(前々回より続く)
どこまでも続くかと思われるほど広い畑をひたすら見て回る。
「すこし気分転換もいいんじゃないですかね」
と、指差された遠くへ目を移すと、
なんだか黄色い帯のようなものが見える。
菜の花? まさか10月に咲くはずなんてありえない。
近くに寄ってみたら、さらにビックリした。
向日葵(ヒマワリ)だった。
まさか、こんな季節に、その上、北海道の東の果てで・・・。

そう、小麦を刈り取った後、ヒマワリを植え、
種がつく前に、このまま土に漉き込んで土壌改良用の肥料にするのだ。
なんだかかわいそうな気がするが、これも自然を生かした知恵。
幹線道路からずいぶん離れているので、
およそ観光目的ではないことがわかる。
おそらく誰にも気付かれないこの畑で、
でも懸命に美しい花を咲かせている。
月見草ではない、ヒマワリなんだ。
日本全国で、そして今ではアジアをはじめ世界の食卓を飾り始めた日本の食材も、人知れぬオホーツクの大地で、こんなにも元気に花を咲かせたり、実らせているんだ。
10月のオホーツクの大地とヒマワリ
改めて自然と農業への敬意の念を感じた瞬間だった。








































