯には適さない。ブラジルではほとんどが、この南東部に栽培が集中しているそうだ。

      

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このような土地を好むサトウキビ

   
   

また耕作可能地で、未利用の土地が日本の8倍の面積もある。

       

現に、この数年もブラジルは食糧用穀物の生産量は減少していないという(直接未確認)。

     

     
他国の事情は別として、ブラジルの現場の声にも冷静に耳を傾ける必要があろう。    

(ただし事実の根拠や見解にはいろいろあるのでここでは断定しない)

     

     

現在、ブラジル国内で販売される自動車用のガソリンにはすべて25%のエタノールを混入させることが法律で義務付けられているほどの徹底振りである。

   
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右の価格のガソリンにもエタノールが混合されているはず

    

またエタノールが0%から100%の任意の混合率でも走れるフレックス車も急速に普及しており、資源大国であり、同時に環境大国としても着実に歩みだしている。

    
   
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後ほど行く、イグアス国立自然保護区でも自然環境をそのまま手をつけずに守る徹底ぶりは目を見張るものがあり、
     
   
もしかしたら

    
10年後の環境共生社会をイメージしたければブラジルを見よ!

   
とも言えるのではないか。

                             (連載終わり)