北海の四大美人の競艶に胸が押しつぶされた夜(その1)

         
北海道の水産の流通現場で本当に沢山の情報や知識を学んだら、
今度はもう一つの現場、
そう、食卓で再現される水産物の各要素の違いを学ぼうということになった。

  
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世界遺産知床・斜里港の秋ジャケや羅臼のホッケ、根室港の黒カレイ…。
北海道の多様な品目や水揚げ港もたくさん学んだ。

    
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早い話が「食べ比べてみよう」、ということなのである。

         

               
ここは札幌市から車で約2時間半離れた某市の料亭を借りての試食会である。
           
   
広いテーブル上には、すでに一部の隙間もないくらいの大小の皿が並んでいる。

   
     
うおおおおおおおおお~っ!

       
   
僕は水産品の専門家でもなんでもないから、
素人そのままの感受性むき出しに絶叫してしまった。

       
憧れの北の海の幸が180度の視野でドッカ~ンと飛び込んでくる。
       

         
   
これがビジネスの現場でなかったら、絶対におのれの頬をつねっていることだろう…。
                                       (次回に続く)
                   

宝物を学ぶ

         
「明朝、4時半出発ですからね。」

    
       
エエ~ッ!?  朝にも夜にも弱い僕は、
一遍に気力が萎えてしまった。
     

さっきまでのやる気はどこへやら…。

        

     
眠い目をこすりながら、札幌の街を移動。
    
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やって来たのは、札幌市中央卸売市場。

      

特別のパスをもらって、見学コースではなく、
セリの現場に入れてもらう。
       
   
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初めてマグロの取引場に足を踏み入れる。気が張り詰めている
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あちこちで威勢の良いセリの声が聞こえてくる。
         
    
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滞在すること3時間。
      
                
水産の宝庫、北海道の底力を存分に学ぶことができました。
      
       
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名産地で浴びるほどマンゴーを頬張った日(その5)

(前々回から続く)

      
「ああ、やっと戻れた…。」

    

くだんの知人社長は、僕の勝手気ままな動きに持て余しきっていただけに、安どの表情を浮かべた。

      
      
彼の会社は、マンゴーをはじめ台南県のあらゆる農産物を海外に輸出する
集荷、選別、検疫対応、貿易実務を取り仕切る組織で、地元政府や農協、生産者、需要家などの強力なバックアップを受けている。

      
     
「どうぞ、どうぞ、隅から隅まで、全部観ていって下さいね。」
    

いくら僕が素人だと分っていても、
広大な施設の深部まで全公開するとは大きな自信だ。

      

いや、むしろ
海外に対応している最新鋭の設備や運営の状況を公開することで
安心安全をより確かなものにしている。

      

    
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外からこの選別作業場に入るまで、エアシャワーはもとより、お化け屋敷くらい長い、真っ暗な通路を通って初めて入室できる。何重にも厳重な措置が取られ、虫一匹なかなか侵入できないだろう。

    
     

台湾南部ののどかな田園風景とは打って変わっての近代設備と
従業員の効率よい作業風景に圧倒された。

   
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海外向けの蒸熱処理設備。50数度の熱で4時間処理する。

   
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この季節はなんといっても主力のマンゴー輸出の最盛期で
世界に向けて外貨を獲得するんだという強い意識が、清浄な空気を通してビシビシと伝わってくる。

   
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日本から検査に来る検疫官のための専用の部屋まで準備してある。

   

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倉庫の中には、海外各国向けの輸出貨物が出荷を待っている。

   

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韓国向けの荷姿だ
   
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仕向け先を見ると、日本の有名な店舗の名前がぎっしり。

     
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首都圏の消費者なら皆知っているストア向けだ

    

    
消費者ニーズ、規格、鮮度保持、検疫条件、出荷シーズン、競合国製品動向など日本市場に関して徹底的に調査し、設備、人員、資金など周到に準備している。
    

またグローバルGAP取得を目指して関連の作業も進めている。

       
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やはり農産物を本格的に輸出支援するということは、
ここまで徹するという、僕も認識こそしているが、
改めて、その凛とする現実に気を引き締めさせられた。

     

また、農産物のビジネスを成り立たせるための重要な要素が、規格外品の商品化

  
ここでは、最新鋭の乾燥機を導入して、ドライマンゴーを製造している。

   

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作りたてを一口頂くと、これはもう最高級の干し柿に匹敵する自然な甘みと食感に驚いた。命を与えられたドライマンゴーは、もしかして生より美味しいかも!!
    
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さらに、この社長さんとは、今後いろいろな農産物貿易、農業協力など
広範な情報交換、意見交換を詰めていった。

      
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マンゴーでいえば、ここ台南は、宮崎県や沖縄県、熊本県など国内産地にとっては、確かに強力なライバルともいえるのだが、ある意味、本場でもあり、栽培や利用法、技術革新などにおいて多くの集積と文化を持っているわけだから、大胆に交流してはどうだろうか

     

この社長氏も、大いに歓迎だと胸を張って答えてくれた。

      

     
日本と台湾、アジアとは、農業食品分野でも、
輸出だけでなく、様々な経済技術交流、人材文化交流、ビジネスチャンスが広がっている。

   

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地元で大人気のドライブインで
   
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生のマンゴーでお腹一杯の僕は、デザートを頬張る地元の人たちの健啖ぶりに 、ただただ見つめているばかり…。
      

        

       
それにしても、今日一日、いったい何個のマンゴーを頬張っただろうか?
   
       

もうしばらくは見るのも御免…、
とはいかず、ますます食欲をそそられるのがマンゴーの魅力である。

                                     (シリーズ終わり)

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ご無沙汰失礼

          
またアップが遅れてしまって、ごめんなさい。

          
   
相変わらず途切れぬ出張行脚の毎日でした。

とはいえ出張なんて弁解の理由にもなりませんよね。

      

でも毎日毎晩、
全国のニッポンを売る!元気な皆さんと行動を共にしていると、
立ちはだかる高い壁を前にして、辛いこと、苦しいこと、八方ふさがりなど
逃げ出したくなるような状況でも、
皆さん笑顔とジョークを忘れず、果敢な行動をとっている人ばっかりで
早朝から深夜まで、楽しいお付き合いと日々の闘いに
充実した毎日を過ごしています。

       

      
直近のアクションは、昨日帰国したばかりの香港フードエキスポ2011

    
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香港ビクトリア湾

    
    

6年前から毎年、地域のサポーターとして参加していて、
僕自身の参謀役としての実力試しの「真夏恒例の国際試合となっている。

     
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今年もまた10万人を軽く超える来場者でごった返す会場
   

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世界に誇る香港人の強靭な胃袋パワーを改めて見せつけられた

     
     

多くの人たちがお盆休みでリラックスしている時に、
3年後5年後の将来を目指して、全国の元気人たちが香港までやって来て
今や世界の食都となったこの街で自社商品のプロモーションに励んでいる。

    
    
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ここはまさにワールドカップ状態だ。

   

今年は特に日本からの参加事業者が大幅に増え、
ニッポン専用フロアが設置されるほど。

   
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今年もジェトロの応援を頂いた

    
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北海道から沖縄まで全国各地から出展された

        
   

6年前の様子が昔の事のよう。

      
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“常連”自治体の一つ熊本市は豊富な経験を生かして大盛況
     
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ガイアの夜明けで「共演」した青森県弘前市の山野豊氏も大奮闘だ

    
     
76円後半という異常な円高、原発の風評、世界同時株安の再来など
大逆風が吹き荒れる中、本当に侍ニッポン、撫子ニッポンの皆さんは
大健闘していた。

   
    
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事前の情勢分析、リスク対応を徹底した宮崎県の各社は、複数の輸入代理店契約、発注契約等を勝ち取り、逆風下でも好成績を収めた。皆さんの合言葉は「常に挑戦すること」「あきらめないこと」

   
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つい先月、あのビニールハウスで見た富良野のメロンがうず高く積まれており、僕の目の前で次々と、
本当に「飛ぶように」売れていった。生産者の青年諸君やったぜッ!!

       
   

参加した全国の皆さん、お疲れさまでした。

   

皆さんは私の誇りです。

     

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政府や香港の日本食材需要家の皆さんも連携して安全性アピールに協力してくれている
        

        

この貴重な経験をぜひ国内での活動にも存分に生かしてくださいね。

      

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競争厳しい香港市場でも、一歩ずつ足場を築いていこう! (湾仔にて)
       

名産地で浴びるほどマンゴーを頬張った日(その3)

(前回から続く)

         
連れて行かれたところは玉井郷の中心地だろうか、
町の真ん中に突如現れた大きな建屋。

      
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玉井区青果集貨場」とある。

       

      
中に足を踏み入れると、そこは青果物や農産加工品の交易場だった。

    

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気温も湿気も高いムンムンとむせ返るような暑さだったが、
場内は活気ムンムンと、やはりむせ返るような賑わいだ。

    
   
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さまざま、色とりどりの果物や野菜、食品が所狭しと並んでいるが、
この時期はやはりマンゴーが主役。

    
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日本では、化粧箱やパックに宝物のように大切に「収納」されているマンゴーしか見たことがないが、ここではいわゆる「旬の果物」なのだ。

 
Dsc_1626     亜熱帯色彩のグラデーション
     
            
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黄桃のような色合いのマンゴーも
    

       

         

台北や日本の店頭では滅多に見かけない欠点のあるマンゴーだって、商品の一部として売られている。

    

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それにしても圧倒的な存在感。

    
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やっぱり果物の王様だよ。

   
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はぁ~ぃ。もうひとカゴお買い上げ~ッ!!

   
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場内一杯にま~ぃ香りが漂っている。

   

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エエッ
こ、こ、こ、こんなに安いの??

   

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ひと盛り300日本円弱!?

   
   
頭の中で自分の日本円換算を疑うくらい信じられない値段なんだもの。

      

どこも名産地の旬の只中というのは、こういうものなんだよね。

     
     

  
よおっ~し。今日は夢にまで見たブランドマンゴーを浴びるほど喰ってやるぜ。」

    

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僕が財布に手をかけようとした途端、

    
       
ちょっと、よしなさいってば。

もっと良いものを食べさせてあげるから。」

      

    
マンゴー輸出の社長殿が言うんだから嘘じゃないとは思うんだが、食べたい衝動をこらえるのは至難の業だ。

    

うんん~んッ! オフィスかなんかで、見た目綺麗なマンゴーを上品にちょこっと出されたってつまんないんだし、悪いけどここは目を盗んで豪快に頬張るゾっと。

    

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僕を市場に放り込んだら、もうそれでお仕舞い。

     

魚を海に放り込むのと変わらない。
失踪・行方不明は毎度のこと。

    
      
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こんな蒸し暑い所から早く自分の会社に行こうとあせる台南人社長を一顧だにせず、僕はズンズン市場の奥に分け入ってどこかへ消えてしまったのである…。
                                (次回に続く)

   
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名産地で浴びるほどマンゴーを頬張った日(その1)

       
6月下旬から7月にかけて、
台湾ではマンゴーの本格的なシーズンに入る。    

    
今年は冬の寒さが長引いた分だけ、出荷が例年より遅れたそうである。

     
     
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台北の有名なマンゴースイーツ店の看板メニュー  マンゴーかき氷

     
         
     
この時期は若い娘たちだけでなく、
老若男女みんな手ごろになったマンゴーを楽しんでいる。

      

     
      
今月初め、あるプロジェクト推進のために台南に行ったのだが、
台湾でもトップクラスのマンゴー輸出に携わる地元貿易商社の社長さんと旧知の仲で、突然連絡したら、案内するからぜひいらっしゃいと誘われ、出荷の繁忙期と知りつつ、ホイホイと現地を視察に行くことにした。
      

      

台南の中心街から車で約1時間半強の道のり。

     

途中、烏山頭ダムを横目に進む。

     
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ここは、1930年に完成した農業灌漑を主目的としたダムで、日本人・八田與一技師により建造されたものである。

      
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後方に見える長い堤防のような土手に烏山頭ダムがある

           

それまで、常に干ばつの危険にさらされていた嘉南平野が、このダムのおかげで台湾を代表する穀倉地帯として蘇ったのである。

    

八田技師は、その死後70年近く経た今でも
多くの台湾民衆から敬愛されており、
日台交流の模範として僕の心の中にも特別な存在である。

   

当時の日本人は、物資調達だけでなく
土木やインフラ、衛生など技術やノウハウ、社会資本整備までも
台湾やブラジルなど世界各国で広めていった
のである。

  
その上、歴史的な背景があったにせよ、
祖国に帰ることを前提にではなく
腰を落ち着け、根を張る情熱で…。

   

当時の日本人の方が、よほどグローバルな視野を持っていたと思う。
    

しかも、その核心技術が農業栽培や加工、農業土木技術なのだ。

  

本当に頭が下がる思いだ。

    

     

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さて、どれだけ坂道を登ったであろうか、
山間部に開けた大きな町が見えてきた。

    
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だんだん生活の匂いがしてきたぞ

    
     

ここが、台湾マンゴーの名産地 玉井区である。

    
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玉井郷にようこそ、と書かれている

      
     
玉井という地名は、高雄と同様、おそらく日本時代につけられたものだろう。

       

これまでは台南県玉井郷であったが、昨年12月の台南市への編入で
現在は玉井区ということになっている。

    

300pxtaiwan_roc_political_division_  250pxyujing_tnsvg
左は台南市。右は台南市での玉井区の位置 wikipediaより     
       

        
     
今や台湾でこの玉井は、マンゴーと同義語であるほどの地域ブランドなのである。

 
いずれ日本でも知名度を上げてくるかもしれないので、
読者の皆さんはマークしておいて頂きたい。   

    

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巨大なマンゴーのオブジェが町のシンボルだ

    
     
    
手始めに、まず畑に行きましょうかね。」

     

いよいよ台湾の有名ブランド・玉井マンゴーとのご対面だ。
                               (次回に続く)
           

富良野ふたたび(その3)

(前回より続く)

   

今の季節、富良野のあちこちのハウスで盛んに栽培されている
この作物 なぁ~んだッ??

   
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少しズームアップしましょうね。

   
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それでは決定的なヒントをチラリ。

   
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そうです。

答えは、あの有名な富良野メロンでした。

   

    
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静岡メロンのように支柱に立てて栽培する方法をイメージしている人には少々違和感があるかもしれないが、ここでは地這え栽培が主流である。

     

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一本の苗からは2個に仕立てて大切に育てられる。

      

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こんなに大きく育った。そろそろ出荷も間近。

    

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生産を担う青年から収穫のタイミングや甘いメロンの見分け方を習う

      

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ご存知のとおり、富良野メロンは赤肉系で糖度も高く、舌触りが滑らかなのが特長。

    
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甘い香りがふわぁ~ッと鼻孔を突き抜け、口一杯に果汁が広がる。年代物の洋酒を含んだ時のような陶酔感に包まれる。

   
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フラノマルシェでは必ずお買い上げの逸品だ

      
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もちろん青肉系のメロンも栽培されている。

     
    
キングメルティーというここでしか味わえないメロンを堪能。

    
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手前がキングメルティー

    
   

そのとろけるように滑らかな舌触りと甘さは、
これまで経験したことのない驚きもので
僕の脳幹もメロメロとなり、
メロンという高級感あふれる果物の価値を再認識させられた。

     
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残念なことに、日持ちがしないため、
せいぜい札幌か、一部東京にしか出荷されていないのだそうである。

    
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黄金色した果皮が特長

   
    

ぜひとも条件を整えるか、改良を重ねて、世界の人々にもぜひこの豊かな香りと甘さを堪能してもらいたい。

   

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またひとつ富良野のとりこが出来てしまった。
                                   (次回に続く)

    

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富良野ふたたび(その2)

(前回より続く)

      

この日、今年初めて30℃を上回ったと地元の人たちは話題にしたが
日頃湿度の高いところに住んでいる僕にとっては、爽やかそのもの。

  
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天然のクーラーの中にいるようなもんだ。

    
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映画のタイトルバックに出てきそうな風景
   

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夏を迎えると、この町は一面農作物に覆われる。

   
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最近は減少気味という水田
   
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車窓から丘陵に広がるジャガイモの畑を観る

   
      

米、小麦、トウモロコシ、たまねぎ、ニンジン、ジャガイモ、大根、
そして様々な施設園芸作物が延々と眼前に広がる。

   
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麦秋  一面に敷き詰められた黄金の絨毯のよう
    
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夏の北海道といえば、すぐにトウモロコシを思い浮かべる

   
    
   
広い。ただただ広い。

   
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ちょうど富良野にんじんの間引き作業に遭遇  広いだけに大変
    
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さすがに、十勝に並ぶ日本を代表する農業王国だ。

     
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玉ねぎの畑も延々と続く
    
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機械を入れて思いっきり農業が出来る環境。

     
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機械のわだちのように見える
    
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これも日本の景観のひとつ。

     
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ところどころに畦(あぜ)の跡があるのは、
水田から転用した名残りだろうか。

      
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昨年オープンしたフラノ・マルシェ。

   
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豊富な農産物に出会える場所だ。

  
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今回、初めてワイン工場とチーズ工房を見学させていただいた。

     

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富良野ワイン工房
   
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北海道でも珍しい、栽培、醸造、販売の一貫経営だ
   
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富良野の澄んだ空気と同じ爽やかな飲み口をご堪能あれ
    

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滞在中、能登芳昭・富良野市長と面談する機会を得る。

    
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地域活性化や農業振興に加えて
アジアにおける食糧基地としての北海道富良野の未来や
中国・香港を中心とする観光誘致など海外戦略にまで話題は広がり、夜が更けるまで歓談は続いた。

   
      

他の自治体同様、決して財政事情は楽ではない中、
着実・堅実に回復軌道に向け努力されている姿が深く印象に残った。

        
       
人口2万5千人の自然豊かな土地に年間200万人の観光客が訪れる町。

     

さらに、海外に向けてプロジェクトが始まる。

    

     
Dsc_5997富良野ワイン工場で
       
   
    

北海道のへそに位置する
ここ富良野はすでに世界ともつながっている。
                                   (次回に続く)
    

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みんなどこかで動いてる(最終回)

          
(前回から続く)

     

ここは、島根県の東部、中海に浮かぶ大根島。

   
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後方が大根島

    

行政区としては、松江市八束(やつか)町となっている。

    
   
隣の鳥取県境港とは橋で結ばれ便利になったが
今回、僕らは松江市側から干拓用に整備された道路を使って訪れた。

  
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周囲わずか12km、標高も42mしかない玄武岩質の小さな島に過ぎないが、実は高麗人参(雲州人参)と日本一のボタンの生産を誇るスゴイ島なのだ。

   
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牡丹と高麗人参の町

   
   

高麗人参は、江戸時代から栽培されていた門外不出の貴重な産業で、
この大根島命名の由来は、
通説では、たこ島が大根島になったということだが、
島で人参栽培しているのを隠すために、わざと大根島というようになったという逸話も残っているほどだ。

  
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見事な雲州人参。
      
栽培に6年もかかり、また一度収穫すると連作が出来ず、その土地では15~20年は植えられないほどだと言うから驚きである。

  
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人参とはよく言ったものだ

     

他にも人参にまつわる面白い話をたくさん伺った。

  
ハイテク・バイオ日本農産物の輸出商品としての復活を期待したい。

      

      
      
もうひとつ。

     
   
牡丹の栽培が有名な町なのである。

     
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立てば芍薬、座れば牡丹 というくらい美人の形容ともなる気品のある華(花)の代名詞である。

   

毎年、見ごろのゴールデンウィークにもなると観賞にやってきた観光客でごった返すのだという。

  
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全国シェア9割という日本一の生産を誇る大根島には、
世界を目指す熱い志をもった人たちがいる。

   

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すでに1960年代頃から輸出が始められていたというからスゴイ。

    
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その後一貫して輸出が続けられており、近年も約1億円前後で推移しているそうである。

      
     
主に、アメリカやオランダ向けに出荷され、そこからさらにドイツやフランス、イタリア等でも販売されるのだそうだ。

    
     
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中国では真紅だが、欧米では黄色が人気なのだそう

   

     
最近も、ニューヨークやロンドン、パリなどの植物園でも展示され、大いにニッポンの牡丹が人気を博しているのだそうだ。

     
   
また、今年4月25日まで台湾の台北で開催された「台北国際花の博覧会」にも出品され、馬英九総統のスピーチ演壇が「松江大根島ボタン」で彩られたことは関係者の間で有名な話なのだ。

   
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今では周年開花技術が確立し、一気に輸出がすすんだ

     

    
このような歴史と実績をもつ「ニッポンを売る!」その現場には、
必ず熱い志をもった男たちがいる。

       
    
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海外に挑戦するサムライたちの梁山泊だ 

       
    
   
しかも、JAくにびき、島根県、松江市、そして生産流通に関わる皆さんは、同じビジョンを持ち連携も見事で、活気に満ち満ちており、アイデアとアクションがほとばしるプロジェクトチームである。

      
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梅雨明け(訪問当時)を思わせる暑い日差しよりも、更に熱い議論がビシバシと飛び交っていた。

    

日頃、激動する海外事情を僕の方から忍耐強く説いていくのとは、まるで逆転。
    

ただただこちらが学ぶことばかり。

      

    
このチームは今年、アジア向けや新興大国への輸出にも行動計画が進んでいて、皆さん攻めの姿勢でワクワクして期待を膨らませているのが、明るい表情に浮き出ている。

       

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この元気な挑戦者たちをリーダーに、多くの関係者の努力と行動で、大根島牡丹の海外展開が続いている

   
        

島根県は、関係者なら皆が知っている農産物輸出先進地である。

     

この牡丹プロジェクトの中心人物でもある方が、
以前、僕の講演を聞いて、とても共感してくださったというので本当に嬉しかった。

      
     
僕はたまに自分の思いが周囲に通ぜず、心が折れそうになることもあるが、
この3回シリーズで紹介したように、
今回の原発事故による厳しい風評被害にもかかわらず、
だれかが、国内外のどこかで活発に動いてくれているからこそ
僕も信念を曲げずに頑張っていけるのである。
                                   (シリーズ終わり)

   
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ザワワ ザワワ (その4)

    
(前回より続く)

    
所は、再び戻って沖縄本島南部。
    

苦労して収穫したサトウキビから黒糖を作るのは、
極めて家内工業的で小規模なものであるが、
粗糖・精製糖(白砂糖ほか)にするには、それなりの規模の製造設備が必要だ。

      

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豊見城市の粗糖工場
   
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TPP参加の論議でも、米や小麦、畜産物と並んで、
砂糖(甘味資源作物)についてもその懸念が指摘されている。

  
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関税収入でなんとか維持している沖縄県の精糖産業も、
いま自由貿易の脅威にさらされている。

   
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サトウキビは沖縄県の全農家の約7割が栽培し、
作付け延べ面積の約6割、農業産出額の約2割を占めており、
沖縄農業における基幹的作物と言われている。(内閣府HPより)
       
       

沖縄のもつ気候や土壌では、簡単に転作など出来るものではないことを考えると、事は単純ではない。

  
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今、大きく知恵を働かせなければならない時が訪れている。

   
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朝早くから黙々と収穫の作業をしている生産者の姿を見て
自ずと頭が下がってしまう。

     
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僕は現場に立ちすくんでしまって、
しばらく動くことが出来なくなってしまっていた。
        

      
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案内していただいた垣花さん、ありがとうございました。

                              (終わり)