危急存亡のとき

              
前々回のエントリで、先月、成都にある武侯祠を訪ねたことを紹介した。

ここにはいくつもの歴史的遺産があるのだが、僕のお気に入りをひとつ案内しよう。
             
      

Dsc_7549
中国四川省成都市にある武侯祠

   
    

中国の知識人や文化人らしき人たちがひと際集まって、眺めている石刻の墨跡がある。

     

南宋の武将「岳飛」の書による「前出師(すいし)の表」がそれだ。

   
Dsc_7461

     
    
これは、227年に諸葛孔明が主君の劉禅に奉った上奏文で、
中国古典中の名文と称されている。

    

画像に出ているくだりの部分を読み下すと、
          

(臣亮言す)
先帝創業未だ半ばならずして中道に崩殂せり。
今、天下三分し、益州は疲弊す。
此れ誠に危急存亡の秋なり。
    

然れども侍衛の臣、内に懈らず、
忠志の士、身を外に忘るるは、
蓋し先帝の殊遇を追い、之を陛下に報いんと欲すればなり。(後略)

  
Dsc_7457
末尾にある岳飛の揮毫
  
          

不親切ではあるが語意は三国志の終盤部分を参照されることとし、

      

ここでは、日本でも広く使われている中国諺言である
危急存亡の秋(とき)」は、ここが出典であることを紹介しておこう。

      

      
      
いま、我が国は、まさに内憂外患、危急存亡の秋である。

  
(注:「秋」をあきと読まず「とき」と読むのは、穀物が実る時が農民にとって最も重要な時期であることから「大事なとき」という意味を強調するために敢えて秋の字を使ったものと言われる)

    

多くの元気な若者が、自分の信念を持ってドンドンと立ち上がって欲しいと
強く願わずにはいられない。

     

Dsc_7464
僕が最も期待する農業経営者のひとりが遥々訪ねた蜀都で感慨深げだったのが頼もしく僕の目に映った。頑張れ。日本の若き英傑よ! 中国の地を我が庭たらんと駆け巡ることを祈る!!
          

正月7日に想い浮かべて

                             
今日は七草粥
     

七草と言えば、出荷日本一の愛媛県西条の仲間の皆さんを思い出す。
        

もうまる2年くらい会っていないかな。
でも、メールや年賀状をもらっていて、皆、元気にチャレンジしていることは知っている。
                 

タイ向けの農産物食品輸出でも洪水特需(?)もあって
大変ながらも着々と実績を積み上げているらしい。
        

今年も頑張ってくださいねッ! 

    

           

粥と言えば、
昨年末、最後の出張地だった香港で
10年ぶり? いや もっと前に行った記憶がある
九龍サイドのお粥やさんを紹介しよう。

   
    
Dsc_5718

              

店の名は、「妹記(ムイケイ)生滾粥品」といって
旺角駅からすぐ近くの花園街市の上階にある。

    
     
階下は、香港のどこのブロック(町内)にもあるローカルな日用食品市場。

  

Dsc_5725

    

庶民が普段使いの商品を、日々の買い出しをするところ。

  
Dsc_5991
  
Dsc_5945      
Dsc_5913
生活感とスパイスの香りが複雑に入り混じるパワースポット

   
      
市場の最上階に登ると、活気あるフードコートが。

  
Dsc_5740

  

フードコートといってはちょっとオシャレすぎる
むしろ雑然とした市場屋台街だ。

       

      

その真ん中にドカンと鎮座していて、
一際活気ある店が、この妹記(ムイケイ)だ。

  
Dsc_5797

      

メニューから、迷わず「魚腩牛肉粥」を注文。

   
Dsc_5758

    
     
「あッ! それから油条と爽魚皮もね~っ!」

        
10数年ぶりというのに、まるで常連客みたいな厚かましさが自分でも笑える。

   
Dsc_5752
その油条と爽魚皮

    

     
ランチタイムはとうに過ぎたというのに大勢の客。

   
          
こだわり珈琲のように一杯ずつ鍋で作るので、
当然のごとく待たされる。

   
Dsc_5808
グツグツと湯気と音をを立てながら煮立っていく…    
     

    
せっかちの僕でも気にならないほど待ち遠しいこの時間。

   
Dsc_5780
  
Dsc_5831

   
    

15分くらい待っただろうか。
     

ようやくご対面。

    
Dsc_5859
広東粥には、なぜか白コショウが合うんだよね
     

       
アツアツ、ふーふー、トロ~リトロリと極上の白露をレンゲですすると、ああ極楽、幸福感で一杯に包まれる。

    
Dsc_5868       

僕は、粥の具はもともと豚レバーが好物なんだけど、
こんな粥の名店で味わうと、ベストマッチは絶対に淡水魚か白身魚だなって感じさせられてしまう。  
  
   
Dsc_5877_2
若い女性もとにかくお粥が好き

    

    
サラッとした日本の白粥と違って、味わい深い広東粥は
魚の旨味がギュッと凝縮され、塩気もあって、生姜やネギの香草のアクセントも加わってたまらないのだが、その味を引き出すもう一つの主役は、やはり米だろう。

  

日本のコメは世界一と言われるが、香米とも言われるこの外米を使ってこそ、この味と粘りの食感が出せるのだ。

    

この食材に、この食べ方あり、だ。
      

          
    
もう一つのサイドメニュー。
    

魚の皮の湯引き。

   
Dsc_5872
    

こりこりした食感と微妙な塩気がド・ストライクに良い醤油ダレと薬味のバランスが、頭をかきむしりたくなるほど旨かった。

  
Dsc_5789
     

     
広東豪華宴会 vs  香港庶民派B級グルメは、
圧倒的大差で後者に軍配!

 Dsc_5775
  
Dsc_5806  

おせちに疲れていなくても食べたくなる逸品でした。

  

Dsc_5865                

年頭宣詞

        
新年あけましておめでとうございます

   

Dsc_9636
機上からの朝焼け

   
       
本年もどうぞよろしくお願いします

     

         
      
昨年、本ブログも私も、多くの皆さんに支えられて
なんとか日々送ることが出来ました。
            

改めて厚くお礼申し上げます。

   

      
地域の元気と海外とのつながり」という
一見、対立するようなテーマに長年取り組んでいる訳ですが、
この私の主張に共感し、行動を共にしてくれる全国の人は
押しなべて皆さん、開拓精神に溢れた人たちばかりです。
      

     
   
そこで私は、さらに多くの皆さんに向かって
    
周りの空気は読むな! 空気を作れ!
      

というくらいの気迫が今のニッポンに必要なんだ
と、年頭にあたり訴えたいと思います。

     
    

政治家は、民主主義の名のもとに選挙民の空気ばかり読んで借金を膨れあげ、ビジネスマンは、バイアスのかかった二次情報(必ずしもマスコミ報道の事を指しません)や標準的価値観の空気を読み込むことに振り回され、本当の多様性(時間軸の転折)を拒絶し硬直化しています。 
     

日本だけじゃない、ヨーロッパもアメリカも「かつての」先進国総てがそういう傾向にあると感じています。 
    
    

2012年の世界は、政治や社会情勢でさらなる変化、
すなわちこれまでの常識の「想定外の事象が次々と起こる事でしょう。

   

視点を変えれば、これほどのチャンスはありません。
    

今こそ、本物の知恵と構想力が求められることはないでしょう。

   
    
実際に、このニッポンにも元気な人たちのアクションがあちこちで始まっており、とても頼もしく感じているのも事実です。
      

         

         
昨年12月、元気な空気を作り続ける皆さんと
中国四川省成都市の古跡である武侯祠を訪ねました。

  
Dsc_7518

   

ここは三国志の英雄が祭られているのですが、
この武侯とは、もともと三国時代の丞相(じょうしょう)である
諸葛亮(諸葛孔明)を祀る霊廟です。

     
   
4年ぶりに再訪し、孔明の塑像を前にして、
迎える新年は、
少しでもピンチをチャンスに変える知恵と
次代を見据える構想力と視点を強化して、
命を削ってでももっともっと役に立ちたい

と加護を念じてきました。

  
Dsc_7534      
Dsc_7538

      

       
ニッポンの、そしてアジアの、世界の、地球の持つ、素晴らしい自然や文化、歴史、技術、人情などを守り続けるためにも、果敢に既成概念を突破して挑戦する皆さんを応援したいと願っています。

      

      
今年もどうぞよろしくお願いいたします
                 
                        合掌
            

晦日締句

       
今年、あまりの艱難が続いたニッポン人なら誰でもそうだったと思うのだが、僕も
いまは立ち止まってはいけない、と
何かに背中を押されるように飛び回っていたら
あっという間に大晦日になってしまった。

       
     

一体、今年僕は地域のためにどれだけの事が出来たんだろう?

     

少し振り返ってみれば、
昨年は宮崎県で発生した口蹄疫に多くの仲間の苦悩を垣間見、
今年に入っては、同じ宮崎の新燃岳噴火に始まって、
東日本大震災の、あの永遠に忘れられない
同時代で、しかも袖振り合った幾多の仲間達の艱難辛苦に触れ、
この600日を超す間、僕はこれほどまで自分の無力感にさいなまれたことは無かった。

 
それまで、ピンチをチャンスに変える発想と実践を信条にしていた僕がだ。
     

     

もう一度問う。

一体、自分にどれだけの事が出来たんだろう?
               

          

残念ながら、自分を納得させる答えは何処にも見つからない。

          

       
あと一日、静かに考え、そして魂を新たにして2012年を迎えよう。

      

     

     
今年も、本ブログに多くの皆さんに立ち寄っていただき
心から厚くお礼申し上げます。

        

来年もどうぞよろしくお願いします。

    

       

年末ぎりぎりまで出張が続き
すべての皆さんに、年末年始のご挨拶、ならびに賀状・メール等を欠礼しますことをどうかお許しください。

      

       
皆様のご多幸とご健康を心からお祈り申し上げます。

            
ありがとうございました。

                        敬礼
               

動き続けます

   
暮れもいよいよ押し詰まりましたね。

   
      
2011年は、私たち日本人にとって永遠に忘れることが出来ない一年となりました。

   

そんな今年もあと一週間を残すのみ。

   

僕は、今日24日から、今年最後の海外出張に出かけます。

 
一年を締めくくる意味でも、しっかりと「アジアの今」を観察し、少しでも多くの現場の皆さんの声に耳を傾けてこようと考えています。

   

慌ただしい年の瀬ですが、
どうか皆さん、風邪などには十分気を付けて下さいね。
              

帰国したら、またアップします。
       

今を以て尚、厳しい現実に向き合い続ける東北の元気人の皆さんから喝を入れられた日

                         
夜、仙台空港に降り立った。

  
Dsc_9664

            

あの津波が滑走路をあっという間に呑み込んでいく光景が、ずっと目に焼き付いていただけに、正常に運用されている姿を見ただけで感慨も一際だった。

         

 

13日、仙台市で農水省の主催による「輸出オリエンテーションの会 東北地区研修会」が開催された。

  
Dsc_0194     
      

今年、東北ブロックは未曽有の震災に見舞われ、
復興を目指して日々努力しているさ中にもかかわらず、
多くの熱心な事業者や支援者の皆さんが集った。

     
    
この日は、来年2月に同じ仙台で開催予定の輸出商談会の
事前研修という位置づけでもある農林水産物・食品の輸出セミナーである。

         

㈱ショーライの井阪社長による
実践講座と愛情ある辛口アドバイスは参加者の皆さんにとって
大いにい参考になったと思う。

    
   
Dsc_2580
日本の農産物輸出のトップランナーである青森リンゴも香港で頑張っている(今月)
   
Dsc_3662
山形リンゴも台湾に浸透している(今月)

     
      

また、東北農政局の担当官による放射性物質に関わる規制措置など海外各国の最新事情についての報告は、具体的で分りやすく、非常に参考になった。

            
やはり東北ブロックでは、このテーマが最も切実かつ重要であることを改めて認識した。

      

この日の交流を通じて僕は、
去年の宮崎県で発生した口蹄疫に次いで、
わが身の無力さ、非力ぶりをつくづくと思い知らされた。

     

まだ多くの国々では、福島、宮城、茨城、栃木などの商品に対して、輸入規制をかけている所があって、チャレンジしたくてもままならない厳しい現実に直面しているのだ。

     

      
それでも多くの事業者の皆さんが
真剣に海外販路開拓に関心を寄せている。

      

    

今回、福島県で中小企業の商品開発について
いつも熱い思いでサポートしているSさん、

また、関東で知り合い、
今、宮城県で必死の思いで事業者支援に当たられている
行政官のSさんと再会を果たし、
予想以上に厳しい現場の話を伺って
本当にやるせなく、また皆さんの努力と忍耐に頭が下がる思いだった。

    

いつも以上に、僕の方が学ばせてもらう機会となった。
      

   
Dsc_9930

         
     

わずか一日足らずの滞在だったが、
急速な復興進む仙台の街が、人が、
特別に眩しく、僕の網膜に映った。

   

Dsc_9734
JR仙台駅前で

  
Dsc_9885
ご当地の「福の神」である仙臺四郎もサンタに扮して、笑顔と幸運を振りまいている

  
Dsc_0006

   

何度もニッポン人であることに誇りに思い、
これからも自分に出来ることは何かを問い続けた一日だった。   

            
                  
                    
Dsc_0022

                 

風向きの変化を感じた五都歴訪

             
この間、台湾、香港、四川省、浙江省、上海を廻ってきた。
     
    

10日間でこれだけだから、文字通り駆け足の出張だったが、
僕にとって極めておおきな意味を持つ旅だった。
          

  
Dsc_4619
台湾ではいよいよ総統選・立法委員選挙戦が本格化してきた 様々な課題が炙り出される

    

ひとつは、前半後半と別々の仲間とそれぞれの目的で
今後5年を見据えた事業戦略を構築することが目的だったが、
これまでと全く異なる新たな発想の海外販路開拓のチャレンジが実現できそうな勢いであること。
  
ここに来て、日本の生産者・事業者の底力を見た思いだ。

       
     
また、もうひとつに、訪れた5都市とも
来年にかけて社会経済が大きく舵を切るほどの変化を見せるだろうという様相を垣間見ることが出来たことだ。

     

Dsc_6221
香港のブランド店では、終日、中国大陸からの観光客で長蛇の列が
    

     

報道だけではわからない、路地裏・現場での予兆のシグナルだと感じている。  

   

Dsc_9562
今、中国の都市近郊農村では想像以上の事が起こっている…

    
      

欧州ソブリン債務危機やアメリカの経済失速、中東ドミノ、日本の大震災など、アジアを取り巻く世界では、まさに「想定外」の事が想定外のスピードで連続的に起きている。

   

Dsc_6910
香港・尖沙嘴イーストの繁華街の夜景
      

香港も、恒例のクリスマスの電飾が始まり、
商戦もリーマン以前を彷彿とさせるこれまで以上に過熱気味ではあるが、イギリスをはじめとする欧州と縁の深い香港の金融界の今後は不透明である。
       

      

Dsc_8390
  

四川省では、農村のとんでもない光景を目の当たりにし、
ドンドンと、刻々と、変化変容していることを実感。

   
       
ニッポンにとってピンチでもあり、大チャンスも着想できる。

    
     
今こそ、外から目をそらしてはならない!

       

       
Dsc_2990
台北では我らがユニクロが旋風を巻き起こしている

   
Dsc_2740
台湾某県のLED農業のショールーム。これだけ低コスト投資で作れれば…

  
Dsc_3804
早朝の幹線道路 -台北    IT・電子産業の外需の冷え込みで、懸念もぬぐえない台湾経済

   
     

どの国、どの街もそれぞれの事情と構造的な課題を抱え、今まさに国全体で克服しようと動き出している点では日本と同じ。

       

    

どこの国民も
自然災害や格差社会、既得権益などと闘いながら、
来年こそはと、希望の光を求めて、

みんなみんな頑張ってる

       
     

Dsc_6864
香港の夜景にしばしうっとり

         

            

今日からまた一週間、東北、そして北海道をほぼ横断する。

  
どんな元気人との出会いがあるんだろうか。
                     

素顔も化粧姿もどちらも美しい

         
札幌に来た。
        

数えてみたら、北海道に来るのは今年6回目のようだ。
    

Dsc_1647
この日は気温3℃で、いつもより暖かったのだそうだ
         

今月もう一回あるから、隔月超で通っている計算になる。

  
Dsc_1636

     
    
おかげさまで、会合では再会を喜ぶ生産者や経営者の皆さんが複数いるし、今年海外で共に汗を流したり、苦労に顔をゆがめた「同志」もいるので、もう北の大地が単なる白い恋人ではなく、白く良きパートナーに変わっている。

  
Dsc_2237
ちなみに札幌でこんなモノを見つけた

        

今、北海道、東北、関東、北陸、関西、中四国、九州、沖縄の各地に
様々な分野で、一緒に汗を流す同志の皆さんがいて、

例えば、海外で「ニッポンを売る!」アクションを起こす時だって、
それぞれの戦略戦術が違うのは当然だが、もとより、動機も背景も異なる訳だから、どのプロジェクトをとってみても、手法もプロセスもゴールも全部オリジナルであり、他の地域の事例はそのまま通じることはほとんどないと言っていい。
       

とかく海外マーケットの比較リサーチやプロモーションにばかり
みんな精を出しているが、それは作業の半ばである。
    

原点・軸足・自己認識を定める作業が足りていない。

     
    
もっとも僕だって、まだまだ開発途上。
     

でも、各地の皆さんと共に汗を流すことで
おかげで貴重な経験法則とデータベースは充実しつつある。

       

コンサルタントがよくやる
過去の成功体験やノウハウの使いまわしなんかやっても
奥深く進歩激しい農業や流通サービス、製造業のどれをとっても
そんなに簡単に成功するほど現実は甘くない。

        
その分、大変だけれども、
ゼロベースで手探りのプロジェクトを起こすと、
行動につながり、何らかの結果が生まれるからやりがいがある。

        

       *          *
                   

さて、
この日も札幌の地で夜遅くまで充実した会合となった。

        
      
翌朝、目を覚ましてみると、外はすっかり雪景色。

  
Dsc_1899       
   

天空から途切れることなくパウダースノーが降り注ぐ。

  
Dsc_2094
   

しかも気温は零下1℃ということらしい。  

  
Dsc_2071
子供はいつだって元気だよなぁ

    

寒波が下りてきたのだそうだ。

   
Dsc_1986
   
Dsc_2004         

     

考えてみたら、明日から師走だもんね。

    
Dsc_2008
      

街はすっかり、白い雪化粧。

 
Dsc_2205

    
昨日の夕方の情景が一変している。

   
Dsc_2196
   
       
昨日の夕方はこうだったのに
  
Dsc_1641
    

わずか一泊の滞在で、こんなこともあるんだ、とビックリ。

    

   
北宋時代の大詩人・蘇東坡が詠んだ詩の一節を思い出した。
     

  
欲把西湖比西子  淡粧濃抹総相宜

(西湖をとりて西子に比せんと欲すれば  淡粧濃抹 総て相宜し)
       

「西湖の美しさを美女西施に例えて言うならば、
薄化粧も厚化粧も、どちらも美しいように
西湖は晴れている時も、また雨に霞んでいる時も
どちらも捨てがたいほど素晴らしい」 というような意味である。

     

札幌の街を美人に例えると
大都会の素顔の風景も美しいし、
雪化粧した白い街頭もまた格別。…である。

  
Dsc_2187    
Dsc_2154
時計台は若葉も似合うし、雪景色もまた宜し、である
       
    

今日から、来月10日まで
また亜熱帯の国2カ所と久々に内陸を訪ねます。

    
   
正直、体が本当におかしくなってしまいそうだ。               
                          

寒さと熱気と

                                  
台北から帰国して、そのまま栃木県宇都宮市にやってきた。

 
Dscn5920

       

前日まで24℃の台北にいたから
余計に 寒っぶい、サッブイ。

  
Dscn5843
夕暮れの田川河畔
           

Dscn5849      

   
餃子の街にもクリスマス気分・・・。

  
Dscn5965

  
Dscn5837
一体、どんな旨さなんだろうか?

  
Dscn5974
餃子を食べれば、それだけ地域も元気になるよね

            

        

去年に引き続き2度目の宇都宮での
地域コーディネーターの皆さんとの研修会。

   

今年もアツい面々が集まった。
          

前夜から研修会にかけて
これから長い間お付き合いすることになりそうな方々の面識もあり、
とても嬉しく感じている。
        
       

ただ、昨年と最も違う点は、やはり
3月の東北大震災のこと。

   
Dscn5939
      

聞けば、僕が想像している以上の様々な逆風と向き合って
一生懸命に耐えて頑張っているということ。

      

これから僕がやらなければならない事は
もっと知恵働かせて、先を見通し、構想することだ。
          

          
Dscn5869

        

それだけに、地域の元気創りを目指す皆さんの気迫を
これまで以上に肌で感じた一日だった。

          
      

Dscn5911
研修会の会場が、あの元巨人軍の大投手・江川卓を生んだ作新学院高校の隣だった。また時の人になる気配が…

   
       

明日から北海道に行ってきます。               
              

人に教えたくない店

                
誰にも一軒くらい人に教えたくない旨い店というものがあるんじゃないだろうか。

         
今、僕は台北にいるけども、
この街にその教えたくない店というのがある。

 

ただし、僕の場合意味が少し違う。
          

            
おそらく誰に教えても、あまりに地味すぎて喜んでくれないと思うからである。

 

           
       
この店は、もちろん僕の大のお気に入り。
            

復興南路にあるどこにでもあるような台湾料理の大衆食堂である。

          
おばちゃんたちばかりで切り盛りしている
いわゆる台湾版オフクロの味というやつだろうか。

     
Dsc_85310

       
僕が食べたいおかずが、トコトン揃ってるんだ。
      
                      
Dsc_84710
「涼韮菜」  柔らかく茹でたニラに鰹の削り節を乗せただけのシンプル料理。この店に来たら、必ずこれを所望する

 

味も濃すぎず、薄味傾向なのもお気に入り。

   
Dsc_84880
「肝連肉」  スープを摂ったあとの出汁ガラのようなもの。まったく油っ気が抜けている。味も素っ気も無いパサついた肉を、たっぷりの刻み生姜ととろみの効いた旨タレで頂く。スソものを美味しく食べる台湾人の知恵。C級グルメだな。
         

           

そして何よりも一人で頼んでも、おかず一品の量が少ないからいい。
         

    
Dsc_85360
メニュー兼注文票 自分で書き込むフォーム
               

        
海鮮やら精肉など派手な食材は一切なし。
          

     
Dsc_85270
「台湾版揚げ豆腐」  熱くて舌が焼けそうだ。臭豆腐ではない。外はカリカリ中はトロトロ

 

         
野菜や豆腐、臓物、魚などばかり。

    
Dsc_85110
最近僕がはまっている虱目魚(サバヒ)という魚の生姜味スープ

           

加えて僕が行くと、どのおばちゃんも親切にしてくれるほどの仲良し。
            

もっとも一度だって安くしてもらったり、一品余計に付くなんてことはない。
         
親しげに話しかけてくれること。ただそれだけ。
       

Dsc_84950
唯一の卓上調味料が黒酢ときているから、酢好きの僕には最高!

 

           
とにかく安心して食べられる店なんだけど、
人に教えても、絶対に気に入ってもらえることはないこと請け合いである。

         
だから教えたくない店なのだ。
          

でもこの日も駆け込むように初日から立ち寄ったのだが、
今回は時間がとれそうにないので、一度で終わりそうだ。

 

Dsc_84820

                  
僕は今、馴染みの店というのは、日本の地元より
アジアの街の方が多いと思う。

            
         
聞いても無駄だよ。

僕が直接案内しないと教えてあげないんだから…。